チーズはどこへ消えた? スペンサー・ジョンソン

「物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、すばやく動くこと」

アメリカ合衆国の医学博士・心理学者であるスペンサー・ジョンソンが著した童話、ビジネス書。
日本で400万部、全世界で累計2800万部突破した名著を紹介します。

チーズを手に入れれば幸せになる

登場するのは「スニッフ」「スカリー」の二匹のネズミと「ヘム」「ホー」の二人の小人
食糧が欲しい幸せになりたいと願い、ランニングシューズを履きランニングウエアを着て毎日、迷路に出てチーズを探し回っている。

ある日チーズ・ステーションCで好みのチーズを見つけた。
毎朝、急いでステーションCに通うヘムとホー。
しばらくして二人はゆっくりと起きて歩いてチーズ・ステーションCに向かうようになる。
そこにはチーズがあって当たり前、毎日お腹いっぱい食べて家に帰る様になる。
安心しきっていた。

自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる

ある日、チーズ・ステーションCのチーズが無くなっていた。
スニッフとスカリーは、チーズが段々と少なくなっていっているのに気づいていたので、二匹はすぐにチーズを探しに出かけた。
チーズ・ステーションCの状況が変わったので、自分たちも変わることにしたのだ。

ヘムとホーはいつも通りにやってきてチーズが無いことに驚く。
二人はひどい目にあわされたとわめき散らし、憂鬱になった。

翌日もまた次の日も二人はチーズ・ステーションCに向かった。
どうすれば良いか相談している間、スニッフとスカリーはチーズ・ステーションNを見つけた。

そこには、大量の新しいチーズがあった。
ホーは「出かけよう」とヘムに声をかけるがヘムは動こうとはしなかった。

変わらなければ、破滅することになる

ホーは一人で新しいチーズを求めて迷路に出た。

一歩踏み出すことが不安になり恐怖にも感じたが前に進むことにする。

進む中で今までの不安や恐怖が無くなっていることに気づくホー。
恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる。
恐怖に捕らわれていたのだと悟ったのだ。

ホーは新しいチーズを楽しんでいる自分を想像するようにした。
失ったものではなく、手に入れるものの事を考え続けた。
そしてホーはチーズ・ステーションNを見つけた。
スニッフとスカリーに挨拶をするとホーはチーズにかじりついた。
ホーはヘムを呼びに行こうと思ったが思いとどまった。
ヘムも自分で見つけようとしなければならないからだ。
ここにたどり着くまでに壁に印を書いてきた。

友人はそれをたどってやって来ると信じて…。

【感想】
短い寓話の中にとても興味深いたくさんの人生教訓が書かれていました。
話の中では「チーズ」を見つけてそれがある日無くなります。
この「チーズ」を「パートナー」「仕事」「お金」と置き換えると自分の事として捉えることができます。

自分が見つけた大切なもの(者・物)を失った時にいつまでも、そのものに固執するのか。
それとも次にむけて迷路に進んでいくのか。
あらすじのところでは割愛しましたが、ホーはチーズ・ステーションNで新しいチーズを見つけたときに、これまでのことを思い返します。
一歩進むことができたのはなぜか?
餓死するという恐怖だと気づき、自分自身を笑います。

自分が変わるには、自分の愚かさをあざ笑うこと。
そうすれば見切りをつけて前進できる…とあります。
私はなかなか自分自身を笑うことができません。
この本を読んで、次に進むためには過去に恐怖だと思っていることを笑い飛ばすことが必要なんだと知りました。

登場する二匹と二人はそれぞれの特性があります。
スニッフ…においをかぐ、~をかぎつける
スカリー…急いでいく、素早く動く
ヘム…閉じ込める、取り囲む
ホー…口ごもる、笑う
私はどちらかと言えばホーかな?
新しい提案には直ぐには乗れないけど、しばらく時間が経つと進むことができるから。

