「目指すところは、この人のためにやってあげたい」
私は人に頼るのが苦手です。
一人っ子で家は自営。
小さい頃から自分の事は自分でやらなければならない状況でした。
すぐに抱え込んでしまい、人にお願いすることができずに自滅する…。
そんなパターンが続いていて、なんとか脱却したいと思って手にした本です。
「やってもらえる人」の3つのルール
◆「つくさない」
・たまにやってあげる
・まわりに惜しみなく与えていた親分肌をちょっとだけやめてみる
◆「つよがらない」
・持ちつ持たれつ=支えさせてあげる(弱くみせる)
・少しダメなところを見せることで憧れの対象ではなく共感して「好き」になる
◆「頼まない」
・「お願い」と言わずに相手が望むビジョンを暗示しイメージさせる
→ 相手に「やってあげたい」という気持ちにさせる

やってあげたいと思わせる7つのトラップ
◆「先手を打つ」
・どんなに小さな先手でも見つけて行うと「お返しをしなくちゃいけない」と思う
◆「相談する」
・相談を持ち掛けて相手のアドバイスを引き出す。
・実行した後は、報告&感謝をする
◆お世辞を言い切る
・人はお世辞を言い切られると、内容そのものを否定するより自分の方を変えていく
・お世辞に感謝の言葉を入れる
◆自分の分担をアピールする
・相手を思うなら何か分担させるべき
→ 学校生活で全員が役割を平等に分担することで、自分に分担があるのが通常と感じる
・相手の動きに対して感謝の気持ちを伝える
◆曖昧にお願いする
・条件の部分はある程度、曖昧にしておいて「やります」と言わせてから詳しい条件を明かす
◆過去を引き合いに出す
・「あなたにしてもらったことを忘れずに今でも感謝しています」というアピールをする
→ 意図的ではなく「素」で!!
→ やってもらったことをメモしておく
◆急に黙る、目をそらす
・相手からこちらの欲しい情報を引き出す一番の方法は黙る

【感想】
3つのルールを読んで「あ~、私は正反対の事してる。だから自分でやってしまうんだ」と原因がハッキリしました(笑)
3つのルールも7つのトラップもざっくりと書きましたが、本書では具体的な事例も載っています。
とてもわかりやすく且つ重要な所は太字、ラインがあり、図解での解説もあるので、読みやすい本でした。
全部読まなくても目次を読み、自分の興味を持ったところを読むだけでもタメになります。
私はこの本を読んで、まず目の前にいる友人をホメました。
この手の本は読んだ後にベイビーステップ、今日中にできる小さなステップを決めて行うことが大切です。
本書のおわりにでも、「あとは行動あるのみです」と記されています。
私の様に「人に頼れない」「自分で抱え込んでしまいがち」な人におススメです。
【目次】
はじめに
PART1 あなたが頑張るのをやめればみんなが幸せになる
PART2 「やってもらえる人」の3つのルール
PART3 やってあげたいと思わせる7つのトラップ
PART4 やってもらってばかりでも好かれる5つの習慣
おわりに
宝島社新書
223ページ
2019年4月10日第1刷発行
本体価格 780円
著者 メンタリストDaiGo
ジェネシスヘルスケア株式会社
顧問新潟リハビリテーション大学 特任教授
慶応義塾大学理工学部物理情報工学科卒
人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究
英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演
その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動
ビジネスや話術から、恋愛や子育てまで幅広いジャンルで人間心理をテーマにした著書は累計270万部
趣味は1日10~20冊程度の読書、猫と遊ぶこと、ニコニコ動画、ジム通い
著書
『「好き」を「お金」に変える心理術』
『トークいらずの営業術』
『直感力』など多数
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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