モリー先生との火曜日 ミッチ・アルボム

今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「あなたの号泣本」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時

試聴はこちらからできます。

https://yumepod4.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/07/8-2_honsuki-club_20190711.mp3

ラジオネーム ぶるぼん
ミッチ・アルボム「モリ―先生との火曜日」です。

① この本のオススメどころ
生きていると遭遇する問題を深く掘り下げて考えさせられる点がオススメです。それは愛であったり、許しであったり、家族であったり、結婚であったり、老いることや死ぬことであったり。

舞台はボストンの郊外。
ミッチは大学卒業後疎遠になっていた恩師のモリ―を久々に見たのはなんとテレビ。
モリ―はALS(筋萎縮性そくさく硬化症)を発症し、死につつある状態。
16年ぶりに訪れた恩師のもとで、ミッチはモリ―と毎週火曜日に様々なテーマについて話し合うという内容。

それはモリ―が亡くなるまで続きます。
その内容は多くの人にとって身近な問題なので、読んでいる私にも悩んだことがある問題だったり、恐れている問題だったりすることが多いです。

毎日の生活の中で、日々生きることに一杯いっぱいになってるけど、ふとした時に恐怖が襲ってくることってありませんか?
もし私が死んだら残された家族はどうなるだろう?とか。

私はこの本を読むまでそのことがとてもとても怖かったのですが、この本を読み、モリ―の状況や語ることを読むことで自分の考え方、見方、物事の捉え方が変わっていきました。
自分なりに深く考えたからだろうなと今は思っています。

② この本との出会い
好きな舞台俳優さんがこの本の朗読劇に出演することになったのがきっかけです。
観る前に読んでみようと思って手にとりました。

③ 直近の号泣した出来事
まさに見ようとしてたテレビが壊れた時ですね。
結局友人が録画してたので、それを見せてもらったのですが、「なぜ!今!このタイミングで!」って突っ込みながらテレビにむかって号泣してました。


【あらすじ】
スポーツコラムニストとして活躍するミッチ・アルボムは、偶然テレビで大学時代の恩師の姿を見かける。
モリー先生は、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていた。
16年ぶりの再会。モリーは幸せそうだった。
動かなくなった体で人とふれあうことを楽しんでいる。
「憐れむより、君が抱えている問題を話してくれないか」モリーは、ミッチに毎週火曜日をくれた。死の床で行われる授業に教科書はない。
テーマは「人生の意味」について。


著者 アルボム,ミッチ
フィラデルフィア出身。
1970年代後半、ブランダイス大学の学生時代に、社会学教授のモリー・シュワルツと出会う。
卒業後、プロミュージシャンを目指すが、挫折。
コロンビア大学でジャーナリズムの修士号を取得し、デトロイト・フリープレス紙のスポーツコラムニストとして活躍。
鋭い洞察と軽妙なタッチのコラムは高い評価を受け、AP通信によって全米No.1スポーツコラムニストに過去13回選ばれている。
2003年9月に発表した初のフィクション『The Five Poeple You Meet in Heaven』(邦訳『天国の五人』、NHK出版)は全米ベストセラー1位を獲得。現在、妻ジャニーンとミシガン州フランクリンに在住 

余命3年 社長の夢 小澤輝真

「元受刑者にせよ、中卒者にせよ、障害者にせよ、仕事があるということは、とても重要なのだ。そして、どのような人でも、必ず能力を発揮できる仕事はある」

著者の小澤輝真氏は父親の会社、北洋建設株式会社の代表取締役社長である。
父親から譲り受けたのは会社だけではなく、「脊髄小脳変性症」という病もだった。
この病気は親が原因となっている遺伝子を持つと子供には半分の確率でその遺伝子の変化が伝わる。
小澤氏の父親もこの病気で亡くなっている。

