江戸川乱歩「怪人二十面相」

「ホンスキーになった一冊」です。

☆ 京都府のよっしーさん

小学一年生の時に、祖母だったか大叔母だったかに、江戸川乱歩の「怪人二十面相」をプレゼントしてもらいました。

それまでも本は好きでしたが、この本は読み終えてからすぐに読み返すなど、文字どおりむさぼるように読みました。
44歳の今に至っても、ミステリーやSFを中心としたエンタメ系小説が大好きです(^-^)

この本に出てくる東京は、戦後の混乱期からようやく抜け出した頃になるのでしょうか。 まだ夜には暗闇が多い、怪しく不気味な異世界のように描写され、のどかな田舎町育ちの僕を魅了しました。 そのほか事件の舞台となる大きな洋館、怪盗のアジトの地下室、探偵と怪盗の一騎打ちなどなどに、食い入るようにページをめくったことを覚えています。 40年近くなった今でも、ミステリーやSFが好きという僕の読書嗜好を決定づけた一冊です。

小さい頃はおばあちゃん子で甘えん坊。
三年生から剣道を始めて、あいさつと礼儀を教え込まれたので、近所でも評判のいい、いわゆる「いい子ちゃん」でした。 本好きはその頃からで、読み出したら途中でやめられず最後まで読み通してました。
読書中は誰かに呼ばれても気づかないくらい集中してましたね(^-^)

『クレヨン王国の12ヶ月』福永令三

「ホンスキーになった1冊」

兵庫県在住のラジオネーム
matchy-lda(マチルダ)さん

自分で買いたい、持っておきたいと思ったのは『クレヨン王国の12ヶ月』です。

『クレヨン王国の十二か月』が発売されたのは、
青い鳥文庫が創刊時で1980年。小学校5年生だったかなと思います。

週末に家族で買い物に行く、コープの2Fの本屋さんで出逢いました。
買い物中は、その本屋に行って立ち読みしても良くて
いつも「本屋に行ってていい?」っていちもくさんに行ってました。

青い鳥文庫ができたとき、あの美しさに心躍ったんだと思います。
そのコーナーに行くのがいつも楽しみだった。

そして、お小遣いで買ったり、
あれこれ理由をつけて買ってもらったり。
新しいのが出るのがとても楽しみだった。

『クレヨン王国の十二か月』は、
表紙の絵がきれいで、
いちばんに選んだんだと思います。

今思うと、こどものときって、
今よりももっともっと
本を読むことによって得られる気分が
とってもとっても大事だったんだなぁって思います。

それを想像させてくれるこの表紙。
それを越えていく、ワクワクの連続。
12の色を一緒に旅しているようだったな。

本は実家に置いてあったので今回は読み直せなかったんですが、
今度帰ったらもってこようと思います。
今イチバン思い出すのが 鯉がでてくる黒のところ。
色とりどりの世界を思い出そうと思います!!

乾くるみ「イニシエーションラブ」

兵庫県在住のtommy girl yukoさん

私は乾くるみさんの「イニシエーションラブ」です
昔からマンガも小説も苦手でしたが、これを読んで初めて「本」って面白い!
と思いました
本じゃないとできないことがあるって気づきました

イニシエーションラブは、
会社の同期の男の子にオススメされました。
「本嫌いで、ビジネス書はまだ読めるようになったけど、小説とか漫画は世界に入り込めないー」
と言うてたときに
「まあ、ええから読んでみ」
と言われ、
「どんな話なの?」
と聞いても「まあええから読んでみ」とだけ言うて、文庫本を貸してくれました。

でもやっぱり、わたし自身本嫌いなので、
しばらく開くわけもなく、何日か経過しました。

なんとなーくテレビを見ていると、
しゃべくり007でくりーむしちゅーの有田がオススメしていました。
テレビに映っていたのは、ハードカバーだったので、
デザインが違っていましたが、
「ん?乾くるみ?イニシエーションラブ?聞いたことあるな」
って思って、
そのときも有田も同期と同じようにオススメしてたので、
だんだん気になり始め、しぶしぶに近いですが読み始めました。

途中まではちょっとずつ読んでましたが、
ラスト2行で全く別の読み物になる!
という背表紙に書いてあるあらすじがさらに気になって気になって、
普段家で読書しないのに、会社から持ち帰り、一気に読みました。

感想は、
1回目読んだ感想は
「は?」
でした。

ただの恋愛小説なのに、こんなに一生懸命読んだのに今までの話はなんだったのかと。
2回目は、2回読んでも理解できる自信がなかったので、ほかの読者さんの解説を調べながら読みました。

