箱根駅伝コトバ学 生島淳

「主務の気が利いている学年は、そのチームも強くなる」

本の題名にもあるように、箱根駅伝に関する40本のコラムです。
箱根駅伝…毎年1月2日に往路、3日に復路と二日間に渡り、往路107.5 km、復路109.6 kmを学生が襷を繋げる正月の風物詩にもなっています。
スポーツライターの著者がTVの中継だけでは伝わらない舞台の裏側を知ることができます。

おススメ度
★★★★
箱根駅伝のファンは勿論のこと、スポーツ好きな方におススメです。
1つの記事が4ページなのですきま時間に読めます。

【感想】
そもそも箱根駅伝に興味を持ったのは2年前です。
箱根駅伝を目指す大学生を書いた三浦しをんさんの小説「風が強く吹いている」を読んでから。
お正月には箱根駅伝を見る様になりました。

本書は2013年に書かれているので、当時に活躍していた選手も何人か登場します。
現在も実業団で活躍しており、東京オリンピックを目指している選手もいます。
コラムでは選手だけでなく監督、元選手、駅伝を走る選手だけでなくその裏方の「主務」にもスポットを当てています。
主務はマネージャーの様な役割で元々は駅伝を走りたかった選手がケガをしたり、タイムが振るわなかったりと様々な理由で、主務に専念することになるのです。
そこに至るまでには葛藤もあっただろうと綴られています。

箱根駅伝は大学対抗なので、勿論学生としての「卒論」や「就職」といった内容もあります。
予選会の雰囲気や学連選抜でのちょっといい話もあり、にわか箱根駅伝ファンの私には、面白く読めた1冊でした。

ベースボール・マガジン社
183ページ
2013年11月20日第1刷発行
本体価格 1300円

【目次】
はじめに
第一章 人
第二章 歳時記と生活
第三章 土地、場所
第四章 練習
第五章 レースの周辺
おわりに

著者 生島淳
1967年宮城県生まれ。
早稲田大学卒業後、広告代理店に勤務しつつライターとしても活動。
1999年にスポーツライターとして独立。
駅伝をはじめとする国内スポーツ、MLBなどアメリカスポーツに精通している。

著書
『大国アメリカはスポーツで動く』
『監督と大学駅伝』
『箱根駅伝』など多数

生島淳 ツイッター

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