追読 人間臨終図鑑Ⅰ サメマチオ

「家臣を呼んで所轄帳簿を出させ、みなハンコを押してから死んだ」松平信綱

 電子書籍を読むようになって、よく活用しているサイト「ネットギャリー」
そこで見つけた1冊です。
最近はよく図鑑ものが出ています。
「古文単語キャラ図鑑」「英単語の語源図鑑」「算数図鑑」などなど
えっ?これが図鑑になるの?
と思うものも今は図鑑になってわかりやすく解説されています。

この本の元を知らなかった私は、最初人が臨終に際するときに必要ななことが書いてある、いわゆる「終活」の図鑑なのかな?
と思って読み始めると…全く違っていました。

【本の内容】
この本は偉人の最後「臨終」の時の様子やその人物がどんな人だったのか…。
ということが1ページにまとめられています。

そもそも原作があり、山田風太郎氏がまとめた全4巻の書籍をサメマチオ氏がわかりやすくマンガで編集、解説したものです。
山田風太郎氏の原作は亡くなった年齢でまとめています。
第一巻は15歳から55歳で亡くなった偉人です。
それをサメマチオ氏は出生順にしているので、歴史の流れもわかるようになっています。

臨終間際がコントの様だった映画監督の小津安二郎
徳川家光・家綱に仕えた松平信綱の死因は尿閉症。
死因がわからない(けど載っている)柳生十兵衛。
「死にとうない」と言って座ったまま眠るように死んだ一休。
と、人の数だけ臨終時のドラマがあるのだなぁ、と思わせてくれます。

【感想】
日本史が苦手で大河ドラマも見ない歴史オンチの私にとっては
とっても楽しめた本でした。
絵も堅苦しくなく、説明文も簡潔で読みやすく飽きることなく読むことができました。

著者のサメマチオ氏の山田風太郎氏への尊敬や愛情、読者が読みやすいようにとの配慮されたであろうコマ割りや文章の工夫がみられます。

この本の続編を望むとともに山田風太郎氏の原作も読んでみたいと思いました。

【目次】
はじめに
第1部 ざっくり紀元前~平安時代の人
第2部 ざっくり鎌倉時代~戦国時代の人
第3部 ざっくり江戸時代の人
第4部 ざっくり明治時代~昭和時代の人

徳間書店
176ページ
2019年4月25日
本体価格 1500円
電子書籍あり

著者 サメマチオ
漫画家。『マチキネマ』で第1回ネクスト大賞受賞。

著書
『きみの家族』
『春はあけぼの 月もなう 空もなお』
『ホテルサラマンダー』
『魔法少女サン&ムーン~推定62歳~』などがある。

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