「ムーミン谷のクリスマス」トーベ・ヤンソン

「あの人に送る一冊」

東京都 京極 優希さん

「ムーミン谷のクリスマス」

参加している研究会(聖書の勉強会)の参加者様へ。

クリスマス会のプレゼント交換用にトーベ・ヤンソンのムーミンコミックスから

『ムーミン谷のクリスマス』を選びました。

ムーミン好きの方に当たったので何たる偶然!

「ムーミン谷のクリスマス」を選んだ理由は?

クリスマス会のプレゼント交換用に1000円程度(これは決められた金額です)

のプレゼントを近所にある雑貨とデザイン中心の本を置いてある書店で探していたとき、

置いてあった絵本が可愛くて目を引きました。

その中で、クリスマスということもあり、

『ムーミン谷のクリスマス』というムーミンコミックを選びました。

クリスマス会には、毎回本を選んでいるのですか?

いつも選んでいるわけではないです。

大学生の頃、ボランティア先のクリスマス会のときに

子供にあげるプレゼント(くじ引きで選ばれる)に

銀色夏生さんの要らすとストーリー、

『ナルシスナルくん』を選んだことがあるくらいです。

優希さんのムーミンへの思いを聞かせて下さい( ˊᵕˋ* )

ムーミンへの思い……スナフキンは私の哲学、

それ以上でもそれ以下でもありません。

本を贈るときに心がけていることはなんですか?

本を贈るときに心がけていることですね。

もし贈るとしたら小説や専門書のような本は

避けるようにしたいと思っています。

絵本のような年齢関係なく楽しめるものが無難だと思うので、

そういう類いのものを選ぶ傾向があります。

☆2015年は、「ムーミン」出版70周年です。

みんなにもっとムーミンを知ってほしい。

そんな思いで始まった8月9日の「ムーミンの日」。

2005年ムーミン60周年を機に、

作者トーベ・ヤンソンの誕生日8月9日をムーミンの日と定めて以来、

8月9日には様々な催しを開催しています。

「生きるって、すばらしいことだなあ。

どんなものでも、なんの理由もなしにいっぺんにかわることがあるんだねえ」

―ムーミントロール―

「さよならドビュッシー」  中山七里

兵庫県のあっちゃんのおススメの推理小説は…

 「さよならドビュッシー」  中山七里

推理小説としては大変よく出来ていて、

最後の最後まで真相が分からない

最後までドキドキが続くということです。

その上、登場人物のキャラクターと心の動きの表現が見事で、

共感や感情移入しやすく、夢中になってしまいます

読むきっかけは、ミステリー好きの娘の推薦です


あっちゃんにとって「推理小説」とは何ですか?

「推理小説とは」 そうですねー

そもそも「本」は私の心友ですから(笑)

いつもそばにあって、時に励ましてくれるし、時に慰めてくれます。

「ミステリーは、青春時代に片思いの好きな男の子。」です

学校で合うとドキドキするような感覚と同じような感じが、同じです。

素敵な面白いミステリーに出会うと、

ドキドキして時間が経つのも忘れますし、

気になって仕方なくなりますし(笑)変ですか?


