夢も見ずに眠った 絲山秋子

今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマ「新刊が出るとつい買ってしまう作家」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時

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ラジオネーム 星の王子さま
「新刊が出るとつい買ってしまう作家」
絲山秋子さん

① 絲山秋子さんのおススメどころ
私と同じ群馬県高崎市在住の絲山秋子さん。
出版不況が叫ばれている今、特に純文学のジャンルは書き手も読み手も絶滅危惧種ではないかと思ってしまうぐらいですが、絲山秋さんはご自身の信念に基づいて常にぶれず、様々なテーマで純文学を追求されている作家さんです。
その文章は簡潔でありながらも淡々と書かれており、独特な世界感を作り上げています。

② おススメの作品
芥川賞受賞作の「沖で待つ」や、「袋小路の男」など代表作が多数ありますが、今一番のオススメは最新長編「夢も見ずに眠った」です。
この作品は夫を熊谷市に残し、札幌市へと単身赴任した妻のふたりが、お互い離れて暮らすうちに次第にすれ違っていきながらも新たな場所にたどり着く物語です。

③ 今、注目している作家
水墨画家であり作家の砥上裕將(とがみひろまさ)さん。水墨画をテーマにした最新刊「線は、僕を描く」は今年読んだ本の中でナンバー1です。

「夢も見ずに眠った」あらすじ

夫の高之を熊谷に残し、札幌へ単身赴任を決めた沙和子。
しかし、久々に一緒に過ごそうと落ち合った大津で、再会した夫は鬱の兆候を示していた。高之を心配し治療に専念するよう諭す沙和子だったが、別れて暮らすふたりは次第にすれ違っていき…。
ともに歩いた岡山や琵琶湖、お台場や佃島の風景と、かつて高之が訪れた行田や盛岡、遠野の肌合い。そして物語は函館、青梅、横浜、奥出雲へ―土地の「物語」に導かれたふたりの人生を描く傑作長編。

河出書房新社
304ページ
2019年1月26日第1刷発行
本体価格 1750円 
電子書籍あり


プロフィール
1966年東京都生れ。
早稲田大学政治経済学部卒業後、住宅設備機器メーカーに入社し、2001年まで営業職として勤務する。
2003年「イッツ・オンリー・トーク」で文學界新人賞、2004年「袋小路の男」で川端康成文学賞、2005年『海の仙人』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、2006年「沖で待つ」で芥川賞を受賞。

著書
『逃亡くそたわけ』『ばかもの』『妻の超然』『末裔』『不愉快な本の続編』『忘れられたワルツ』『離陸』など多数。

絲山賞について

絲山賞とは、一年間で絲山秋子が読んだもののなかで 一番面白かった本に差し上げている賞です。
年末にweb日記上で発表されます。(第一回のみエッセイの中で発表)
本人への連絡等はしません。 (出版社が連絡している場合は多い)

名誉、ありません。正賞、副賞、ありません。
つまるところ「我が家の十大ニュースってなんだっけ」と 年末の食卓で語られるような、そんな程度の賞です。
単行本の帯や、対談等に採用されることがありますが、 これは受賞者側の「粋な計らい」によるものです。

2018年
第15回絲山賞は、内田洋子著『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』(方丈社)です。
本屋大賞に、新たにノンフィクション本部門が創設され、その大賞候補に、『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』がノミネートされました。

人知れぬ山奥に、本を愛し、本を届けることに命を懸けた人たちがいた。
小さな村の本屋の足取りを追うことは、人々の好奇心の行方を見ることだった。これまで書き残されることのなかった、普通の人々の小さな歴史の積み重なりである。
わずかに生存している子孫たちを追いかけて、消えゆく話を聞き歩いた。
何かに憑つかれたように、一生懸命に書いた。

イタリアで暮らすジャーナリストである著者が、人から話を聞いてこれまで知らなかった村に出かけて行った。つまり旅の話です。本を愛する著者の視線とフットワークによって村の良さもゆかりの人々の魅力も、どんどんひらいていくように感じられます。
( 絲山秋子 オフィシャルウエブサイトより引用 )

絲山秋子 オフィシャルサイト

40代からの「太らない体」のつくり方 満尾正

「太らない体は長生きする体」

平均寿命が伸びてきて人生100年時代と囁かれています。
著者の満尾正氏は内側からのアンチエイジング治療をされている専門医です。
満尾氏の著書から健康で太らない体を作るコツを紹介します。

