ラジオ「ホンスキー倶楽部」にコメントが来たよ

「本や作者の豆知識をたくさんご紹介いただいた上、ぐーりんさんの心の話まで聞けて泣きそうになりました」

2年前にこのブログでインターネットラジオゆめのたね放送局「ホンスキー倶楽部」のパーソナリティを始めた訳を書きました。

パーソナリティを始めて約3年。
どれだけの人に聞いてもらえているのかはわかりませんが、
いつもテーマに沿って投稿してくれる本好き(ここではホンスキーと呼びます)のリスナーさんによって支えられています。

先日以下のようなコメントを頂きました。

ぐーりんさん、こんばんは!

ずっとラジオが聞けなかったけど、久しぶりにホームページを見たら5/26分のラジオ番組が視聴できるようになっていて、感動しました。
ありがとうございます!

ずっと放送が聴けずに悲しい気持ちでした、感謝です
ブログにラジオ視聴を張り付けてお知らせしたら、友人がとても良い番組だと誉めてくれました♪

かおる文庫の紹介でも、本や作者の豆知識をたくさんご紹介いただいた上、ぐーりんさんの心の話まで聞けて泣きそうになりました。

これからも応援してます!
もっと番組紹介もがんばりますね。

このコメントは毎週第2週と第4週におススメ本を紹介する
「かおる文庫のおすすめブックコーナー」のかーるさんです。

彼女は自分のブログで私のラジオの音源を張り付けて宣伝してくれたのです。
その音源はこちら

5月28日放送 ホンスキー倶楽部


このブログもそうですが、「本が好き」
「一人でも多くの人に読書の楽しさを知って欲しい」
「ホンスキーのステキなレビューをいろんな人に知って欲しい」
「小さな町の本屋がつぶれないで欲しい」
そんな思いで続けています。

ラジオでは本の内容から私自身の生い立ちや子育てのことなど、フリートークもしています。
標準語と大阪弁が入り混じり、思い込んでの読み間違えもあり楽しんで頂けると思います。

毎週日曜日午前11時~11時半
インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネルで放送中です。

このブログの固定ページには、過去の放送音源(アーカイブ)のURLを載せています。
クリックすると聴くことができるので、一度聴いてみてください(*^^*)

愛なき世界 三浦しをん

今回はラジオ番組「ホンスキー倶楽部」3月17日分放送で紹介した1冊です。

兵庫県 ラジオネーム ゆみこさん

「愛なき世界」(三浦しをん) 中央公論新社

小さな洋食屋の料理人見習い・藤丸が恋をしたのは大学院で植物学を研究する本村。
しかし、シロイヌナズナの研究に人生のすべてを注いでいる本村は恋愛にはまったく興味がない。
出前を運んだのをきっかけに研究室に出入するようになった藤丸と、『知りたい』に突き動かさる研究室の個性豊かな変人たちの濃くて温かい日々を描いた物語です。

しをんさんお得意のディープなお仕事系小説。
全体としては面白かったけど、如何せん本村が挑戦している『実験』がまったく理解できず、かなりのページが割かれた『実験』の描写に手こずりました。(先日のクリエイターズネストでしをんさんご自身も「リアリティーを出すために詳細に書きましたが、読み飛ばしてもらっていいですよ」とおっしゃっていましたが)。
よって、実験の結果に近づいていくクライマックスにいまいち気持ちが入り込めず、私の中では「舟を編む」超えとはなりませんでした。

でも、これまでまったく知らなかった植物の生態世界を垣間見れて、数々のエピソードはとても興味深いものでした。
中盤の教授の思い出話にはボロボロ涙がこぼれ、朝の通勤電車の中でハンカチでひたすら涙をぬぐうことに。(ハンカチ持ってて良かった~!朝の持ち物チェックは大事ですね)

植物も動物も人間も生きてるこの世界に自分も存在できている嬉しさを噛み締めながら読み終わりました(’-’*)

紹介文の中で出てくるクリエイターズネストとは
文学BAR リズールで開催されるイベントです。
芥川賞作家 玄月さんプロデュースの店で
壁一面に紙の本がぎっしりと詰まった地下1階のリズールは、まるで文学好きの巣穴のよう。

