スマイリング !  土橋章宏

「俊太 ! トレインを組むぞ !

関口俊太は函館市に住む中学生
自転車が好きで友達と一緒に函館山を登る。
昨年、行われたロードバイクレース、ツール・ド・函館を
間近で見て俊太を含めてクラスメイト達は熱狂。
海外ブランドの自転車を買ってもらったが
俊太は母と二人暮らしのためママチャリで
友人達の後ろを必死でついていっていた。

今年のツール・ド・函館はジュニア部門があると知り
色めき立つ友人たち。
レースに向けて練習を始めるが俊太はそこには居なかった。

自転車を買ってとは母に言えず
でもロードバイクを諦めきれず
近くにある「岩熊自転車」で自転車を眺める毎日。
最初は俊太を邪険に扱っていた店主の岩熊だったが
俊太の家の事情や自転車への思いを知り
俊太の自転車をチューンアップする。
岩熊は実はロードバイクチームのメカニックだった。
俊太と岩熊、二人三脚の練習が始まる。


私の住んでいる町は坂が多いので
街乗り用のロードバイクに乗っています。
知人会うとたまに「カッコイイね」と言われ
嬉しくなります。
俊太と岩熊の練習の中で、坂の上り方や
下りのカーブの曲がり方なども書いてあって
フムフムと思いながら読みました。
自転車物は近藤史恵さんの「サクリファイス」以来です。
読んでいると自分もレースに挑戦してみたいなぁ
と思ってしまいます。
沖縄で開催される大会には、のんびり海岸線70kmを走る
小学生から参加できるファミリーコースがあるので
そこから参加できればと思っています。
来年には!!

 

 

 

 

【目次】

第一章 はみ出し者
第二章 強さの証明
第三章 決戦

著者 土橋章宏
1969年、大阪府豊中市生まれ
関西大学工学部卒業
「超高速 ! 参勤交代」で作家デビュー
同名映画で第38回アカデミー賞最優秀賞脚本賞を受賞
著書
「幕末マラソン侍」
「天国の一歩前」
「引っ越し大名三千里」など

土橋章宏ツイッター

ハーバードの人生を変える授業 タル・ベン・シャハー

「自分は幸せになるために何を実行したか、何を実行しようとしているか」

毎日生活しているなかで、「あ~、今日もなんとなく1日が終わった」
「やりたかったことがあったけど時間が無かった…」
と思ったことはありませんか?

家事と仕事で1日の大半を占めるなか、趣味や副業もしたいけど
見たいテレビもあって、24時間では足りない。
どうすればこの生活を変えることができるだろうか…
と思い手に取った本です。

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パンダ銭湯 tupera tupera

「にてるからきをつけて ! 」

今は見かけることが少なくなった銭湯
あなたの家の近くにはまだありますか?



小さい頃は家にお風呂が無かったので銭湯に行ってました。
友達と一緒に行くとついついふざけて
湯船で泳いで知らないおばさんに怒られたこともありました。

大人になって一人暮らしを始めてからも
しばらくはお風呂がついていないアパートだったので
仕事に行くカバンの中にミニお風呂グッズを持っていて
帰りに銭湯へ毎日行ってました。

サウナが銭湯にもあるようになり
サウナと水風呂を行き来している年上の女性をみて
「かっこいいなぁ、あんな風にサウナを利用したいなぁ」
入ってはみたものの、すぐにギブアップ
出てもしばらくは視界がピンク色に…

お風呂のある家に住むようになってからは
行かなくなりましたが
子どもができ、近くに銭湯があったこともあり
たまに行ってました。

その銭湯には洗い場がある壁が水槽になっていて
大きな鯉が何匹も泳いでいて
当時、子ども達は鯉に目が釘付けでした。

長男は男湯、長女と私は女湯なので上がる前には
「あがるで~」と男湯に向かって声をかけたり
保育園の仲良し家族と一緒に行った時は友人が
「あっ、石鹸がない~、石鹸投げて~」と男湯に向かって叫び
えっ?石鹸が飛んでくる??
と思っていたら、友人の長男が男湯から女湯まで
石鹸を持ってきてくれました。