老廃物をきちんと排出する

排便、排尿、発汗、呼気(吐く息)は、老廃物や有害物を取り除く「体内そうじ」の手段です。
排泄機能を高めることは健康維持に重要な役割を果たしています。

消化器のリセットをする

小腸、肝臓、すい臓などの消化器は栄養素を吸収する大事な役割があります。
3回の食事だけでなく、間食が多ければ消化器は休みなく働き負担が大きくなります。
・間食をやめる
・食事の間隔を十分にあける(理想は6時間)
・発酵食品(みそ、納豆、漬物、ヨーグルトなど)や食物繊維(野菜、いも、きのこ、海藻など)を多く摂る
➡ 排泄の機能を高める

汗をかく

体の中に有害物質(水銀、鉛、カドミウムなど)が溜まると活性酸素が大量発生し、体の酸化を進行させます。
汗をかくことによってこれらの有害物質を排出することができます。
・有酸素運動
・軽い筋力トレーニング
・低温サウナ
・岩盤浴
・半身浴

注) 高温サウナで汗をかいて水風呂に入るのを繰り返すと、心臓や血管などの循環器に大きな負担がかかっています。
その後の冷えたビールはもってのほか!!

ゆっくりじっくり体の奥から温めて発汗させましょう。
水分を十分に補給して、無理に長時間入らないように。

抗酸化物質を摂って体の錆に対抗する

抗酸化物質とは活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える物質のことです。
活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。
(厚生労働省 eーヘルスネットより引用)

抗酸化物質を多く含む食品
・ベータカロチン…にんじん、かぼちゃ、ほうれん草など
・ビタミンC…レモン、ミカン、ブロッコリー、コマツナなど
・ビタミンE…アーモンド、ほうれん草、かぼちゃ、イワシなど
・ポリフェノール…ブルーベリー、ココア、緑茶、リンゴ、大豆など
・フラボノイド…レタス、春菊、玉ねぎ、大豆、緑茶など

太らない体を作る食生活

「糖」は体の大切なエネルギーですが、摂りすぎると「糖化」という悪い作用が過剰に働きます。
血管に糖化+酸化で動脈硬化が発生しやすくなります。
皮膚のコラーゲンが糖化すると、肌の弾力が無くなり一気に老けた印象になります。

糖化防止の食生活

・一気に大量に食べない
 1回の食事時間は最低でも20分を目安にしましょう。
 食事に時間をかけると食事中に満腹サインを受け取ることができます。
 (糖が血液で脳に運ばれ、満腹のサインが出るまでに約20分かかります)


・十分に時間を置いて食べる
 6時間おきに3食をとるのが理想です。
 寝る3時間前には夕食を終えて、少し空腹感を覚えて寝ましょう。

・糖質の多い食材はたくさん食べない
 穀類、イモ類、甘いものは食べる量に気を付けましょう。
 

若返りホルモンDHEAの分泌を促す

DHEAは男性ホルモンの材料です。
男性ホルモンは筋肉量や筋力の維持に関わっています。
男性ホルモンの減少が続くと、筋肉がやせてお腹周りの脂肪が増えやすい体型になってしまいます。

DHEAとは

・DHEAは「デヒドロエビアンドロステロン」というホルモン
・男性ホルモンや女性ホルモンに材料になる
・筋力、免疫力、意欲、行動力の維持
・骨粗しょう症の予防

DHEAの血中濃度が下がると出る3つの症状

・筋肉量、筋力が低下する
・免疫力が低下する
・意欲が低下する

DHEAのレベルを維持する4つの習慣

・良い睡眠を確保する
・寝る前には糖質やアルコールを過度にとらない
・軽い運動をする
・血液中のDHEAレベルを維持する

軽い運動をする

太らない体を作る習慣で始めたいのが軽い運動です。
この本では
「有酸素運動」
「筋力トレーニング」
「ストレッチ」
を紹介しています。

有酸素運動

・酸素を体に取り込み、体内の糖質や脂肪をエネルギーとして消費する運動
・有酸素運動によって全身持久力が高まる
・もっとも手軽で効果的なのは「歩く」
・1日10分を細切れ3回、週4回
・1分間100メートルのペースで続ける

