カシコギ  チョ・チャンイン

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今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「あなたの号泣本」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時

試聴はこちらから

https://yumepod4.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/08/9-2_honsuki-kurabuheyokoso_20190807.mp3

ラジオネーム 冷麺マン4世

チョ・チャンイン「カシコギ」

① この本のオススメどころ

変わった習性を持った、カシコギという魚がいます。
母カシコギは子どもを産むと家族を去り、残った、父カシコギが、食べず眠らずで外敵から子どもを守ります。
やがて子どもが成長すると、父は岩に頭を打ち付け死んでしまうのだそうです。

本書は、それを人間の家族に当てはめた小説です。
作中に出てくる言葉は、折に触れ思い出しては、自分を戒めています。
「あなたが虚しく過ごした今日は
昨日、死んでいったものたちが
あんなにも生きたいと願った明日」

② この本との出会い

大学時代に、「文章演習」の恩師が、この作者の二作目(灯台守)を翻訳した際に、紹介してくださったのが、出会いのきっかけです。

まず、一読して、涙が止まらないどころか、嗚咽からの号泣コース。
告白すれば、映画でも小説でも泣いたことがなかったので、せっかくの涙が勿体ないと思い、もう一度、ラスト付近を読み直し、もう一度、号泣しちゃいました。
ちなみに、再読でも、やはり泣けました。きちんと、泣いたのは、この、1冊だけです。

③ 直近の号泣した出来事

そんなわけで直近というには、あまりに昔の20年前で、「カシコギ」を読んだとき、となりますかね(笑)
普段、泣くことがないので?!
あ。夫婦喧嘩のあとの、仲直りかな。なんちゃって?
号泣する準備ができたら、ハンカチとカシコギを手に、ぜひお試し下さい。

【あらすじ】
白血病で入院中の息子、タウムを必死で看病する詩人のチョン。
彼は幼い時、母親は出奔、その後父親から心中を持ちかけられるという悲惨な過去をもつ。

それだけに家庭と息子への思いは強かったが、妻は現実に目覚め、自らの望みをかなえるために大学の恩師のもとに走り、フランスに発ってしまう。

世間とうまく折り合えず、不況で仕事も失い、それでもひとり、息子のために必死に尽くすチョン。
終わりのない過酷な闘病のなかで、タウムは言う。

「パパ、あとどのくらい苦しめば死ねるの。こんなに苦しんだんだから、もう死んでもいいじゃない」

だが、奇跡的にタウムに適合する骨髄ドナーが見つかった。
絶望に沈む父と子に一筋の光が差す。しかし……


著者 チョ・チャンイン
韓国の中央大学及び同大学院で文学を専攻。
雑誌社、新聞社の記者として勤務した後、作家に転身。
2000年父と息子の愛情をテーマとした「カシコギ」を発表。
200万部のベストセラーとなり、テレビドラマ化され、劇場でもロングラン上演を果たすなど“カシコギ・シンドローム”を巻き起こした。
2011年同作は日本で「グッドライフ」としてテレビドラマ化される。

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