本作を原作とした映画が、

2013年1月26日より新宿ピカデリー他で全国公開されました。

原作の大きなトリックは変わらないですが、

ミステリー性より主人公の秘めた心情面に重点をおいた構成となっています。

岬洋介役を演じる“クラシック界の貴公子”こと現役ピアニストの清塚信也さんが、

本作が俳優デビューとなっています。

アガサ・クリスティ「鏡は横にひび割れて」

福岡県にお住まいのsnowさん

アガサ・クリスティ「鏡は横にひび割れて」

アガサ・クリスティーの推理小説に登場する名探偵と言えば、

エルキュール・ポアロですが、ポアロより作品数は少ないけれど、

とても魅力的な名探偵が、ミス・マープルです。

彼女が住むのは英国の片田舎、セント・メアリ・ミード村。

そこで編み物をしたり、紅茶を飲んだりしながら、

ゆっくり過ごしている普通のおばあちゃんに、

あの鋭い観察眼や洞察力があることを誰が想像できるでしょう。

彼女の推理の源となるのが、徹底的な人間観察力。

小さな村での様々な噂話や、会話の中から感じる、

ちょっとした違和感など。聞き上手なおばあちゃんには、

私が犯人だとしても、ついつい喋りすぎてしまいそうです。

ミス・マープルが解決する事件に潜むのは、

人間のちょっとした欲や悪意、あるいは妬みや恨み。

本当に身近な感情なのです。

それを、何気ないお喋りの中から明らかにしていく過程に、

ワクワクドキドキするのです。

ミス・マープルものには「ポケットにライ麦を」

「スリーピング・マーダー」など、

面白い作品がいくつもありますが、

特に印象に残っているのが「鏡は横にひび割れて」という作品です。

悪気のない軽率な行いが、

他人の人生を損なってしまうこともあるんだな~

なんて考えさせられました。

これは「クリスタル殺人事件」というタイトルで映画化もされています。

「クリスティーを読むようになったきっかけを教えてください」

もう数十年前のことなのでおぼろげですが、

母も本好きで、母が読んでた本を借りて読んだら、

はまってしまったのではないかと思います。

高校時代、本棚にハヤカワミステリの赤い背表紙が増えていくのが嬉しくて、

夢中で読んでました。

今は、色あせてしまいましたが、ちゃんと残していますよ(^^)

「snowさんにとって推理小説って何ですか?」

推理小説は、私に、ワクワク、ドキドキするような本の面白さを教えてくれました。

次が気になって、いろんなことを放り出して本を読みふけってしまう…

ホンスキーにはありがちな経験を初めて私にもたらしたのも推理小説でした。

秋の夜長、高校時代を思い出して、

クリスティーを読み返してみようかと思います。

♬「アガサクリスティの名探偵」と言えば…。

・エルキュール・ポアロ(相棒としてアーサー・ヘイスティングズ)

デビッド・スーシェと言うイギリスの俳優さんが演じています。

・ミス・ジェーン・マープル

クリスティー自身が出演を熱望したという逸話のあるジョーン・ヒクソン主演版が有名です。

内田康夫 「ぼくが探偵だった夏」

大阪府のひろさん

内田康夫さんの「ぼくが探偵だった夏」

今や名探偵、テレビドラマでもやっている浅見光彦さん。

彼が初めて解決に導いた事件の話しです。

色んな殺人事件の話しがありますが、この本では誰も死にません。

そこが良い所です。

この本を読んだきっかけは、

内田康夫さんの本を読むのに、どれにしようか?迷っていて、

いろいろ探したんですが、やはり浅見光彦さんの最初の事件からっと思いました。

「ひろさんにとって推理小説とは何ですか?」

自分も探偵になったつもりで、読んでます。最後の どんでん返しが好きです。

♬「浅見光彦の家」
内田康夫公認

浅見光彦倶楽部公式サイトがあります。

◆浅見家までは

○ 銀座・日本橋から東京大学前を通る「本郷通り」を行き、

山手線駒込駅前を通過した辺りから先が

「北区西ヶ原」と呼ばれる街である。

いったん坂を下り、また上がった高台の静かな住宅街の一角に浅見家がある。

表通りから車の少ない通りに入って間もなくの場所である。

◆浅見家のきまり

○ ご飯を頂きながら高笑いをしてはならない。

○ 食事中は新聞もテレビも禁止。

○ 朝食はパン。

○ 見知らぬ人にむやみに話しかけてはならない。

○ 正月元旦は、朱塗りの祝い膳をめいめいの前に置き、

当主である陽一郎が「年頭の辞」を述べた後、お屠蘇を頂き家内息災を祝う。

○ 正月十四日から十五日にかけては、夜を徹してカルタ会をする。

初めに読むカラ札の文句は「カラ一枚明石舞子の浜千鳥啼いて別るる淡路島山」。

雪江が読む場合は「君が代」のときもある。

栗本薫 「天狼星」

和歌山県のだいぽんさん

栗本薫さんの「天狼星」

栗本薫さんが生み出した、名探偵伊集院大介の飄々とした人柄や、

大学を梯子していろんな勉強をして

「人間学」なるものの研究をしながら、

様々な難事件を解決したり、時には失敗したり

(これは、「伊集院大介の失敗」という短篇でも描かれています)