筋力トレーニング

・基礎代謝量を増やすのに効果的
・若返りホルモンDHEAの分泌をよくする
・成長ホルモンの分泌もよくする
・軽い簡単なトレーニングを続ける
・脚を鍛えるスクワット
・腕を鍛える膝つき腕立て伏せ
・お尻を鍛えるバックキック

ストレッチ

・ストレッチでゆっくり筋肉を伸ばす
・有酸素運動や筋肉トレーニングの前後にもストレッチは欠かせない
・事前のストレッチは体を温め、筋肉や関節をほぐす
・事後のストレッチは筋肉の血流をよくして、疲労回復を早める
・反動をつけずに20秒以上かけてゆっくり伸ばす
・伸ばす筋肉や部位を意識して行う
・痛みがなく、気持ちがよい程度に伸ばす
・呼吸を止めずにゆっくりと深い呼吸をしながら行う

まとめ

太らない体になるためには
◆老廃物を排泄する
 間食をやめて食事と食事の間を6時間あけて排泄の機能を高める
 汗をかく
 抗酸化物質を摂る
◆糖化防止の食生活をする
 時間をかけて食べる
 十分に時間をあけて食べる
 糖質の多い食材を食べ過ぎない
◆若返りホルモンDHEAの分泌を促す
 DHEAの分泌は筋力、免疫力、意欲に関係する
 良い睡眠をとり、寝る前に糖質を摂らず、軽い運動をする
◆軽い運動をする
 有酸素運動、筋トレ、ストレッチ

【感想】
この本は文庫本でも出ているのですが、単行本の方がカラーで図もたくさんあるので、よりわかりやすくなっています。
実は単行本の方が値段も安いのでこちらがおススメです。

食事の摂り方などは本によっては、こまめにちょこちょこ食べる
といった方法を勧めているものもあるので、自分のライフスタイルにあった食べ方が良いでしょう。

老化度のチェックシートもあるので、まずは自分の老化度を知り、運動や食事もできるところから無理なく初めていくのがおススメです。

なんども「続ける」という言葉が出てきました。
続けるための工夫が必要です。

【目次】
1章 あなたの人生、今日からの「1週間」が勝負です!
2章 すぐ効く! 太らない「歩き方」「体の動かし方」
3章 脂肪・贅肉を一気に捨てる「体の大掃除」
4章 忙しい人・疲れやすい人「熟睡・快眠のコツ」
5章 「体にいいこと」だけをやりなさい!

三笠書房
127ページ
2014年1月20日第1刷発行
本体価格 552円
電子書籍あり

著者 満尾正
満尾クリニック院長/日本キレーション協会代表/米国先端医療学会理事/日本抗加齢医学会理事(2015年‐2017年)/医学博士。
1957年横浜生まれ。
北海道大学医学部卒業後、内科研修を経て杏林大学救急医学教室講師として救急救命医療に従事。
ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員、救急振興財団東京研修所主任教授を経た後、日本で初めてのアンチエイジング専門病院「満尾クリニック」を開設。
米国アンチエイジング学会(A4M)認定医(日本人初)、米国先端医療学会(ACAM)キレーション治療認定医の資格を併せ持つ、唯一の日本人医師

著書
「60代からの強い体のつくり方」
「125歳まで元気に生きる」
「体に毒をためない食べ方」など多数

余命10年 小坂流加

今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「私の号泣本」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時

試聴はこちらから


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かおる文庫のおすすめブックコーナー

北海道在住、ブックコーディネーターのかーるさんがおススメする本を紹介するコーナーです。

オススメの号泣本

余命10年
小坂流加
文芸社文庫

◎あらすじ
20歳の茉莉は、治療法のない不治の病にかかり、余命10年を宣告される。
周りと違う自分を受け入れながら生きる茉莉と彼女を囲む人々の長くて短い10年の物語。

◎みどころ
決められた期限の中で何を選び、何を捨てるのか。
友人たちとの違いに歯噛みし、大事なものを持たないように淡々と生きる茉莉。

あるきっかけから没頭できる趣味の楽しみを知り、自分らしく友人と繋がっていきます。
そんな彼女が図らずも恋に落ちたとき、選んだ道は相手への思いやりに満ちていました。

死へ向かう息苦しさを正面から見つめる主人公の葛藤と真っ直ぐさに涙が止まらなくなります。
生きることの愛しさ、そして愛しい人のために何ができるのか自分に問いたくなるラブストーリー。

著者は本作の編集が終わったあと、病気が悪化して刊行を待たず2017年に逝去しています。まさに魂が込められた一冊です。
第6回静岡書店大賞 映像化したい文庫部門 大賞受賞!


