刑事魂 松浪和夫

「犠牲になる覚悟のない人間に、警官である資格はない」by 三島

Facebookで本好きのグループに入っているのですが、
そこでお友達が松浪和夫氏の「ワンショットワンキル」を紹介していて
そのレビューにそそられてシリーズ前作の「魔弾」を借りようと図書館に行くと
「魔弾」は無かったのですが、この本があったので借りて読みました。

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最強船長と最高に愉快な仲間たち 1 宮澤花

「世界をめぐって魔王を倒す。それが私の運命か」by ティンラッド

【あらすじ】

ここはソエル王国
魔術師オウルは路地裏で小さな占いの店を出している。
店じまいをしようとしたときに一人の男が手相を見てほしいと来た。
オウルは面倒くさく適当に「素晴らしい手相で、魔王を倒せるかもしれない」
と伝えると男は本気にし魔王を倒す旅に出るという。
そしてオウルに「言った責任があるから見届けろと」と
一緒に旅をするように強要する。
始めは抵抗していたが、ティンラッドと名乗る男の強引さに負け共に旅をする。

ティンラッドは確かに強く魔物が襲ってきても次々と倒していく
オウルは魔術でティンラッドを護衛する。
そんな二人が魔王を探し旅を続けていくうちに商人のロハス、神官のアベルと
ティンランドは知り合った人物を次々と自分の旅の仲間に引き入れ
オウルはその度に嘆くのだった。

そんな一行がたどり着いたのは、魔術師が居る西の砦だった。

 

 

 

 

 

【感想】

オウル目線で物語は進行します。
ティンラッドは闘い以外は興味がなく
ロハスは商人根性丸出し
アベルはもともと妖怪の様な設定
と、オウルの嘆き満載です(笑)

たぶん、このでこぼこなパーティーが旅をしていく中で
最強のパーティーに変わっていくのだろうな。
という予感がします。

文章で読むよりコミックやアニメにする方が楽しめる作品です。
アニメ化になって欲しいなぁ。

オウルの愚痴っぽさが気になるところではありますが
冒険ものが好きな方におススメです。

講談社レジェンドノベルス
320ページ
2019年2月7日第1刷発行
1200円(本体価格)
電子書籍あり

著者 宮澤花
島根県人の両親を持つ神奈川県育ち。
きなこは青大豆派。
物語が好きで気が付けばいつも何か書いている。
「小説家になろう」に2013年より投稿を開始。
本作がデビュー作となる。
宮澤花 ツイッター

人口論 原作 : マルサス マンガ : Teamバンミカス

「すべての人間は人口の原理によって支配されている」

原作者のトマス=ロバート・マルサスも人口論も全く知らなかったのですが
マンガなら少しは理解して読めるのではないだろうか
という好奇心から読んでみました。

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メモの魔力 前田裕二

「メモの本質はノウハウではなく姿勢…とにかく書くこと」

この本との出会いは本屋さんで見かけてはいたのですが、
参加しようと思っていた読書会の課題本になっていたので購入しました。
最初、読んだときはしっくりこなかったのですが
読書会のために感想言わなきゃ…と、じっくり読むといろいろ気づきがある本でした。

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雪わたり 宮沢賢治 絵 : 方緒良

「だまされたという人は大抵お酒に酔ったり、臆病でくるくるしたりした人です」by 紺三郎

雪が凍って大理石よりも固くなる、そんな冬の日。
四郎とかん子のきょうだいは子ぎつねを呼ぶ歌を歌って遊んでいると
森の中から子ぎつねが出てきました。
名前は紺三郎。
紺三郎は二人にきびだんごをあげようと言いますが
二人はウサギの糞でできてるのでは?
と疑います。
紺三郎は人をだますなんて無実の罪をきせられていると訴えます。

紺三郎は二人を幻燈会に誘います。
幻燈会がある夜、四郎とかん子は出かけます。
兄達に「行きたい」と言われますが
11歳以上はキツネの学校の父兄以外は入れない決まりのため
仕方なく鏡餅を土産に持たせ二人を見送るのでした。

幻燈会は林の中で行われていました。
キツネの子ども達がたくさんいます。
紺三郎の司会で幻燈会は始まりました…。

 

 

 

 

 

【感想】

この絵本を読むときに音読してみました。
途中で歌もあり、適当な節をつけて歌いました。
とても素朴で穏やかな言葉が並んでいます。

子どもと子ぎつねとの交流を書いていて
「きつねは人をだますもの」という固定観念を取り除き
子どもも子ぎつねも一緒で、お互いに認め合える存在として
描かれています。
それもまた宮沢賢治が理想郷とした、イーハトーブなのでしょうか。

絵も白と黒の濃淡で表現で、それがとても柔らかく
優しい絵となっています。
最後に四郎とかん子を迎えに来た兄達の姿にホッとします。

現代なら小さな子ども2人だけで夜に出かける…という事は
まず無いでしょうが、絵本の世界に自分たちを投影させて冒険ができる。
これが読書の醍醐味だと思います。
私も小さい頃に本の中に書かれてある世界に自分も一緒に入り込み
ワクワクドキドキしました。
ちょっとした時間に絵本を読むと心が和むのでおススメです。

 

 

 

 

 

 

 

mik ihouse
1500円(本体価格)

著者 宮沢賢治
(1896-1933)明治29年、岩手県花巻生れ。
盛岡高等農林学校卒。
1921(大正10)年から5年間、花巻農学校教諭。
中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。
教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立。
農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化。
最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。
(新潮社の著者プロフィールより引用)

著書
「注文の多い料理店」
「セロ弾きのゴーシュ」
「銀河鉄道の夜」
「風の又三郎」など多数

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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また読みに来ていただけると嬉しいです。
グッドレビュアー

プロフェッショナルな読者

0から1をつくる 本橋麻里

「カーリングが人生なのではなく、人生の中にカーリングがある」

この本をみつけたときに「本橋麻里さんて誰だろう?」とピンときませんでした。
簡単な本の紹介を読んで、カーリングで銅メダリストのキャプテンと知り
「ああ、あの人か」と納得しました。
平昌オリンピック開催中は中継をずっと見ていたので
興味を持って読みました。

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