小脳などの神経細胞が少しずつ萎縮していく進行性の病気で、言語や運動の機能に障害が起こる。
小澤氏は表紙にもあるように車いすを利用している。
医者から「余命はおよそ10年でしょう」と宣告されてから7年経った。
なので、「余命3年」なのである。

小澤氏の会社は父親の代から、元受刑者を受け入れている。
仕事だけではなく、居場所づくりである。

人は仕事さえあれば再犯しない

元受刑者は出所しても仕事が直ぐには見つからず
元受刑者だという事がわかって首になるケースもある。
住む場所がなく、出所時にまとまったお金も無く、結局は三度の食事と雨風をしのげる場所を求めて、あえて微罪を犯して刑務所に戻るケースも多い。

会社では過去をオープンにする。
先輩から過去を話し、アドバイスもし安心感が生まれる。
初めからオープンにすることで隠し事は無くなり嘘もつかなくてよくなる。

北洋建設だけが元受刑者の働きやすい場所では根本的な解決にはならない。
小澤氏は少しでも元受刑者が仕事につけることができるように国へも働きかけている。
再犯で刑務所に戻れば、その費用は税金で賄われている。
元受刑者達が自立できることが、節税にもなるのである。

人生で一番大事なものは自分

一番大切なものはと聞かれて小澤氏は
「家族や友達を大切に思うのも、お金を使うのも自分です。
だから自分を大切にしてください。
将来、いやなことがあっても自分を守ってください」
と答えている。
全ての人へのメッセージだ。

「脊髄小脳変性症になったからこそできたこと、実現したことがたくさんある」
どこまでも前向きな小澤氏の人生と未来がここに記されている。


【感想】
病気を発症し余命が宣告された後に小澤氏が残りの命をどう使いたいか考えた。
でてきたのは「元受刑者らの就労支援をより進めてていこうと思った」
この一文に痺れた。

これまで自分がやりたくてできなかった事をする…のではなく
家族と残された時間を密に過ごす…ではないのだ。

私が余命を宣告されたならどうするだろう??
自分や家族、友人以外の誰かのために生きるという選択肢は今の所無い。
社長であれば、社長職を譲り家族や友人たちと過ごし
自分の為に残された時間を使う。

小澤氏に残された時間は後3年。
私が小澤氏に出来ることはないだろうか…と考えた。
まずは、この本を買い、レビューを書き、拡散しよう。

【目次】
はじめに
第1章 余命宣告
第2章 経営者になる
第3章 仕事と再犯
第4章 霞が関
第5章 大切なもの

あさ出版
200ページ
2019年7月12日第1刷発行
本体価格 1400円
電子書籍あり

著者 小澤輝真
北洋建設株式会社代表取締役社長
1974年、北海道札幌市生まれ。
1991年、創業者である父の死に伴い、17歳で北洋建設入社。
2012年、父と同じく進行性の難病である「脊髄小脳変性症」を発症し、余命10年と告げられる。
2013年より現職。北洋建設は、創業以来500人以上の元受刑者を雇用。
「人は仕事があれば再犯をしない」という信念のもと、余命宣告以降、より積極的に受け入れを進めると同時に、大学院へ進学し「犯罪者雇用学」を専攻。
企業が元受刑者を雇用しやすい環境づくりを訴えている。
2009年、放送大学教養学部卒業。
2012年、日本大学経済学部卒業。2015年、放送大学大学院修士課程修了。
東久邇宮文化褒賞、法務大臣感謝状など受賞・表彰多数。

死ぬくらいなら会社辞めればができない理由  汐街コナ/ゆうきゆう

「まだ大丈夫だと思ってた」

この本は著者自身が残業続きで過労のため、危うく自殺をしかけてしまった経験から書かれてあります。

「できない」と「頑張っていない」はイコールじゃない

・冷静に「できない」原因を特定し、解決策を練る
・人に相談する
・「がんばること」を目的としない
→「できるようになること」が大切
★月平均80時間以上残業をしてまでがんばることはやめる