【補足】
「死ぬ準備はできた。だからあとは精一杯、生きてみるよ」
20歳の茉莉(まつり)は、数万人に一人という不治の病にかかり、“余命10年”であることを知る。笑顔でいなければ周りが追いつめられる。何かをはじめても志半ばで諦めなくてはならない。未来に対する諦めから死への恐怖は薄れ、淡々とした日々を過ごしていく。そして、何となくはじめた趣味に情熱を注ぎ、生きることへ執着しないよう決して恋はしないと心に決める茉莉だったが……。

発売元である文芸社の秋山浩慈さん
『余命10年』はフィクションではありますが、その心情描写は決して想像だけのものではありません。
小坂さんが主人公の茉莉にどれだけご自身を投影されたのか、今となっては知るすべはありませんが、物語の中の一つひとつの言葉から、著者の想いがストレートに伝わってきます。

ゆめタウンの男 山西義政

「仕事とは人を育て、共に働き、そのことで自分も成長していく」

「ゆめタウン」という総合スーパーをご存じだろうか。
広島を中心とし、中国地方や九州に展開している総合スーパーで年商7000億円。
1987年に東京証券取引所市場第1部に上場している。
この本は創業者の山西義政氏が戦後のヤミ市から96歳で取締役会長を辞任するまでの70余年の集大成である。

おススメ度
★★★★
「こんな人におススメ」
企業のトップの理念や軌跡を知りたい人
ノンフィクションが好きな人

ひらめいて、それがいいとなると、すぐさま決める

◆人の話を聞く時には必ずメモを取る
・大事なことを聞き逃さない
・話のポイントを頭の中で整理して記憶できる
◆常に現場に足を運ぶ
・仕入れに広島から大阪まで週に2回以上出向く(当時は汽車で10時間以上かかっていた)
◆決断の早さ、金払いの良さが取引相手を信頼させる
・土地は言い値で、値切らず購入
・ここぞと思った人には何度でもでかけて直談判

科学的経営をいち早く取り入れる

◆ドミナント戦略
・広島から岡山と特定の地域で集中的に店舗展開を行い、その地域で高シェアを獲得する
・地域一番店を作りだす
◆マーケティング
・店舗を拡張する前に、そこに住む人たちの話を聞く
・1973年には大型駐車場を併設した店舗でマイカー族を取り込む
◆アメリカへ視察
・流行っているもの、下火になったブームなど実際に現地に行き肌で感じる
・資材まで発注していたボウリング場の建設を違約金を払ってでも中止にする

➡ 可能性を感じたらチャレンジし、「これは違う」と感じたら、さっさと見切りをつけて撤退する。

「人」を大事する

◆従業員を大切にする
・パート、アルバイトにも誕生日プレゼントをする
・1972年には隔週で週休二日制を取り入れる
・社員の人間性の向上には時間も経費も惜しまない
・1968年に資格制度、教育訓練制度をスタート

◆取引先を大切にする
・毎年、取引先の方々を招いて集まりを催す

「ゆめタウン」の創造

◆コンセプトは「アメニティとアミューズメントのある生活博物館」
・人々が集まり、遊び、暮らす「街」の様な空間を目指す
・普段の生活用品が手に入る
・胸躍る楽しみ
・心が落ち着く安らぎや癒し
・必要な「モノ」と「コト」を提供する

【感想】
写真が多く掲載されていることと、語りのような文章で敗戦直後から現在までの山西氏の生涯と店の発展を映画を見るように読みました。

その行動力には驚くばかりです。
やる事も中止にすることも即決で迷いがありません。
トップとしては必要な要素であるとは思いますが、側近に人たちは当時そうとう山西氏に振り回されたのではないかと容易に想像できます。

起業するには情熱が必要と、よくビジネス書にありますが、「商い」への情熱、お客様・従業員・取引先と「人」への情熱が伝わってきました。

私の住んでいる大阪には残念ながら「ゆめタウン」はありませんが、中国地方や九州に行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみたいと感じました。
96歳でなお現役の山西氏に会ってみたい!!

