ロジカルに伝える技術 大庭コテイさち子

「結論を先に理由を後に言う」

ロジカル(=論理的)に発言をしたい、文章を書きたい。
と、思っています。
文章は見直すことができますが、話となると
瞬時の判断が必要になり、また感情も入ってきます。

私は感情がすぐに言葉のはしばしに出てしまい
何度も失敗をしてきました。
伝わる話しかたができればいいなと思って読んだ本です。

“ロジカルに伝える技術 大庭コテイさち子” の続きを読む

料理が苦痛だ 本多理恵子

「手料理だけが家族の健康を担うと思わなくて良い」

私は休日が怖い…。
朝から晩まで「今日のご飯は何にしよう??」
と、一日考えているからです。

特に晩御飯は、おかずは2品、汁ものとご飯。
昨日はメインが魚だったから今日は肉か…。
メニューがすぐに決まるときは良いのですが
なかなか決まらないときは、もうそれだけで憂鬱。

平日も仕事をしながら3時くらいから
「今日の晩御飯は…」と考えています。
そんな時には目にした一冊がこの本です。
題名の「料理が苦痛だ」に惹かれました。

“料理が苦痛だ 本多理恵子” の続きを読む

レイクサイド 東野圭吾

「車はすべて別荘の方を向いて止まっていた」

湖畔の別荘に中学受験を目指す、4人の子どもとその家族が
自主的に合宿を行っていた。
並木家、藤間家、坂崎家、関谷家、塾の講師の津久見。
同じ学校を目指し同じ塾の4家族は「中学受験」という絆で結ばれていた。
並木俊介以外は…。


 

 

 

 

別荘に俊介の会社の映里子が忘れものだと届けに来る。
別荘に興味を示した映里子はそのまま夕食も一緒に過ごす。
俊介は映里子の愛人、妻の美菜子の浮気を疑う俊介は映里子に
美菜子の身辺を調査させていた。
約束の時間に映里子が宿泊するホテルのラウンジに行くが
映里子は現れなかった。

俊介が別荘に戻ると空気が一変していた。
映里子が殺されていた。
妻の美菜子が自分が殺したと自白し、俊介が警察を呼ぼうとすると
藤間に止められる。
美菜子をかばい、事件を隠蔽しようとする。

俊介はなぜ、ここまでして皆が美菜子を庇うのか理解できなかった。
何か違うつながりがあるのか?
この隠蔽は上手くいくのか??



 

 

 

 

 

警察や探偵が全く登場しないミステリーです。
俊介の立場で話は進んでいきます。
中学受験の裏側は「まさか…」と思いながらも
無きにしも非ずか…と思いました。

話の流れで自分は浮気をしてるのに、妻の浮気は許せないのか
と、俊介の行動にはツッコミたくなりました(笑)

文春文庫
278ページ
解説 千街晶之(ミステリ評論家)

著者 東野圭吾
1958年、大阪生まれ
大阪府立大学電気工学科卒業
1985年「放課後」で第31回江戸川乱歩賞受賞
1999年「秘密」で第52回日本推理作家協会賞受賞
2006年「容疑者Xの献身」で第134回直木賞受賞

著書
「さまよう刃」
「白夜行」
「トキオ」など多数

最後まで読んで頂きありがとうございます。

当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。
また読みに来ていただけると嬉しいです。

グッドレビュアー

プロフェッショナルな読者

Run ! Run ! Run! 桂望実

「もがくのは格好悪いことじゃない。立ち止まって、戻ったって構わない」

岡崎優は母と父と兄の4人家族。
父は会社を経営し母は専業主婦。
医大生の兄、翼と青山のマンションに住み
何不自由ない生活を送っている。

優は小学生の頃から走ると常に一位でゴールしてきた。
大学生の時に箱根駅伝で華の二区を走るが完走できなかった父と小学生の時から夜に2時間のトレーニングを行っている。
優が箱根駅伝を走る事が父の夢となっているのだ。

 

 

 

 

 

新設校で最先端のスポーツ科学を導入しているS大にスポーツ推薦で入学し陸上部に入った優は先輩や同級生とも全く交流を持たず一人トレーニングをする。

「陸上は個人競技だから仲間は要らない」が優の主張
「走っていて辛くなった時に仲間の声が励みになる」と言われても、その事が理解できないのだ。

周りから嫌がらせをされても意に介さないのは箱根駅伝は途中通過であり、オリンピックでマラソンに出場し金メダルを取ることが優の目標だった。
そんな中でも、同級生の岩本だけは優に憧れていつも優を庇い何かと世話を焼くのだった。

ある日、兄の翼が事故で亡くなる。
翼を溺愛していた母は少しずつ心が壊れていき翼と優の出生の秘密を漏らしてしまう。
翼と優は父と母がそれぞれ自分の望み通りの子どもを産むために体外受精をし遺伝子操作まで行なっていたのだ。

