武田双雲の「書いて」夢をかなえる本 武田双雲

「私の、存在ものものが素晴らしい」

書道家 武田双雲さんのワーク本です。
30のワークがあり、本に書き込めます。
ワークは主に自分自身を知る内容となっています。

正直に書く

ワークの中には「〇〇を10個書く」という形式もありますが、
10個ひねり出せれば良いですが、どうしても書けなければ「書けない」と書きます。
同時に、今どういう気持ちなのか?
何故書けないのか?
それも正直に思ったままに書いてみましょう。
自分の気持ちを吐き出すことでありのままの自分と、一瞬でも向き合うことになります。
それでも書けなかったら…書かなくてもOK。
無理に書くことよりも自分と向き合うことが主です。
書く内容も人に見せるものではないので、格好つけずに正直に書きましょう。

ペンを用意して新しい人生へと一歩踏み出す

ワークのお題に対して、双雲さんのアドバイス、そのワークを何故するのか?
ワークのサンプルが載っています。
各stepの最後には「おさらい」があります。

・普段何気ない日々の行動や習慣に気づき、さらに良い習慣にしていく
・自分をほめるクセをつける
・叶えたい「夢」を「貢献」までイメージして書いてみる。

【感想】
実際にこのワークを全部やってみました。
指定された個数まで書ききれないものもありました。
書き出してみると普段ルーティンで無意識にやっている事が実は「義務」でやっていて気が重くなっていたんだ…と気づきました。

新たに身につけたい習慣では1か月前に書いた内容を振り返ってみると5項目出していたことを全て毎日やっていることに驚きました。
書き出した日に「明日からやるぞ」と思ったわけではありません。
5項目は始めるまでにそれぞれ時差があります。
書き出したことで脳に残っていて、無理が無い設定で始めていました。

冒頭の言葉はラストワークの一つです。
「私の存在そのものが素晴らしい」
この言葉を紙に書くのです。
私は書いて壁に貼っています(*^^*)

何がしたいかわからない…。
自分が好きになれない…。
そんな人にこそ読んでワークに取り組んでみてください。

【目次】
はじめに
なぜ、「書く」ことで夢がかなうのでしょうか?
まずはとにかく書いてみよう ! この本を100倍楽しむ方法
この本の使い方
step1 気づく
step2 自分を知る
step3 夢を知る
総まとめ
おわりに

小学館
2014年2月4日第1刷発行
本体価格 1200円

著者 武田双雲
1975年、熊本県生まれ。
東京理科大学理工学部卒業。
書道家。
3歳より書家である母・武田双葉に師事し、書の道を歩む。
大学卒業後、NTT入社。約3年間の勤務を経て書道家として独立。
音楽家、彫刻家などさまざまなアーティストとのコラボレーション、 斬新な個展など、独自の創作活動で注目を集める。
映画「春の雪」、「北の零年」、NHK大河ドラマ「天地人」をはじめ、世界遺産「平泉」、 スーパーコンピュータ「京」、「美空ひばり」など、数多くの題字、ロゴを手がける。
世界中から依頼を受け、パフォーマンス書道、書道ワークショップを行っている。 2013年には、文化庁より文化交流使の指名を受け、日本大使館主催の文化事業などに参加し、海外に向けて、日本文化の発信を続けている。
書道教室「ふたばの森」主宰。約300名の門下生に指導を行なっている。

著書
「しあわせになれる『はたらきかた』」
「ポジティブの教科書」
「イヤな気分を捨てる技術」など多数

武田双雲 公式ウエブサイト

武田双雲 公式ブログ

武田双雲 ツイッター

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言の葉の庭 新海誠



今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「雨」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時半
「ホンスキー倶楽部」


試聴はこちらから

https://yumepod4.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/05/5-4_honsuki-kurabu_20190513.mp3



ラジオネーム 雀の額

新海誠 『言の葉の庭』角川文庫

①オススメどころ
1人1人の内面を本人視点でしっかりと描かれています。
アニメ映画はどちらかというとスッキリとした印象ですが、原作は嘘の繰り返し、嫉妬、弱さ、エゴetc…人間の持つ「負の感情」がしっかりと。

東屋にしっとりと漂う、お互いの想い。
そこだけが2人にとって別世界。
時が止まって、強張った心がほぐれて。
ありのままの自分に戻れる場所。
ガッツリなラブストーリーでは無いですが、お互いの淡い想いが滲み出ていて良いですね。

② この本の出会い
去年の古本市で。

③ 雨の思い出
小学4年生だったかな?
ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」がどうしても欲しくて。
コツコツお駄賃貯めて(当時小遣いは無く)。
やっっっと目標金額達成し、買いに行った日曜日(当時は週休2日じゃなかったなぁ…)、朝から小雨でしたねぇ。でも嬉しかった!