【目次】
序章 イズミとセブン&アイ、50年目の業務提携
第1章 原点 焼け跡からの出発
第2章 小売りの時代が来る!
第3章 「革新」の作法ー変化を捉え、機を逃さずー
第4章 人を生かせば「喜び」が循環する
第5章 挑戦と創造は続く
第6章 小売業の未来をどう描くか
おわりに

プレジデント社
218ページ
2019年6月14日第1刷発行
本体価格 1600円
電子書籍あり著者 山西義政
1922(大正11)年9月1日、広島県大竹市に生まれる。
20歳で海軍に入隊し、当時世界一といわれた潜水艦「伊四〇〇型」に機関兵として乗艦。オーストラリア沖ウルシー環礁への出撃途上、西太平洋上で終戦を迎える。
戦後、広島駅前のヤミ市で商売の道に進む。
1950(昭和25)年、衣料品卸山西商店を設立。
1961(昭和36)年、いづみ(現イズミ)を創業し、代表取締役社長に就任。
同年、スーパーいづみ1号店をオープン。
1993(平成5)年、代表取締役会長。
2002(平成14)年、取締役会長。
2019(令和元)年5月より名誉会長。
西日本各地に「ゆめタウン」などを展開し、一大流通チェーンを築く

最後まで読んで頂きありがとうございます。
当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。
また読みに来ていただけると嬉しいです。

余命3年 社長の夢 小澤輝真

「元受刑者にせよ、中卒者にせよ、障害者にせよ、仕事があるということは、とても重要なのだ。そして、どのような人でも、必ず能力を発揮できる仕事はある」

著者の小澤輝真氏は父親の会社、北洋建設株式会社の代表取締役社長である。
父親から譲り受けたのは会社だけではなく、「脊髄小脳変性症」という病もだった。
この病気は親が原因となっている遺伝子を持つと子供には半分の確率でその遺伝子の変化が伝わる。
小澤氏の父親もこの病気で亡くなっている。

小脳などの神経細胞が少しずつ萎縮していく進行性の病気で、言語や運動の機能に障害が起こる。
小澤氏は表紙にもあるように車いすを利用している。
医者から「余命はおよそ10年でしょう」と宣告されてから7年経った。
なので、「余命3年」なのである。

小澤氏の会社は父親の代から、元受刑者を受け入れている。
仕事だけではなく、居場所づくりである。

人は仕事さえあれば再犯しない

元受刑者は出所しても仕事が直ぐには見つからず
元受刑者だという事がわかって首になるケースもある。
住む場所がなく、出所時にまとまったお金も無く、結局は三度の食事と雨風をしのげる場所を求めて、あえて微罪を犯して刑務所に戻るケースも多い。

会社では過去をオープンにする。
先輩から過去を話し、アドバイスもし安心感が生まれる。
初めからオープンにすることで隠し事は無くなり嘘もつかなくてよくなる。

北洋建設だけが元受刑者の働きやすい場所では根本的な解決にはならない。
小澤氏は少しでも元受刑者が仕事につけることができるように国へも働きかけている。
再犯で刑務所に戻れば、その費用は税金で賄われている。
元受刑者達が自立できることが、節税にもなるのである。

人生で一番大事なものは自分

一番大切なものはと聞かれて小澤氏は
「家族や友達を大切に思うのも、お金を使うのも自分です。
だから自分を大切にしてください。
将来、いやなことがあっても自分を守ってください」
と答えている。
全ての人へのメッセージだ。

「脊髄小脳変性症になったからこそできたこと、実現したことがたくさんある」
どこまでも前向きな小澤氏の人生と未来がここに記されている。


【感想】
病気を発症し余命が宣告された後に小澤氏が残りの命をどう使いたいか考えた。
でてきたのは「元受刑者らの就労支援をより進めてていこうと思った」
この一文に痺れた。

これまで自分がやりたくてできなかった事をする…のではなく
家族と残された時間を密に過ごす…ではないのだ。

私が余命を宣告されたならどうするだろう??
自分や家族、友人以外の誰かのために生きるという選択肢は今の所無い。
社長であれば、社長職を譲り家族や友人たちと過ごし
自分の為に残された時間を使う。