その穴に作り手を引っ張り込み、作家のなまの声、なまの生態に迫ってみたら面白いのではないかと、そんなことから生まれた試みです。
さまざまな小説家のゲストが登場します。
これまでの出演者は小川洋子さん、穂村弘さん、北村薫さんなど多数

文学バー リズール http://www7b.biglobe.ne.jp/~liseur/

三浦しをん
1976(昭和51)年、東京生れ。
早稲田大学第一文学部卒業。
2000(平成12)年、書下ろし長篇小説『格闘する者に○(まる)』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞を受賞。

著書
『むかしのはなし』
『風が強く吹いている』
『きみはポラリス』
『仏果を得ず』など多数

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また読みに来ていただけると嬉しいです。

にょっ記 穂村弘

 

「それぞれの夜の終わりにセロファンを肛門に貼る少年少女」by穂村弘

今回は2月10日(日)放送分のインターネットラジオ「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。

2月のテーマは
本が好きな友人に「最近、読みたいんだけど最後まで本が読めないのよね…。軽いタッチの良い本ない?」と言われました。

さて、どんな本をオススメしますか?

東京都 ラジオネーム  ブルボン

穂村弘  にょっ記 文春文庫

① この本のおススメどころ

穂村弘さんの「現実の話なのか、妄想の話なのか、どちらなんだろう?っていう曖昧なところ」がオススメです。
日記でなく「にょっ記」、「にょ」の響きも好きです。
この「にょっ記」は続編の「にょにょっ記」「にょにょにょっ記」と3冊あるのですが、どれもとても面白く穂村弘さんの文章が軽快でスラスラ読めてしまいます。
クスっと笑えるものや爆笑するものもあれば、たまに切実なものも混ざってますが、穂村弘さんの世界観を堪能できる本だと思います。
実は私が購入したものを少しの間放置していたら先に夫が読んでいて、夫がすっかりハマって3冊一気読みしてました。
難しく考えないで読めるのもいいのでしょうね。


② この本との出会い

はっきり思い出せないのですが、多分どこかのSNSで紹介されてたような気がします。
実はこの「にょっ記」を読むまで、穂村弘さん自身を知らなかったので・・・。
歌人というのはにょっ記を読んでる最中に知りました。

③ 本が読めなくなった時の対処法があれば教えてください。

ほかの趣味没頭したり、それまで興味があったけどやってみる勇気がなかったものを試してみます。
本は無理やり読むものではないと思うし、本が好きな人ならば自然と時が来れば読むようになるのではないかなと思います。
私は長い間本から離れていた時期がありますが、その間はほかの趣味に没頭してました。
ゲームでも旅行でもハンドクラフトでも、いろんなことをやっているとそれに関する本を読みたくなってきたときがあり、それが読書再開のきっかけにもなりました。
いろんなことに目を向けて経験していくと、本を読んでいるときに自分が経験したことが出てきて情景が思い浮かべやすくなったり、共感しやすくなることがあり、どんなことも無駄にならないなぁなんて思ってます。

 

 

 

 

 

 

 

著者 穂村弘
歌人。1962年札幌市生まれ。
1985年より短歌の創作を始める。
2008年『短歌の友人』で伊藤整文学賞、「楽しい一日」で短歌研究賞を受賞。2017年『鳥肌が』で講談社エッセイ賞を受賞。

著書
歌集『シンジケート』『ドライ ドライ アイス』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『ラインマーカーズ』、詩集『求愛瞳孔反射』
エッセイ集『世界音痴』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』、近著に『きっとあの人は眠っているんだよ』『これから泳ぎにいきませんか』。

他に対談集、短歌入門書、評論、絵本、翻訳など著書多数。


最新歌集『水中翼船炎上中』

「ぎょう虫検査の記憶」が短歌に
それが先頭にある言葉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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グッドレビュアー

プロフェッショナルな読者#

 

 

「飛行機の乗り方」 「読む餃子」 パラダイス山元

「フランクフルト経由東京-名古屋。年間最多搭乗数1024回の著者による“空愛”150%エッセイ」(新潮社より引用)