ぜひこの本を読んでみて自分は登場人物のどれにあてはまるか考えてみてください。

【目次】
ケネス・ブランチャード博士による裏話
ある集まり シカゴで
物語  チーズはどこへ消えた?
ディスカッション その夜
訳者 あとがき

扶桑社
94ページ
2000年11月30日第1刷発行
本体価格 838円
電子書籍あり

著者 スペンサー・ジョンソン
医学博士・心理学者
心臓のペースメーカー開発にもたずさわる
さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ
シンクタンクに参加する一方
著者活動を続けている
ハーバードビジネススクールの名誉会員著書
「1分間マネジャー」
「1分間意思決定」
「人生の贈り物」他、多数

でーれーガールズ 原田マハ

「痛くて、苦くて、しみるほど甘い。それが、ひとを好きになるってこと、なのかな」by 鮎子

【あらすじ】
佐々岡鮎子は東京在住の人気漫画家。
そんな鮎子に送られてきた一通の手紙からこの物語は始まる。

その手紙は鮎子の母校、岡山白鷺女子高校が創立百二十周年の記念講演の依頼だった。
鮎子の同期の同窓会も開催し退職した恩師も出席すると記されていた。
その後、同窓会の案内が届き、最後の一行に「武美も来る」と書いてあった。

鮎子は東京生まれ。
高校に入るタイミングで父親が転勤となり岡山に引っ越してきた。
当時は「オールナイトニッポン」を聴いて寝不足になる。
ラジカセが一番の宝物。
学校では「ザ・ベストテン」の話題で持ちきり。
鮎子はなかなかクラスに溶け込めずにいた。
そんな鮎子に声をかけてくるのはクラスでも美人の武美。

鮎子には秘密があった。
絵を描くのが好きな鮎子はノートに「ヒデホとあゆの物語」と自分で作ったマンガを描いていた。
ヒデホは鮎子の理想の彼氏。
大学生でロックバンドのボーカルとギターを担当。
ノートは10冊目になっていた。

そのノートの中を武美に知られてしまう。
鞄の中を広げたときには武美の机の下に落としてしまったのだ。
ノートにはご丁寧にも「この物語は実話である」と書いてある。
武美はノートを読んで「面白かった」と言い
「ほんまにおるん? ヒデホ君って」と聞かれて鮎子はうなずく。
武美にその後ヒデホとどうなったか話す鮎子。
武美もヒデホの事が好きになっていった。

クリスマスが近い冬の日。
鮎子はふとしたきっかけで知り合った淳の事が好きになりつき合うようになる。
淳のために手袋を編む鮎子。
武美にはヒデホのためにと偽って…。
クリスマスイブの日、淳に手袋を渡すところを武美に見られてしまう。
そのまま鮎子と武美は仲直りすることなく、武美は春休みに転校してしまった。

岡山につき同窓会が開催されるレストランについた鮎子。
武美と本当に会えるのだろうか…。

【感想】
現在の話と高校生の時との話が交互に混ざります。
40代の女性も高校生も等身大に描かれています。
マハさんと同年代なので、教室で盛り上がる話や鮎子の思いに出てくる人物も「そうそう」とうなずけました。

当時のスマホもSNSも無い時代の女子高生の淡い初恋…。
クリスマスのくだりでは恋をとるのか親友をとるのか選択を迫られる鮎子。
本気で自分が作りだした「ヒデホ」に恋をしていたので、生身の彼氏より親友を取る鮎子がいじらしく思えます。
断る理由が「ヒデホ」なところが鮎子の純情さを物語っています。

「ケータイもMP3プレイヤーもない時代。ウォークマンだって持っている子なんかいない。ラジカセがいちばん大事な宝物だった時代。
それでも私たちは、じゅうぶん豊かだった」
この一文にシビレました。

最後のくだりは予想がつきますが、それでもこの物語は女性の友情を描いた秀作です。

【目次】
#1 鮎子の恋人
#2 欄干ノート
#3 時間を止まれ
#4 ジョージのブローチ
#5 聖夜
#6 リボンの白
最終話 友だちの名前

祥伝社文庫
245ページ
2014年10月20日第1刷発行
本体価格 580円
電子書籍あり

著者 原田マハ
1962(昭和37)年、東京都小平市生まれ。
関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業。
馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。
その後2005(平成17)年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞しデビュー。
2012年に発表したアートミステリ『楽園のカンヴァス』は山本周五郎賞、R-40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞、ベストセラーに。
2016年『暗幕のゲルニカ』がR-40本屋さん大賞、2017年『リーチ先生』が新田次郎文学賞を受賞。