小澤氏に残された時間は後3年。
私が小澤氏に出来ることはないだろうか…と考えた。
まずは、この本を買い、レビューを書き、拡散しよう。

【目次】
はじめに
第1章 余命宣告
第2章 経営者になる
第3章 仕事と再犯
第4章 霞が関
第5章 大切なもの

あさ出版
200ページ
2019年7月12日第1刷発行
本体価格 1400円
電子書籍あり

著者 小澤輝真
北洋建設株式会社代表取締役社長
1974年、北海道札幌市生まれ。
1991年、創業者である父の死に伴い、17歳で北洋建設入社。
2012年、父と同じく進行性の難病である「脊髄小脳変性症」を発症し、余命10年と告げられる。
2013年より現職。北洋建設は、創業以来500人以上の元受刑者を雇用。
「人は仕事があれば再犯をしない」という信念のもと、余命宣告以降、より積極的に受け入れを進めると同時に、大学院へ進学し「犯罪者雇用学」を専攻。
企業が元受刑者を雇用しやすい環境づくりを訴えている。
2009年、放送大学教養学部卒業。
2012年、日本大学経済学部卒業。2015年、放送大学大学院修士課程修了。
東久邇宮文化褒賞、法務大臣感謝状など受賞・表彰多数。

約束のネバーランド 白井カイウ・出水ぽすか

今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「子ども」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時半
「ホンスキー倶楽部」

試聴はこちらから

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ラジオネーム オニゲテンコウ

白井カイウ 出水ぽすか「約束のネバーランド」集英社 ジャンプコミックス

① この本のオススメどころ
脱獄です。
ある孤児院からの脱出を描いたお話。
なぜ脱獄をしなければいけなかったのか…それはその孤児院の秘密を知ってしまったから(゜Д゜)
連載3年目!スタートから衰えることのない人気…アニメも大人気で1期終了。

この本の最大のオススメどころは…創刊51年を迎えた少年ジャンプで唯一女性が”主人公”ということ。
もちろんそれ以外にも頭脳戦というのもありますが!

今まで少年ジャンプは少年向けで主人公はすべて男でした。
ちょうど連載が始まった2016年は漫画業界でいえば勝負の年でした。
各漫画雑誌を支え続けた長期連載組が相次いで終わりを迎えて「世代交代か?」と思われていた。
ある意味、少年ジャンプの今後を担うであろう看板作品として始まり、大ヒット。

「ジャンプらしくない」ストーリーと可愛らしい絵柄というギャップが読者のハートを射止めた。
子供の脱獄って今まであるようで無かったです。大人の脱獄はないようである。海外ドラマ”プリズン・ブレイク”を参考に考えているそうで子供版プリズン・ブレイクです。

②この本との出会い
コミックナタリーさんです。コミックスになってから読んだらドハマリ。
「ドラゴンボール」「ONE PIECE」のような名作を初めて読んだときと同じリアクションでした(゜Д゜)

③子どもの頃の思い出
今でも付き合いがある友達と遊ぶことです。
学生時代(小学生~)は何人かではなくて数人と遊んでて家で遊んだり夏だとプールへ行ったりと。
ベタすぎてすいません。

【あらすじ】
母と慕う彼女は親ではない。
共に暮らす彼らは兄弟ではない。
エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。
真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

著者 白井 カイウ(しらい カイウ、本名・性別・生年月日非公表)
日本の漫画家、漫画原作者。
大学卒業後、一般企業に就職したが、退職後プロ漫画家を志望し作家活動を始めた。
2015年、ネット漫画サイト『少年ジャンプ+』(集英社)にて読切作品『アシュリー=ゲートの行方』(作画Rickey)の原作者担当としてプロデビューを果たした。
作画担当の出水ぽすかと手を組み2016年2月、同サイトにて二作目の読切作品となる『ポピィの願い』を発表した。
その後アマチュア時代に書き溜めたものを元に連載作品を作り上げ、『約束のネバーランド』(作画出水ぽすか)を『週刊少年ジャンプ』2016年35号より連載中である。

著者 出水ポスカ
1988年東京都出身
職業:漫画家、イラストレーター
連載中作品:約束のネバーランド

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また読みに来ていただけると嬉しいです。