父と一緒に車で出発。比較的小さな本屋さんでお目当ての本を見つけたあの時の喜び両手で抱えてレジに並んで。
飛び跳ねたい気持ちを抑えながら自分の番が来るのを待ってました。
袋に入れてもらったけど、それでも雨に濡れないようギュ〜ッと抱えて車まで走って行ったの覚えてます。

今思えば、本スキー(本好き)になったキッカケは「はてしない物語」だったかもしれません。
それ以降、祖母が毎年誕生日に本を贈ってくれたり図書券くれたり。
クローゼットの奥の奥にしまってある「はてしない物語」が気になりだした今日この頃です。


【あらすじ】
また会うかもね。もしかしたら。雨が降ったら―。
雨の朝、静かな庭で2人は出会った。
靴職人を志す高校生の孝雄と、謎めいた年上の女性・雪野。
迷いながらも前に進もうとする2人は、どこへ足を踏み出すのか。
圧倒的な支持を受けた劇場アニメーション『言の葉の庭』を、新海誠監督みずから小説化。アニメでは描かれなかった人物やエピソードを多数織り込み、小説版ならではの新たなる作品世界を作り上げた傑作。

角川文庫
396ページ
2016年2月25日第1刷発行
本体価格 680円
電子書籍あり 


著者 新海誠
1973年生まれ、長野県出身。
日本のアニメーション作家・映画監督、小説家2002年、個人で制作した短編作品「ほしのこえ」でデビュー。
2013年に公開の『言の葉の庭』では、ドイツのシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭にて長編アニメーション部門のグランプリを受賞。
2016年『君の名は。』公開、次世代の監督として国内外で高い評価と支持を受けている。

著書
「秒速5センチメートル 」

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孤島の冒険 ニコライ・ヴヌーコフ

今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「子ども」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時半
「ホンスキー倶楽部」


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ラジオネーム まだまだ花粉症のささやん

ニコライ・ヴヌーコフ 「孤島の冒険」 フォア文庫

① この本のオススメどころ
「孤島の冒険」はタイトルの通り、一人の少年が無人島で約一月半、過ごす物語です。
14歳の主人公(サーシャ)は海難事故で、ある島に泳ぎ着くのですが、その島が無人島だったのです。
サーシャが素晴らしいのは、島での暮らしが幾日も続くうちに、自身もまた自然の中で生かされていることに気づく謙虚さです。
そして、生きることを辞めない心。
この二つがサーシャを語る上で欠かせないと思います。

② この本との出会い
地元の図書館です。

③ 子どもの頃の思い出
夜寝る前に繰り返し読んだ、大好きな一冊です。
夏休みの読書感想文もこの本を選んだような気がします。

【あらすじ】
実話をもとにくり広げられる冒険物語。
遭難モノによくある仲間はなく一人。
孤島の冒険の所以である。
最初の二、三日、サーシャは冒険に憧れた軽い気持ちでいた。
しかし発見されないまま日がたち雨や飢えと闘ううちに、真剣に生きるということを考える。

お父さんや死んだお母さん、友達のことを思い出し、ひとりぼっちの寂しさに苦しんでは大きな声で自分に話しかける。
だが、サーシャは決して勇気を失わない。
サーシャは思う、「無人島こそ、自分をためすことのできる場所なのだ…人間はたたかって勝つために、生命をあたえられているのだ…島はぼくに、ほんものの生活をおしえてくれた。これからも、いろいろおしえてくれるだろう。ひょっとしたら、ぼくを殺すかもしれない。でも、それは島がわるいんじゃない。わるいのはぼくなんだ。」

著者 ニコライ. ヴヌーコフ
特に情報はありませんでした。

あなたは無人島に本を1冊もっていくことができるとしたらどんな本を持っていきますか?

フォア文庫
331ページ
1998年6月第1刷発行

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きみはいい子  中脇初枝

今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「雨」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時半
「ホンスキー倶楽部」


試聴はこちらから

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中脇初枝「きみはいい子」

ポプラ社

◎内容
心に傷をもった人たちが暮らす同じ町、同じ雨の日の出来事を綴った5編の連作短編集。
学級崩壊を通じて子どもと向かい合う教師、
子どもの虐待が止められない母親とママ友、
認知症の母を施設に送り出すまでの娘の葛藤など。
傷を抱えながらも何かに気づき、歩んでいく物語。

◎感想
全編を通して、どこかに傷を負った子どもと大人がでてきます。
過去に起こったこと、感じたことは、全てその人を作る土台となっています。
その素晴らしさと恐ろしさ、そして希望を感じる一冊。
タイトルがすべてを包み込む鍵になり、
全編を通して作者の温かい眼差しを感じて涙がでます。
いくつになっても、誰の中にも、
無条件に認めてほしい子どもがいるのです。
きみはいい子。
愛をもってこの言葉を伝えられたらいいですね。
かつて子どもだった人に読んでほしい本です。

第28回坪田譲治文学賞
第1回静岡書店大賞第1位
2013年本屋大賞第4位

2015年映画化

ポプラ文庫
329ページ
2014年4月4日第1刷発行
本体価格 660円
電子書籍あり

著者 中脇初枝
1974(昭和49)年、徳島県生れ、高知県育ち。
筑波大学卒。
高校在学中の1991(平成3)年に『魚のように』で坊っちゃん文学賞を受賞し、17歳でデビュー。
2013年『きみはいい子』で坪田譲治文学賞を受賞。
同作は本屋大賞2013の第4位となり、映画化もされた。