人間味溢れるところが魅力です。

そんな優しい人物である名探偵に、

初めて怒りの感情を持たせる宿敵シリウスとの対決が

「天狼星」シリーズでは描かれています。

この本と出会ったのは、高校時代だと思います。

その時はまだ一作目と二作目しか読んでいなかったのですが、

表紙の天野喜孝さんのイラストに惹かれて購入しました。

でも、よく見るとグロテスクです。

生首がテーブルの上に置かれているのですから。

「だいぽんさんにとって推理小説とは何ですか?」

僕にとって推理小説とは頭の体操だけでなく、

人間の闇の部分を照らす媒体だと考えています。

「人間学」を名探偵伊集院大介は探求していましたが、

まさに推理小説には「人間」が描かれているので、

ついつい読んでしまうのです。

勿論、洋の東西を問わず古典にも人間の生き様が描かれていますが、

推理小説にはエンターテイメント性もあり、つい手にとって読んでしまいます。

♬「天狼星」

天狼星(てんろうせい)は、おおいぬ座のシリウス。

狼の目のように青白く輝くことから、

このように呼ばれます。その天狼星は、星座の星で一番明るく輝きます。

そんな天狼星が見やすくなるのが、真冬の星空です。

これからの季節、天狼星が綺麗に見えますね。

夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。

「8の殺人」 我孫子武丸

兵庫県にお住まいのラジオネーム大乃国信夫さん

「8の殺人」 我孫子武丸

「この本の魅力は?」

ユーモアミステリーと評されているだけあって読みやすさは抜群。

登場人物もそれぞれの役割が明確になってますし。

それでいて、謎解きは丁寧に行われ、

古典と言われそうな作品を引き合いに出すあたりは、

昔ながらのミステリーファンもくすぐりそうです。

作家 ジョン・ディクスン・カーはここで知りました。

何と言っても一番の魅力は、使われたトリック。

私にとっては脳に刻印されるほどの衝撃。

アッと開いた口がしばらくふさがらないほど。

20年以上前ですけど、それ以降のどのトリックでも上書きされませんね。

あくまでも好みです。

8の形をした奇妙な屋敷で起きた密室殺人を含む連続殺人事件。

解明に乗り出した速水警部補、

その弟の推理マニアとお転婆な妹がなぜだったか解決に一役買う

(この辺、覚えてません)。

ユーモアと言われる彼の魅力の一つに小さな設定あり。

速水兄妹のお父さんは、結婚した時から子供は三人、

すべて男と決めつけ、名前もあらかじめ決めてました。

二人目まではともかく三人目は女の子。

女の子とはいえ、男の名前で頑と譲らぬ父。

落とし所は…、なかなか。センスです。

「この本との出会いを教えてください」

20年以上前、確か新聞広告で売り出し。

すでに本格ミステリーの雄と言われた島田荘司(しまだそうじ)さんが、

推薦したデビュー作家の一人。

京都大学推理小説研究会出身。

このサークル出身で、島田氏が推薦したのが

我孫子武丸、綾辻行人(あやつじゆきと)、歌野晶午(うたのしょうご)、

法月綸太郎(のりづきりんたろう)。

書店でも四人並べて売られてましたね。

まとめて買った記憶があります。

当時は四人のうち、綾辻、我孫子が格上の評価、

文章の軽さから我孫子は少し下に評価されがちだったかな?

発想の我孫子、構成力の綾辻、これはテキトーな感想。

「信夫さんにとって推理小説とは?」

難しいねー。

脳の覚醒かな。

ストーリーも楽しいけどやはり謎解き。

自分でいろいろ推理するのは普段の脳細胞。

でも、謎が解けたことないから、すべて私の頭より外の発想。

読後、毎回使ってなかった脳細胞に刻み込んでます。

だから、覚醒かな。今後はボケ防止になりそうですけど。

♡「8の殺人」は速水三兄妹シリーズとして、

8の殺人

0の殺人

メビウスの殺人

講談社ノベルスから出ています。

「京都大学推理小説研究会とは」

『蒼鴉城』

京都大学推理小説研究会が年に1回、発行している機関誌です。

毎年、11月の学園祭(通称NF)の期間中に販売しています。

会員が執筆した創作小説や評論などが掲載されています。

なお、読み方は「そうあのしろ」または「そうあじょう」です。

学園祭での販売に足を運ぶことができない人のため、通信販売を行っているそうです。

京大ミステリ研からの挑戦状。

ジグソーパズル付き推理小説『鏡の国の住人たち』

本作は推理小説と300ピースのジグソーパズルがセットになった変わり種です。

「ジグソーパズルの謎を解くと驚愕の真相が明らかになる」だなんて、

凝った仕掛けを実現しています。

パズル付きなので当然のことながら箱入りで、外箱を見ると、

「1、推理小説の問題編を読む」→

「2、謎の真相を解くため、推理しながらジグソーパズルを組む」→

「3、パズルの謎が解けたら、解決編を読んで事件が解決!」

なーんてことが書いてある。…