このストーリーは本でしかできないなー!
”本”っておもしろい!
と初めて思えた本です★

これ以降、小説も手に取りやすくなりました!
そして会社でもこのイニシエーションラブは流行りましたよ★

映画を、まだ見ていないのですが、
どのようになっているのか気になります。
でも、やっぱこれは本を読んでほしいなー!
と本嫌いがオススメできる本です★

yukoさんに「何故、本嫌いになったんですか?」と聞くと

うーん、食わず嫌いならぬ読まず嫌いというか。
活字が苦手、字がこまいから読みにくい、
いろんな名前や知らない地名が出てきて何が何だかよくわからない、
単純に集中力がない、
だって漫画にしたって、どうせ作り話でしょ?
という小学校あたりの思い出から、
本も漫画も疎遠になり、映画も得意じゃなかったです(-ω-;)

でも、やっぱこれは本を読んでほしいなー!
と本嫌いがオススメできる本です★

「くまの子ウーフ」神沢利子

沖縄県 ようこさん

「くまの子ウーフ」

この本の魅力

ウーフの目線を通した「なぜ?どうして?」が哲学的で、

大人になって「そう言うものだから」とすませてしまうところを、

改めて考えさせられました。

命がテーマの「ちょうちょだけになぜなくの」は一生答えを出せないかもしれません。

この本との出会い

3年くらい前に古書店で出会い、

有名な本だし読んでみるかくらいの気持ちで読んでみたら大当たりでした。

児童文学の魅力は?

作品そのものの息の長さです。

ずっと愛され続けていたからこそ、

随分大人になってからにも関わらず出会うことができました。

ちなみに私と「くまの子ウーフ」と同じ歳です。今年で47歳になります。

トーベ・ヤンソン 「ムーミンシリーズ」

滋賀県 とろろこんぶさん

トーベ・ヤンソン 「ムーミンシリーズ」

ムーミンシリーズ、語ると長いっすよ(笑)

「ムーミンシリーズの魅力」は、多くの児童文学に共通すると思いますが、

人生の過程によって、その時期その時期に様々な味わいがあること。

子供の頃はムーミンとスナフキンの冒険にドキドキしたし、

思春期はミィの性別や体格を全く問題にしない自由さに惹かれたし、

父親に反発してた時期には、戦争で父親を亡くして、

父親像を身近に思い描けなくて、

理想化された父親像を振りかざす父と、

孤児でやはり理想的な父親であろうと空回りするパパに共通点を見出し、

自分が母親になってからは、孤独と母親である不自由さに現実逃避したり、

成長して自立しつつある息子に寂しさを感じるママに自分を重ね合わせたりしました。

「ムーミンシリーズとの出会いは?」

はやはりテレビアニメかな?

それから、原作に出会って、ず~っと一緒です(*´ω`*)

「児童文学の魅力は」

ムーミンシリーズでも書きましたが、子供だけではなく、

思春期にも大人になってからも、作品の中に、

子供の頃には気付かなかった大人の視点もあったんだと気付いて、

また新しい読み方ができるところ。

何度も何度も新しい発見があります。

「フランバーズ屋敷の人々」 K・M・ペイトン

兵庫県 ゆみこさん

「フランバーズ屋敷の人々」 K・M・ペイトン

この本の魅力

両親を亡くし叔父と2人の従兄弟が暮らすフランバーズ屋敷に引き取られた

少女クリスチナの青春と愛と人生を描いた全5冊の物語です。

第一次世界大戦前後のイギリスを舞台に、

決して幸せな日々ばかりではないけれど、

前を向いて懸命に歩いて行くクリスチナの姿に心打たれます。

ロマンスもチラホラ出てくるので、子ども心にドキドキときめきました。

この本との出会い

小学生のとき、隣の住んでいた同級生の女の子に貸してもらいました。

当時は全3冊の物語だったと思います。

一度読んだだけでしたが、ずっと心の中に残っていました。

数年前に続きの2冊が出版されていることを知り図書館で借りて再読。

物語の世界にひきこまれて夢中になって読みました。

児童文学の魅力は?

楽しい話、悲しい話、不思議なファンタジー、ワクワクする冒険物語。

色々な児童文学がありますが、すべてに共通して言えるのは、

子どもたちに世界って広くて色んなことがあるんだなぁと気づかせてくれる、

扉を開けるカギのようなものなんじゃないかなと思います。