お風呂から上がってジュースを飲むのも
楽しみのひとつ。
ビンに入ったコーヒー牛乳
いちご牛乳も美味しかったなぁ
子ども達はよくマミーやラムネを飲んでました。


そんな楽しい思い出がたくさんある銭湯
今回の紹介する絵本「パンダ銭湯」
「パンダだけが入れる銭湯」のお話です。


そこにはあきらかにされていなかったパンダの生態が…。
もう目からウロコの展開です。
売っているジュースは「サササイダー」
洗い場にあるリンスは「ささのかほりリンス」
パンダワールド全開です。

お父さんパンダと子どもパンダのやりとりもほっこりします。
たまには銭湯にいってみようかなぁ
って思いますよ。

 

絵本館

著者 tupera tupera
亀山達矢と中川敦子によるユニット
絵本やイラストレーションをはじめ
工作、ワークショップ、舞台美術
アニメーションなど様々な分野で
幅広く活躍している。
NHK Eテレの工作番組
「ノージーのひらめき工房」の
アートディレクションも担当

著書
「しろくまのパンツ」
「かおノート」
「さんかくサンタ」
など

筋トレ最強の食べ方  Testosterone

「夜に食べ過ぎたら、反省はしても後悔はするな」

この本は私が「水・筋トレ・タンパク質」を意識した生活を始めて
体重が減る、筋肉がつく、疲れにくくなるといった成果が
出てきたときに知人に紹介された本です。


筋トレと言っても
・スクワット・腹筋・膝つき腕立てを20回、朝と夕の2回する
・駅ではエスカレーターを使わず階段を使う
ぐらいでしたが、体重が2週間で2kg減り
その後2か月で5kg痩せてリバウンドはありません。
太ももで止まっていたズボンも履けるようになり
疲れにくくなりました。

この本が紹介しているマクロ管理法とは?
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『むなしさの正体 正しい幸せの求め方』 武田双雲

目標を達成した後に何故だか「むなしい」気持ちになることがありませんか?

書道家の武田双雲さんは自ら発達障害であることをオープンにして講演活動も行っている書道家です。
この本は誰もが抱える「むなしさ」についての正体とその付き合い方を書いています。

双雲さん自身も子どもの頃にむなしさを感じたそうです。
家にいても学校にいても、気が休まらない。
言いたい事が伝わらず何をやっても上手くいかず、
心の中にはもやもやしたものが、ずっと溜まっている状態。

そうそう私もそうだった。
仕事で任されたイベントを成功させたのに、達成感は一瞬だけで後はなんだかもやもや…
そのうえやる気もでなくなった時がありました。

いろいろなむなしい状態を経験しての共通項は
「受動的な人生だった」


「むなしさ」の原因は未来志向・成長主義が原因

 

 

え?何故?
未来志向って前向きでいいんじゃないの?

目標設定が具体的であればあるほど、
目標が達成された時にやってくる「むなしさ」
それは、燃え尽き症候群とも似ているかもしれません。

じゃあ、むなしくならない為にはどうすればいいの??

「成長にこだわり過ぎない(拘らないではないですよ)
そして、今、目の前のことを楽しむ!!
目標を数値化せず、目標達成に拘らず「ビジョン」を描くことを習慣づける」

と、あります。

「目標」と「ビジョン」の違いは???