著書
『こりゃまてまて』
『あかいくま』
『女の子の昔話』
『わたしをみつけて』
『みなそこ』
『世界の果てのこどもたち』など。

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この世の春 宮部みゆき

今回の本は、4月21日放送のラジオ「ホンスキー倶楽部」で紹介しました。
リスナーさんがテーマ「春」から連想するおススメ本です。

兵庫県 ラジオネーム ゆみこ 
(宮部みゆき)「この世の春」 新潮社

① この本のおすすめどころ
理由あって婚家から戻り、兄に家督を譲った父と静かに暮らしている武家の娘の多紀。
しかし父が病で亡くなり、親しい従兄弟にどうしてもと請われて、藩主の別邸である五香苑に住み込みで勤めることになる。
五香苑は山中の小さな美しい湖のほとりに立つ館だが、そこには重臣たちによって『病、重篤につき』と藩主の座を追われて蟄居させられた若き元藩主・北見重興が、堅牢に築かれた座敷牢の中でひっそりと暮らしていた。

初めて重興に目通りした多紀が目にしたのは、外見は重興だがしぐさもしゃべり方も幼いひとりの少年だった。
聡明な若様であった重興に何が起こったのか?
重興は錯乱しているのか?
何かに取憑かれているのか?
そしてなぜ多紀がここに呼ばれたのか?
懸命に重興を救おうとする人々の手で、北見藩の過去の忌まわしいできごとが少しずつ明らかになっていく…

良かった~!上下合わせて800ページ、途中でダレることなく寸暇を惜しんで読みました。
辛い過去を持つ芯が強い美しい女性、実直な老家臣、わんぱく坊主がそのまま大人になったような若武者、怜悧(れいり)な医師、気の良い女中。
宮部さんの時代小説にはよく登場するお馴染みの人々で既視感は否めませんが、マンネリにならずに夢中で読めるのは、登場人物とストーリーに魅力があるからなんでしょうね。
やっぱり宮部さんは凄い。
辛い場面もあるけれど、人が人して、自分として生きていく尊さに胸を打たれました。
ネタバレになるので多くは語れませんが、ドキドキ、ハラハラ、ほっこり、じ~ん、大大大満足です。

② この本との出会い
宮部さんの小説は新刊が出たら必ず読むので、出会うべくして出会ったという感じですね。


③ 春の想いで
春といえば桜。
桜といえば思い浮かぶのは、今はもうない宝塚ファミリーランドの満開の桜です。
娘たちが小さかった頃は、桜の季節に毎年家族で遊びに行っていました。
動物を見て乗り物に乗って、はしゃいで走りまわる娘たちを追いかけた思い出の場所です。

新潮社
397ページ(上)
399ページ(下)
2017年8月31日第1刷発行
本体価格 1600円(上下巻とも)

著者 宮部みゆき
1960(昭和35)年、東京生れ。
1987年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。
1989(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。
1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。
1993年『火車』で山本周五郎賞を受賞。
1997年『蒲生邸事件』で日本SF大賞を受賞。
1999年には『理由』で直木賞を受賞。
2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、2002年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。
2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞した。

著書
『ソロモンの偽証』
『英雄の書』
『悲嘆の門』
『小暮写眞館』
『荒神』
『希望荘』など多数。

季節風 春  重松清

今回紹介する本は、ラジオ「ホンスキー倶楽部」のコーナー
北海道在住のブックコーディネーター、かーるさんによる選書
「かおる文庫のおすすめブックコーナー」からの1冊です。

季節風 春
重松清

◎あらすじ
美しい四季と移り行く人の心をテーマにした短編集「季節風」シリーズの春の物語。
12編の小さな春が心に温かい風を吹かせます。

◎みどころ
春は様々な形で人生に訪れます。
新しく始まること、否応なく変わること。
そして過ぎ去った季節が思い出となり、美しく今を彩ることもあるのです。
・古いひな人形から思い出す母のやさしい面影と新しい春を描く「めぐりびな」
・土の香りから甦るほろ苦い少年時代とよもぎだんごの思い出を描く
「よもぎ苦いか、しょっぱいか」
・嫁ぐ娘に贈る、夫婦の子育ての葛藤を描いた父の手紙「ツバメ記念日」
など、心ゆさぶる春の記憶を綴った12の短編集です。

思い出から呼び起こされる、香り、色、感触、味わいが感情に結びつき、温かい気持ちでほろりと泣きたくなります。
新しい小説ではありませんが、ぜひシリーズで読んでみてほしいです。


文藝春秋
328ページ
2010年12月3日第1刷発行
本体価格 555円
電子書籍あり

著者 重松清
1963(昭和38)年、岡山県生れ。
出版社勤務を経て執筆活動に入る。
1991(平成3)年『ビフォア・ラン』でデビュー。
1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、同年『エイジ』で山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。
現代の家族を描くことを大きなテーマとし、話題作を次々に発表している。

著書
『流星ワゴン』
『疾走』
『その日のまえに』
『きみの友だち』』など多数。