サクラ咲く 辻村深月

今回の本は、4月21日放送のラジオ「ホンスキー倶楽部」で紹介した
リスナーさんがテーマ「春」から連想するおススメ本です。

神奈川県 ラジオネーム きりえ

辻村深月「サクラ咲く」 光文社文庫

① この本のおすすめどころ
はっきりと自分の意見が言えない自分がイヤで変わろうと決意して中学生になった女の子、マチが、図書館の本にはさまれていたメモをきっかけに、同じような不安を抱えた子と文通しながら少しずつ成長していくところ。
私もマチと同じようにクラスの中で上手くやっていけるのか不安で、ハキハキ自分の意見を言える子に憧れてました。

「勉強は多少出来なくても明るくて友達がたくさんいた方が親も安心するし、嬉しいんじゃないか」と思ってました。
でもそんなマチでも(私でも)分かってくれる誰かがいる、頑張れば必ず実るとは言わないけど、違う方から思ってもなかった幸せがやってくることもあります。
新学期を迎えてマチのように(私のように)不安を抱えてる子がこの本を読んだら少し希望を持てるんじゃないかな。

また、文庫本にはこの他に2本の短編が収録されてますが、それぞれの話が少しずつリンクしてるのもこの本の魅力です。

② この本との出会い
辻村深月さんの本が好きで本屋さんで新刊をチェックしていて見つけました。

③ 春の思いで
春に思い出すのは何故か小学校の頃のお道具箱に入ってたノリの匂いです。
匂いと共に新学期を迎えて不安だった心もよみがえって来ます。
実はこの春異動があり、同じ社内とはいえ、新しい職場に行くので、ちょっと不安でドキドキしています。
でも、私なりのやり方でやっていくしかないなぁと開き直って新しい出会いを受け止めようと思ってます。

光文社文庫
297ページ
2014年3月12日第1刷発行
本体価格 560円
電子書籍あり

著者 辻村深月
1980(昭和55)年生まれ。
千葉大学教育学部卒業。
2004(平成16)年に『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞してデビュー。
『ツナグ』で吉川英治文学新人賞を、『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞。
「かがみの孤城」で本屋大賞受賞

著書
『ぼくのメジャースプーン』
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
『オーダーメイド殺人クラブ』
『水底フェスタ』
『盲目的な恋と友情』
『朝が来る』
『東京會舘とわたし』
『クローバーナイト』など多数

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