普段どおりのことができない時点で十分におかしい

・ある日突然、起きられない動けなくなる
・悲しくないのに勝手に涙がでてくる
・食欲不振、不眠はうつの初期症状
・自分が今ストレスを受けていると自覚することが大切
・身体が丈夫な人ほど自覚しづらい
→会社を休んで自分の心と身体をメンテナンスしよう
★何があっても大丈夫な人は存在しない

逃げるが勝ち

・自分を犠牲にするのはほどほどにする
・「まだマシじゃん、私なんて…」の不幸競争には参加しない
・考えても解決しないことは考えなくていい
・足が骨折したら病院に行き治療を受けて休む、心も折れたら治療受けて治す。
★日常生活で支障がでるようなら心療内科やメンタルクリニックを受診する
 ・眠れない状態が1週間以上続く
 ・好きな料理を目の前にしても食欲がない
 ・会社に行く日の朝が憂鬱、吐き気のような症状がでる
 ・好きなことや趣味が楽しく思えない
 ・死について考えることが増えてきた
 → 以上の5点のうち3つ以上当てはまるなら受診する

自分の命と人生を優先に考える


・家族を養わないと…
・会社や顧客に迷惑がかかる
・親に心配をかけられない
・すぐに辞めたと家族に言えない
・できない奴だと思われたくない
→ 他人を中心に考えない
  会社はあなたの身体のことを考えてくれない
  自分の身体は自分で守る
・俺がやらねば誰「か」やる
★過度のストレスを受けると、逃げ出すという選択肢が見えなくなる
★「休む」「辞める」の選択肢が見えているうちに行動してみる

辞めたら辞めたでなんとかなる

・まずは自分をいたわる
・転職はできる
・「立つ鳥跡をにごしてもいい」と開き直る
★世界で一番あなたのことを理解しているのは、あなた自身

【感想】
この本を読むまで「死ぬくらいなら会社を辞めればいいのに」と思っていた一人です。
なぜ「辞める」という決断ができないのか…。
その判断ができないところまで追いつめられていることが、イラストでわかりやすく書いてありました。

当事者の実体験と精神科医の先生とのコラボなので、心療内科へのかかり方やどのタイミングで通院すればよいのかなども、各章の後にコラムとして掲載されていまする

私も以前職場でパワハラにあって、うつの診断がされ仕事を休みました。
パワハラ以外にもサービス残業もあり、休みの日も研修などでゆっくりすることが少ない職場でした。
一番忙しいときに休み、当時管理職だったので、復帰してからも他の社員と信頼関係を取り戻すに時間がかかりました。
一年後には配置転換をしてもらい心機一転で臨むことができました。
結局はその2年後にはその会社を辞めて、今は自分のライフスタイルに合った職場に再就職しました。

自殺までは考えませんでしたが、朝仕事に行くことが出来なくなったその日に心療内科に通院して休職の診断が出たときはホッとしたのを覚えています。

今、残業ばかりで自分の時間が持ててない人、そんな人が家族や友人に居る人
ぜひこの本を読んでください。



【目次】
プロローグ 昔、その気もないのにうっかり自殺しかけました。
第1章 なんで死ぬまでがんばりすぎちゃうの?
第2章 心のSOSに気がついて
第3章 がんばらない勇気
第4章 自分の人生を生きるために
第5章 世界は本当に広いんです
最終章  自分を犠牲にしてがんばりすぎちゃう人へ

あさ出版
160ページ
2017年4月10日第1刷発行
本体価格 1200円
電子書籍あり

著者 汐街コナ
広告制作会社のグラフィックデザイナーを経て漫画・イラストの活動を開始。
装丁画・挿絵・ゲームキャラクターイラスト等をてがけている。
デザイナー時代に過労自殺しかけた経験を描いた漫画が話題になり書籍化。


