死神の浮力 伊坂幸太郎

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今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「雨」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時半
「ホンスキー倶楽部」

試聴はこちらから
https://yumepod4.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/05/6-2_honsuki-club_20190520.mp3

ラジオネーム ジョナ

伊坂幸太郎 「死神の浮力」文春文庫

① この本のオススメどころ
タイトルに浮力とあるように、体が軽く浮かぶように、軽快で愉快な読み心地がします。
その秘密は、主人公の死神の、ちょっとずれた言動の可笑しさにあります。
「醜い?」と訊ねる女性に、「いや。見やすいぞ」と答えたり、「大名行列みたいだ」と表現する人に、「大名行列か、懐かしいな」と話したり。
死神の仕事は、人間になりすまし、調査対象が死ぬか生きるかを判定することです。
彼らが、仕事をしているときは、決まって雨が降るのです。

② その本との出会い
「死神の浮力」は長編ですが、かつて「死神の精度」という短編集が出ていて、その作品で、シリーズのファンになりました。
白状すれば、伊坂幸太郎のデビュー作を読んで以来、すべての作品を単行本→文庫の順で、数回ずつ読み返すくらいにハマっています。

③ 雨の思い出
「死神の浮力」を読んでいる数日間、雨でした。やっぱり、そうか、と感じました。

あと、大学の頃、海外研修でイギリスに一月ほど短期滞在したことがあるのですが、ロンドンはすぐ雨が降るためか、天気予報が時間単位だったり、誰も傘を持たずに、濡れるままに過ごしていたのが、印象に残っています。

「走っても、先は雨だよ」と話したとされる宮本武蔵の言葉が思い浮かびました。

【あらすじ】
娘を残虐に殺された小説家の山野辺は苦しみのなかにいた。
著名人であるが故にマスコミからの心無い取材にさらされ、さらに犯人とされていた男・本城が第一審で無罪になったのだ。

しかし、山野辺は彼が犯人であることを「知っていた」。
彼はサイコパスと呼ばれる反社会的人格者で、 自分が犯人である証拠を、山野辺宛てに送ってきていたのだった――。

控訴の猶予期間は二週間。
山野辺とその妻、美樹は一時的に自由の身になった本城を探し、動き始める。
そこに千葉という男が現れ「本城の居場所を知っている」と言う。
実は千葉は人間の生死を判定する〝死神〟だった。
山野辺夫妻は半信半疑ながらも、千葉と行動を共にすることにする。

山野辺夫妻・千葉チーム対サイコパス本城の勝負の行方は?
そして今回、千葉が「担当している」のは誰なのか?  そして調査の結果は?

著者 伊坂幸太郎
1971年生まれ
千葉県松戸市出身
宮城県仙台市在住
東北大学法学部卒業

受賞歴
1996年 第13回サントリーミステリー大賞佳作(『悪党たちが目にしみる』、大幅に改訂されて『陽気なギャングが地球を回す』として祥伝社から出版)
2000年 第5回新潮ミステリー倶楽部賞(『オーデュボンの祈り』)
2004年 第25回吉川英治文学新人賞(『アヒルと鴨のコインロッカー』)
2004年 第57回日本推理作家協会賞 短編部門(『死神の精度』)
2006年 平成17年度宮城県芸術選奨 文芸(小説)部門
2008年 第21回山本周五郎賞、第5回本屋大賞(『ゴールデンスランバー』)など

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