兎の目 灰谷健次郎



今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「私の号泣本」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時

試聴はこちらからできます。

https://yumepod4.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/07/8-2_honsuki-club_20190711.mp3



ラジオネーム たま

灰谷健次郎 兎の目 角川文庫

またまた読み返しました!すぐに読みたかったのでKindleにしましたが、この本はやはり紙で読みたいですね。

①この本のオススメどころ
新米教師と子どもたちが心を通わせていくところ。
子どもたちが、大人が見守るなかで、自分の力で成長していくところ。
そして、それが灰谷さんの暖かい眼差しを通して描かれているところが魅力です。

②この本との出会い
はじめは小学校の図書室で。
二度目は高校の図書室で。
三度目は今回お題を頂いたことがきっかけで、Kindleで読み直しました。

はじめて読んだときは、生徒の気持ちに、
次に読んだときは、先生の気持ちに、
三度目は、先生もですが、親の気持ちに、より、寄り添った読み方になった気がします。

二度目に読んだときは、下校中の電車のなかで、思わず吹き出し、その後号泣しました。
作文のシーンです。

③ 直近の号泣した出来事
故中村勘三郎さんの(勘九郎時代の)DVD「森の石松」で号泣。
見直しなのに…。

実生活では、ないです。実生活で泣けなくなったから、余計に小説や映画が”必要”なのかもしれないと思いました。

【あらすじ】
大学を出たばかりの新任教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校では一言も口をきこうとしない一年生・鉄三。
決して心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だったが、鉄三の祖父・バクじいさんや同僚の「教員ヤクザ」足立先生、そして学校の子どもたちとのふれ合いの中で、苦しみながらも鉄三と向き合おうと決意する。
そして小谷先生は次第に、鉄三の中に隠された可能性の豊かさに気付いていくのだった…。学校と家庭の荒廃が叫ばれる現在、真の教育の意味を改めて問いかける。
すべての人の魂に、生涯消えない圧倒的な感動を刻みつける、灰谷健次郎の代表作。


灰谷健次郎
[1934~2006]小説家・児童文学作家。兵庫の生まれ。
小学校教諭を経て昭和49年(1974)に「兎の眼」を発表。
人権や社会問題などについての発言も積極的に行った。
他に「太陽の子」「ひとりぼっちの動物園」など。