母は頭もルックスも良い男の子。
父は長距離が得意な男の子を望んだのであった。
そのことを知った優は…。

ちょっと変わった箱根駅伝小説です。
超俺様で生意気な優が少しずつ「仲間」や「友情」を知っていくサクセスストーリーか?
と、思いきや遺伝子操作⁉︎
子どもは親の道具では無いよ〜
と、あらためて思った小説です。

走るのが苦手な私はテレビでの観戦や小説を読む事で納得してしまいますが、体力を維持するためにまずは散歩の時間を作ろうかな。
いや、それより主人公の優の様に起きたら脈拍を測るのが先かも(笑)

 

 

 

 

 

 

 

【目次】

プロローグ
第一章
第二章
第三章
エピローグ

文藝春秋
300頁

著者 桂望実
1965年東京都生まれ
大妻女子大学卒業
会社員、フリーターを経て
2003年「死日記」でエクスナレッジ社
「作家への道 !」優秀賞を受賞しデビュー。

著書
「県庁星」
「ボーイズ・ビー」
「総選挙ホテル」など多数

桂望実オフィシャルホームページ

ルビンの壺が割れた 宿野かほる

「思えば、私の人生はすべてがその時からおかしくなったのです」

水谷一馬は結婚式当日に花嫁が現れなかった過去がある。
30年を経てFacebookでかつての花嫁、未帆子を見つけ
メッセンジャーでメッセージを送る。
2年で3通のメッセージを送っても未帆子からの返信は無かった。
ある日、未帆子からのメッセージが届き
二人のやりとりが始まる。


 

 

 

 

水谷は両親が事故で亡くなり叔父に引き取られたことや
大学の演劇部で未帆子と知り合った頃からのことを
綴っていく。
未帆子も当時を懐かしく振り返り、二人の交流は続く。
2人が知り合った当時、水谷には婚約者がいた。
引き取ってくれた叔父の娘、優子だ。
メッセージのやりとりは二人のお互いの知らない事にも
触れることになっていく。
何故、未帆子は結婚式当日現れなかったのか。
そこには衝撃の事実が…。


話はメッセージのやりとりのみで構成されています。
それは湊かなえさんの往復書簡の様です。
読み進めるうちに水谷、未帆子のそれぞれの過去が
鮮明になっていきます。
読んでいるうちに不快感がこみあげてきました。
最後の頁の一行は強烈で読み終わった後
呆然としました。

何故、水谷は未帆子にメッセージを送ろうとしたのだろう?
人生の方向を変えさせられた復讐だったのだろうか…。
そもそもFacebookを始めた理由は
未帆子を探すためだったのではないだろうか、
と思うと怖くなってきました。
この本を読んで「やっぱりFacebookってこわいわ」
と思う人が少なからずいるのではないかと思いました。

私もFacebookを利用していますが
本好きの友達がたくさんできました。
ネット上の友達だったのが、オフ会に参加して
リアルにも友達にもなり、北海道から九州まで
旅行を兼ねて友達に会いに行くようになりました。
本好きのグループに所属し、他の人たちの書評を読むことで
今まで興味を持たなかった種類の本…
恋愛小説やラノベ、時代小説も読むようになりました。
私の読書の幅を広げ、こうやってブログに書評を綴る様に
なったのもFacebookを通じて本の友達ができたからです。

とはいえ、主人公の様に過去の友人を見つけたことはないので
同じ様に急にメッセージがやってきたら…。
今はプロフィール写真も顔出しして名前も本名を漢字で
公表していますが、アカウントを変えるかもしれません。
そんなことを考えさせられた1冊でした。

 

 

 

 

新潮社
156頁

著者 宿野かほる
覆面作家

著書
「はるか」

LIFE HACKS! ライフハックのつくりかた  小山龍介

「簡単に、単純に考える」

なんとなく過ごしている毎日。
ちょっとした工夫で、仕事や日々の不確実な状況にも
対応ができるようになり、ストレスが減るツール
「ライフハック」を紹介します。

ライフハックってなに?

ライフハックは「経験からくる仮説を元にした
実行可能なシンプルなコツ」です。
例えば…
・遠くの音がよく聞こえたら雨
・夕焼けがきれい日の次の日は晴れ
などです。

私たちも、これまでの経験の中で仕事や生活に使える
自分なりのちょっとしたコツがありますよね。
それがライフハックです。

知らず知らずのうちに使っているものを
今一度自分にはどんなライフハックがあるのか
「自分ハック」を作ると「自分価値」の創造へと
つながっていきます。

「自分ハック」を作るときにのポイントは
効率ではなく効果を求めることです。
今までの経験を元に仮説をたてて実行し
効果があるものを自分ハックにストックしましょう。

“LIFE HACKS! ライフハックのつくりかた  小山龍介” の続きを読む