著書
『本日は、お日柄もよく』
『ジヴェルニーの食卓』
『デトロイト美術館の奇跡』
『太陽の棘』など多数

原田マハ 公式ウエブサイト

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約束のネバーランド 白井カイウ・出水ぽすか

今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「子ども」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時半
「ホンスキー倶楽部」

試聴はこちらから

https://yumepod4.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/04/5-3_honsukiclub_20190224.mp3

ラジオネーム オニゲテンコウ

白井カイウ 出水ぽすか「約束のネバーランド」集英社 ジャンプコミックス

① この本のオススメどころ
脱獄です。
ある孤児院からの脱出を描いたお話。
なぜ脱獄をしなければいけなかったのか…それはその孤児院の秘密を知ってしまったから(゜Д゜)
連載3年目!スタートから衰えることのない人気…アニメも大人気で1期終了。

この本の最大のオススメどころは…創刊51年を迎えた少年ジャンプで唯一女性が”主人公”ということ。
もちろんそれ以外にも頭脳戦というのもありますが!

今まで少年ジャンプは少年向けで主人公はすべて男でした。
ちょうど連載が始まった2016年は漫画業界でいえば勝負の年でした。
各漫画雑誌を支え続けた長期連載組が相次いで終わりを迎えて「世代交代か?」と思われていた。
ある意味、少年ジャンプの今後を担うであろう看板作品として始まり、大ヒット。

「ジャンプらしくない」ストーリーと可愛らしい絵柄というギャップが読者のハートを射止めた。
子供の脱獄って今まであるようで無かったです。大人の脱獄はないようである。海外ドラマ”プリズン・ブレイク”を参考に考えているそうで子供版プリズン・ブレイクです。

②この本との出会い
コミックナタリーさんです。コミックスになってから読んだらドハマリ。
「ドラゴンボール」「ONE PIECE」のような名作を初めて読んだときと同じリアクションでした(゜Д゜)

③子どもの頃の思い出
今でも付き合いがある友達と遊ぶことです。
学生時代(小学生~)は何人かではなくて数人と遊んでて家で遊んだり夏だとプールへ行ったりと。
ベタすぎてすいません。

【あらすじ】
母と慕う彼女は親ではない。
共に暮らす彼らは兄弟ではない。
エマ・ノーマン・レイの三人はこの小さな孤児院で幸せな毎日を送っていた。
しかし、彼らの日常はある日突然終わりを告げた。
真実を知った彼らを待つ運命とは…!?

著者 白井 カイウ(しらい カイウ、本名・性別・生年月日非公表)
日本の漫画家、漫画原作者。
大学卒業後、一般企業に就職したが、退職後プロ漫画家を志望し作家活動を始めた。
2015年、ネット漫画サイト『少年ジャンプ+』(集英社)にて読切作品『アシュリー=ゲートの行方』(作画Rickey)の原作者担当としてプロデビューを果たした。
作画担当の出水ぽすかと手を組み2016年2月、同サイトにて二作目の読切作品となる『ポピィの願い』を発表した。
その後アマチュア時代に書き溜めたものを元に連載作品を作り上げ、『約束のネバーランド』(作画出水ぽすか)を『週刊少年ジャンプ』2016年35号より連載中である。

著者 出水ポスカ
1988年東京都出身
職業:漫画家、イラストレーター
連載中作品:約束のネバーランド

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ショートショートガーデン プチコン受賞作品集 新生活 田丸雅智(編)

「短くて不思議なショートショートの世界」

この作品は、400字を上限にしたショートショートの投稿サイトで開催されたコンテスト「プチコン3 新生活」の最優秀作、優秀作の15作品を収録した本です。
テーマは「新生活」