汐街コナ公式サイト

https://shiokonako.wixsite.com/illust-home

監修 ゆうきゆう
精神科医。
ゆうメンタルクリニック総院長。
医師業のかたわら、心理学系サイトの運営、マンガ原作、書籍執筆なども手がける著書
「5秒で好かれる心理術」
「ゆうきゆうのこころのサプリ」
「2秒で本音がわかる心理術」ほか多数

最後まで読んで頂きありがとうございます。
当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。
また読みに来ていただけると嬉しいです。

「孤高の人」新田次郎

「山へ登るならその前にコレだけは読んでおけ!」

ホンスキーズBOOK「オススメの山の本」

オススメ人 岐阜県 ラジオネーム てるてる坊主

この本のおススメどころ

先ずは、この作品が新田次郎作のフィクションでありながら、殆どが史実に基づいていて、各人物のモデルも実在していた事。

1930年代前半、高峰の冬期登山が一般的ではなかった時代にたったひとりで厳寒の北アルプスを駆け抜け、「不死身の加藤」との異名をとった加藤文太郎(本名)。

風雪の槍ヶ岳北鎌尾根に消えたその生涯を描きながら、人は何故山に登るのか?の問いに答えようとした作品です。

 

この本との出会い

高校時代に先輩から登山部に誘われて「山へ登るならその前にコレだけは読んでおけ!」と言われ渡されました。

 

「山」に関する思い出

やはり高校時代に槍ヶ岳(北アルプス)に登った時の事ですかね、そこから延びる北鎌尾根を、ああ、ここで「孤高の人」の加藤文太郎が遭難した所かと、感慨深く眺めたのを覚えてます。

あと上高地でテントを張って寝ていたら、川が増水して流されかけた。(笑)

 

 

♫山岳小説 ノンフィクション

(サイト NAVER より)

https://matome.naver.jp/odai/2138365976595926101

 

・加藤文太郎「新編 単独行」

1930年代前半、国内高峰の冬期登山が一般的ではなかった時代に、たったひとりで厳寒の北アルプスを駆け抜け、「不死身の加藤」との異名をとった加藤文太郎。

風雪の槍ヶ岳・北鎌尾根に消えたその生涯は、新田次郎の小説『孤高の人』(新潮社)でも知られ、谷甲州の『単独行者』(山と溪谷社)にも描かれているが、彼の真実は残された著作にある。

 

・沢木耕太郎「凍」

最強のクライマーとの呼び声も高い山野井泰史。

世界的名声を得ながら、ストイックなほど厳しい登山を続けている彼が選んだのは、ヒマラヤの難峰ギャチュンカンだった。

だが彼は、妻とともにその美しい氷壁に挑み始めたとき、二人を待ち受ける壮絶な闘いの結末を知るはずもなかった――。

絶望的状況下、究極の選択。鮮かに浮かび上がる奇跡の登山行と人間の絆、ノンフィクションの極北。

 

・山野井泰史 「垂直の記憶」

2002年秋、山野井泰史は、ヒマラヤの難峰ギャチュン・カンに単独登頂後、下降中嵐につかまり、妻・妙子とともに決死の脱出を試みて奇跡的に生還した。

この衝撃的な生還を機に、自らのクライミングの半生を振り返り、難ルートから挑んだ高峰への思いを綴る。

すさまじい登攀への思いと「日常」の生活も著わした、氏の再起への物語でもある。

 

・新田次郎「銀嶺の人」新潮文庫 上下

仕事を持ちながら岩壁登攀に青春を賭け、女性では世界で初めてマッターホルン北壁完登を成しとげた二人の実在人物をモデルに描く。

 

・上村直己「青春を山に賭けて」文春文庫

型破りの青春を語り尽くした巨篇
大学時代、ドングリとあだ名された著者が、無一文で日本を脱出し、五大陸最高峰に初登頂し、アマゾン筏下りに成功するまでの青春記

帯に野口健の「高校の停学中、この本と出合った。そして僕は山に登り始めた」とあります

RFA協会 リーディングファシリテーター

「ホンスキー倶楽部」

パーソナリティ ぐーりん

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