 

今回も私がパーソナリティをつとめる「ホンスキー倶楽部」2月3日放送分より
本の紹介をします。

今月のテーマは
本がすきな友人から
「最近本を読みたいんだけど最後まで読めないんだよね~。
軽いタッチの良い本ない?」
と聞かれたときにおススメの本です。
“「飛行機の乗り方」 「読む餃子」 パラダイス山元” の続きを読む

“BOOK AND BED TOKYO” 体験記 その3

“BOOK AND BED TOKYO” 体験記 その3

僕の部屋のすぐ外、つまり入り口ドアをくぐって右手の一番奥は外に面した窓が並び、

そのすぐ手前にソファエリアがあります。

同様のエリアは、入り口から窓までの通路右手、

つまりは本棚の向かい側の壁沿いにもずらっと並んでいます。

厳密にはソファというより、奥行き1m程度の小上がりのような感じです。

いくつかクッションも置いてあり、壁にもたれかかったり寝そべったりしながら、

本を読んだり、おしゃべりをしたりすることが可能です。

宿泊だけでなく、日中は休憩利用もできるみたいなのですが、

その際にもこのスペースを利用します。椅子はおいてません。

蔵書数は300冊程度かなあ。

マンガに雑誌、美術書、ハードカバーに文庫本、

英語のペーパーバッグまで様々に並んでます。

コンセプトは「泊まれる本屋」ですが、

並んでる本は閲覧オンリーで買うことはできませんのでご注意を。

入り口ドアをくぐって左手には、すぐにフロントデスクがあります。

そこから狭い通路が伸びていて、通路沿い左手にはトイレがあります。

通路を奥まで進むと、左手に小上がりスペースがあり、洗面台が5台並んでました。

洗面台横にはドライヤーもあります。

洗面台の向かい側には、シャワールームのドアが三つ、

うち一つには”WOMEN ONLY”の貼り紙がしてあります。

あっ、そうそう!

エレベーターを降りたところの入り口ドアに、

"TONIGHT IS FULL”の貼り紙があったことは、

先にお話ししましたが、このBOOK AND BED TOKYO”の各種掲示の貼り紙は、

すべてペーパーバックのページを破り取ったような紙になっていて、

ホンスキーの心をくすぐります。閑話休題。

シャワールームのドアを開けると、畳一畳分ほどの脱衣スペースに、

小さな脱衣棚(脱衣ワゴン)!?が置かれています。

正面にもう一つドアがあり、それを開けると、

畳半畳程度のシャワースペースです。

当然椅子はありません。

胸の高さくらいに小さな棚があって、持ち込んだシャンプーやリンス、

ボディソープなどを置くことができます。

持ち込んだ…と書きましたが、ここにはアメニティグッズは置いてませんので、

宿泊の際にはフェイスタオルにバスタオルにボディウォッシュタオル、

シャンプーにリンスにボディソープ、歯ブラシ、髭剃り、パジャマ等々、

すべて持ち込む必要があります。

(税抜500円で、レンタルバスタオル/シャンプー/リンス/ボディソープ/歯ブラシ/

エコバッグがセットになったシャワーパッケージをフロントで購入できるみたいですが)

あと、言い忘れたことはないかなぁ。

うん、窓際のソファエリアの向かい側、通路から右に折れて死角になった部分に、

オーブントースター、ネスプレッソタイプのコーヒーマシーン、

ポットとカップやお皿などの食器が置かれてます。

これらはすべて自由に使えますので、

買ってきたパンやドーナツを温めている利用者もいました。

ポットもあるのでカップ麺やスープも持ち込めば飲めるのかな!?