「新生活」というテーマからゲーム、AI、恋愛や家庭…。
読後がほんわかするものから、ブラックなものまで
15ある作品のうち似通ったものはありません。

400字なのですぐに読めてしまうのですが
話によってはサラッと読み流すと最後に「?」となり
再度読み直して「そういうことか」と納得する話もいくつかありました。
400字ならではの醍醐味です。
余分な文字をそぎ落としているので、
ゆっくりと文章を脳内で画像に変換して読むことをおススメします。

15作品のうち私が好きなのは「眼窩の空」です。

この本は電子書籍版のみです。
kindleで無料で読むことができます。
pixivノベルでも無料で読むことができます。

pixivノベル 

【目次】
はじめに
ダンボリス
朝ご飯
人間の塔
新社会人
断捨離キャリー
そこは白線につき
ショートショート「内来種」
また、ふたりで
眼窩の空
新生活入荷しました
桜前線の桜庭さん
ハローライフ
随筆「新生活」に寄せて
アパートの花子さん
ニューライフセーバー
おわりに


編者紹介 田丸雅智
1987年愛媛県生まれ
東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒
現代ショートショートの旗手として執筆活動に加え、
「ショートショート大賞」を自らが発起人となり設立。
全国各地で創作高座を開催するなど幅広く活動。

著書
「オバペディア」
「夢巻」
「芸能人ショートショート・コレクション」など

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きみはいい子  中脇初枝

今回は私のラジオ番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
テーマは「雨」

インターネットラジオゆめのたね放送局
関西チャンネル
毎週日曜午前11時~11時半
「ホンスキー倶楽部」


試聴はこちらから

https://yumepod4.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/05/5-4_honsuki-kurabu_20190513.mp3

中脇初枝「きみはいい子」

ポプラ社

◎内容
心に傷をもった人たちが暮らす同じ町、同じ雨の日の出来事を綴った5編の連作短編集。
学級崩壊を通じて子どもと向かい合う教師、
子どもの虐待が止められない母親とママ友、
認知症の母を施設に送り出すまでの娘の葛藤など。
傷を抱えながらも何かに気づき、歩んでいく物語。

◎感想
全編を通して、どこかに傷を負った子どもと大人がでてきます。
過去に起こったこと、感じたことは、全てその人を作る土台となっています。
その素晴らしさと恐ろしさ、そして希望を感じる一冊。
タイトルがすべてを包み込む鍵になり、
全編を通して作者の温かい眼差しを感じて涙がでます。
いくつになっても、誰の中にも、
無条件に認めてほしい子どもがいるのです。
きみはいい子。
愛をもってこの言葉を伝えられたらいいですね。
かつて子どもだった人に読んでほしい本です。

第28回坪田譲治文学賞
第1回静岡書店大賞第1位
2013年本屋大賞第4位

2015年映画化

ポプラ文庫
329ページ
2014年4月4日第1刷発行
本体価格 660円
電子書籍あり

著者 中脇初枝
1974(昭和49)年、徳島県生れ、高知県育ち。
筑波大学卒。
高校在学中の1991(平成3)年に『魚のように』で坊っちゃん文学賞を受賞し、17歳でデビュー。
2013年『きみはいい子』で坪田譲治文学賞を受賞。
同作は本屋大賞2013の第4位となり、映画化もされた。

著書
『こりゃまてまて』
『あかいくま』
『女の子の昔話』
『わたしをみつけて』
『みなそこ』
『世界の果てのこどもたち』など。

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死ぬくらいなら会社辞めればができない理由  汐街コナ/ゆうきゆう

「まだ大丈夫だと思ってた」

この本は著者自身が残業続きで過労のため、危うく自殺をしかけてしまった経験から書かれてあります。

「できない」と「頑張っていない」はイコールじゃない

・冷静に「できない」原因を特定し、解決策を練る
・人に相談する
・「がんばること」を目的としない
→「できるようになること」が大切
★月平均80時間以上残業をしてまでがんばることはやめる