「世界中の人々が楽しく暮らす、そんな夢を描きながら、それを忘れるくらい自分が瞬間瞬間を楽しむ。
出会う人、目の前の人を楽しませる」

具体的な目標ではなく、その先にあるもの…と私は捉えました。

「過去は変えられる」
「感情が事実を呼びこむ」
「自分をチューニングする」
「あるものリスト」
「トラウマに苦しまない方法」

など、むなしさと付き合い自分をコントロールする、
すぐにでもできる具体的な方法も書いてあります。

実際私も自転車通勤で、細い道で前を歩いている人が真ん中を歩いていたりすると
「もうっ、行かれへんやん(関西人です)」と心の中で毒づいてました…が
この本を読んだ後は、擦れ違う人全員に心の中で「おはよう~」と呟いていたら、
なんだか気持ちがご機嫌さんに(^^♪

少しはチューニングできたかも

そして、書道家ならではの文字の説明もこの本の魅力です。
「頑張る」…「頑なに張る」
「嘘」…「口に虚しい」
「儚い」…「人の夢」

 

ちょっと不思議でなんだか元気がもらえる双雲ワールドに浸ってみませんか

おススメの一冊です

【目次】

まえがき
・むなしさを考えるきっかけ
・僕も子どものころは、むなしさに苦しんだ
・受動的な人生はむなしい
・武田双雲がむなしさについて語る意味

第1章 むなしさの正体を解く
●未来志向・成長主義がむなしさの原因
●むなしさの方程式を解いていく
●虚実のバランス
●期待しない。明確な目標をもたない
●むなしさを消してくれる脳内物質がある?

第2章 むなしさいろいろ
●つかみ系の人は自分のむなしさに気付かない?
●競争で勝つことに意味はない
●なぜ名誉を得てもむなしいのか
●外的要因に影響されると燃え尽き症候群になりやすい
●トラウマにとらわれるむなしさ
●むなしいときこそ満たされるチャンス

第3章 僕がいま、むなしくならない理由
●むなしさとのバランスの取り方
●世間の評価にとらわれすぎない
●感情が目の前の事実を呼びこんでくれる
●我慢するよりも大事なのはチューニング

第4章 むなしさとの付き合い方
――上手にチューニングする実践法
●むなしさは消せないけれどチューニングは可能
●自分に噓をつくむなしさ
●むなしさを減らしていくには人称を上げる
●自分のほうから満たされ続ける効果的なコツ
●仕事を楽しむにはまず通勤を楽しんでみる
●むなしさシステムが発動するクセはコントロールできる
●承認欲求を満たされなくてもむなしくない生き方
●カリスマに学ぶビジョンの持ち方
●選択肢の多いなかからベストを選ぶコツ
●むなしさを消すには、まず形から入ってみる
●思いきって競争をやめたら成績は伸びる
●SNSがコミュニケーションのむなしさを助長している
●無理をせず感覚に任せる
●究極のむなしさは死の直前に訪れる?

【こんな人におススメ】

なんだか胸のうちがモヤモヤする
最近仕事が面白くない
人生や仕事で大きなイベントを経験した

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。
当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。
また読みに来ていただけると嬉しいです。

 

 

「晴れの日のは 藍千堂菓子噺」 田牧大和

「今、あの二人を見捨てたら、俺の菓子の味はきっと濁ってしまう」

 

神田、相生町の片隅に店を構える「藍千堂」
晴太郎と幸次郎の兄弟、菓子職人の茂市と
三人で営む小さな菓子屋。

菓子を作るのは、根っからの職人気質の茂市と
兄の晴太郎。
算盤勘定や商いは弟の幸次郎が切り盛りしている。

茶席で出す上菓子から子どもの駄賃で買える四文菓子まで幅広く作っている。
そんな藍千堂に起こる人情噺の第二弾。

 

今回は兄晴太郎が恋に落ちるお話。
兄晴太郎が恋をした相手は
小さな娘を抱え嫁ぎ先から離縁された佐菜。
その佐菜の嫁ぎ先は年番方与力の鎧坂竜之介。
娘が居ると知って佐菜親子を探す鎧坂。
晴太郎の恋は実るのか??

これが今回の主軸ですが、
茂市さんが主役の話や
晴太郎・幸次郎兄弟の母にまつわる話に
節句のお菓子が出てきてホロっとする場面もあります。
金平糖が食べたくなりました。