コーヒーマシンは、フロントで税抜150円のカートリッジを購入して飲むことができます。

当然ながらジョージ・クルーニーはついてきませんので、

ご自分で”What else?”と言いながら飲んでください。

ベッド内での飲食は禁止されていますし、

ソファエリアもソファを汚すと弁償らしいので、

飲食の際はソファエリアの所々に置かれたミニテーブルを利用して、

気をつけて飲み食べましょう。

無料でWi-Fiも利用できるので、ビジネスユースにも問題ありません。

最後にあと一つ、ここは基本的にはホテルでなくホステルだそうです。

僕は知らなかったのですが、ホステルの醍醐味というのは、

利用者同士のコミュニケーション。

共有スペースであるソファエリアは、節度をわきまえれば、

夜中であれ明け方であれ、他の宿泊者との会話も自由だそうです。

デリケートな方は、耳栓を用意した方がいいかもです(フロントで税抜100円で買えます)。

滞在の感想としては、一ホンスキーとしては大満足で、

先に述べたような不便な点も平気という方々には、ぜひオススメしたいです。

今回の僕は、出張時の利用ということもあり、

疲れてたり翌日のことを考えて早く寝たりで、

泊まる前に期待していたほど本は読めませんでしたが、

次回の東京出張でもぜひ泊まりたいと思いました。

ご興味を持たれた方は、インターネットサイトをご覧いただければと思います

(宿泊予約もインターネットからですので)。

さて、長々とお話ししてきた”BOOK AND BED TOKYO”体験記、

最後までおつきあいいただき、どうもありがとうございました(^o^)/

“BOOK AND BED TOKYO” 体験記 その2

“BOOK AND BED TOKYO” 体験記 その2

「ガタッ!ガタガタガタッ!」という音が…

そして、ああ、なんということでしょう。

壁と見えていたところの一部が奥に引っ込んだかと思うと、

ポッカリと大きな穴が開いたのです(江戸川乱歩の少年探偵団風ww)。

実際には、ベルが置かれていた板からすぐ上の、

50cm四方ほどの壁がはめ込み式になっていたようで、

それが内側から引き抜かれてフロントが現れました。

予約した名前を告げ、チェックインカードの記入、

身分証のコピーなどの後に、施設利用の説明を簡単に受け、

ドアを解錠する日替わりのパスコードが書かれたカードを受け取ります。

(指で隠した部分に、その日のパスコードが)

気分はもう秘密クラブの会員のよう。

ドアの前に立ち、パスコードをボタンで打ち込みます。

最後のボタンを押すと、「カチャッ!」。

錠が開く音が響きます。

レバーを回してドアを押し開けると…

少し落とし気味の照明の中、正面には一列の本棚が。

思わずニンマリと顔がほころび、

しばし立ち止まって本棚を見渡します。

ところどころ本棚に開いた隙間が、”BOOK SHELF” というタイプの宿泊スペースです。

左手を見ると、フロントブースの横を、

奥に向かって伸びる細長い通路があり、

共用のトイレ、シャワールーム、洗面台に通じています。

並行して、その右側にも細長い通路があり、

こちらは”BUNK”というタイプのカプセルホテルと似た感じの宿泊スペースに通じています。

さて、僕の宿泊スペースは、”BOOK SHELF”の2番。右手最奥の下段でした。

本棚の奥を覗くと、マットレスの上に枕と枕カバー、シーツが置いてあるのが見えます。

床と本棚の下段の間は大きく空いていて、荷物を置くことができるようになっています。

そこへスーツケースを置いて、靴を脱ぎ、おもむろに部屋へと転がり込みました。

部屋の中はというと、うん、なかなかいい感じ。

クリップ式のライトが一つ、天井の桟に取り付けられ、

ハンガーが二つ、足元の壁にかかっています。

コンセントは枕元に二個ありますが、前述のライトがあるため、空きは一個。

本棚と平行に寝転ぶこの形は、そう、押入れの中の雰囲気です。

上着をハンガーにかけ、もぞもぞしながらシーツをセットし、

枕にカバーを被せてから、もう一度ゆっくりと寝転びます。

181cmの僕が、枕を壁につけ、足を伸ばして爪先が壁まで少し余裕があります。

壁にもたれて座ると、頭の上には結構な余裕が。

入り口のカーテンを閉めて、端のリングを壁のフックに引っ掛けると、

外からは一切見えない個室と化します。

僕的には、何の問題もありません。

さて、部屋の確認が終わったところで、もう一度ゆっくり外を見てみましょう。

続きます。