普段どおりのことができない時点で十分におかしい

・ある日突然、起きられない動けなくなる
・悲しくないのに勝手に涙がでてくる
・食欲不振、不眠はうつの初期症状
・自分が今ストレスを受けていると自覚することが大切
・身体が丈夫な人ほど自覚しづらい
→会社を休んで自分の心と身体をメンテナンスしよう
★何があっても大丈夫な人は存在しない

逃げるが勝ち

・自分を犠牲にするのはほどほどにする
・「まだマシじゃん、私なんて…」の不幸競争には参加しない
・考えても解決しないことは考えなくていい
・足が骨折したら病院に行き治療を受けて休む、心も折れたら治療受けて治す。
★日常生活で支障がでるようなら心療内科やメンタルクリニックを受診する
 ・眠れない状態が1週間以上続く
 ・好きな料理を目の前にしても食欲がない
 ・会社に行く日の朝が憂鬱、吐き気のような症状がでる
 ・好きなことや趣味が楽しく思えない
 ・死について考えることが増えてきた
 → 以上の5点のうち3つ以上当てはまるなら受診する

自分の命と人生を優先に考える


・家族を養わないと…
・会社や顧客に迷惑がかかる
・親に心配をかけられない
・すぐに辞めたと家族に言えない
・できない奴だと思われたくない
→ 他人を中心に考えない
  会社はあなたの身体のことを考えてくれない
  自分の身体は自分で守る
・俺がやらねば誰「か」やる
★過度のストレスを受けると、逃げ出すという選択肢が見えなくなる
★「休む」「辞める」の選択肢が見えているうちに行動してみる

辞めたら辞めたでなんとかなる

・まずは自分をいたわる
・転職はできる
・「立つ鳥跡をにごしてもいい」と開き直る
★世界で一番あなたのことを理解しているのは、あなた自身

【感想】
この本を読むまで「死ぬくらいなら会社を辞めればいいのに」と思っていた一人です。
なぜ「辞める」という決断ができないのか…。
その判断ができないところまで追いつめられていることが、イラストでわかりやすく書いてありました。

当事者の実体験と精神科医の先生とのコラボなので、心療内科へのかかり方やどのタイミングで通院すればよいのかなども、各章の後にコラムとして掲載されていまする

私も以前職場でパワハラにあって、うつの診断がされ仕事を休みました。
パワハラ以外にもサービス残業もあり、休みの日も研修などでゆっくりすることが少ない職場でした。
一番忙しいときに休み、当時管理職だったので、復帰してからも他の社員と信頼関係を取り戻すに時間がかかりました。
一年後には配置転換をしてもらい心機一転で臨むことができました。
結局はその2年後にはその会社を辞めて、今は自分のライフスタイルに合った職場に再就職しました。

自殺までは考えませんでしたが、朝仕事に行くことが出来なくなったその日に心療内科に通院して休職の診断が出たときはホッとしたのを覚えています。

今、残業ばかりで自分の時間が持ててない人、そんな人が家族や友人に居る人
ぜひこの本を読んでください。



【目次】
プロローグ 昔、その気もないのにうっかり自殺しかけました。
第1章 なんで死ぬまでがんばりすぎちゃうの?
第2章 心のSOSに気がついて
第3章 がんばらない勇気
第4章 自分の人生を生きるために
第5章 世界は本当に広いんです
最終章  自分を犠牲にしてがんばりすぎちゃう人へ

あさ出版
160ページ
2017年4月10日第1刷発行
本体価格 1200円
電子書籍あり

著者 汐街コナ
広告制作会社のグラフィックデザイナーを経て漫画・イラストの活動を開始。
装丁画・挿絵・ゲームキャラクターイラスト等をてがけている。
デザイナー時代に過労自殺しかけた経験を描いた漫画が話題になり書籍化。


汐街コナ公式サイト

https://shiokonako.wixsite.com/illust-home

監修 ゆうきゆう
精神科医。
ゆうメンタルクリニック総院長。
医師業のかたわら、心理学系サイトの運営、マンガ原作、書籍執筆なども手がける著書
「5秒で好かれる心理術」
「ゆうきゆうのこころのサプリ」
「2秒で本音がわかる心理術」ほか多数

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