きのう何食べた? 15巻 よしながふみ

LINEで送る
Pocket

「このまま火曜日以外は二人別々の食卓か…ちょっとつまんねぇなぁ…」by 筧

コミック「きのう何食べた?」は私が唯一揃えているコミックです。
「モーニング」に連載されてコミックになるのは1年に1冊。
気づけば15巻です。
実は14巻が出ていたのですが、買えてなくて今回14,15巻と購入しました。

おおまかなあらすじ】
矢吹賢二(以後ケンジ)と筧史朗(以後筧)はパートナー。
ケンジは美容室に勤めおねえ言葉で話し自分がゲイであることを隠さず生きている。
筧は法律事務所に勤める弁護士、自分がゲイであることは隠して周りには彼女と一緒に住んでいることにしている。
最初は家の近所を一緒に買い物に行くのを嫌がっていた筧だが、年齢とともに丸くなってきて今では買い物もオシャレなカフェでお茶するのもケンジと一緒。
筧が料理担当で食費を月額2万5千円内にするために、食材も安いものを買い時間をかけて手作り。
そのつくり方が丁寧に描かれている。
そう、このコミックはレシピ本でもある。

前巻ではケンジの勤める美容室の店長ヒロ(男性)が離婚されショックでベトナムへ。
ヒロはベトナムで美容室の2号店を作ることを決め、ケンジに店長を託す。
一方筧は法律事務所で代表の弁護士の仕事が少しずつ回ってきて順調である。

今回15巻では…
ケンジは店長となり毎日が残業で帰りも夜の10時を回り定休日には美容室に来れないお客様のために訪問カットに行き、筧と食事ができない日々が続いている。
筧は両親が家を売って民間のケア付き老人ホームに入ることを告白し筧に詫びる。
資産を残してやれないと詫びる両親に対し、筧は反対に一人っ子である自分が孫の顔を見せることができない事を詫び、資産は自分たちで使って欲しいと話す。

筧が晩御飯を作るのだが、ケンジの帰りが毎晩遅いので体を心配するとともに冒頭のセリフとなる。
食事は一人で食べるより誰かと食べる方が楽しいのだ。
ケンジもそれは思っていて苦手なレジを締める仕事を持ち帰り筧と一緒に晩御飯を食べるやり方に変えた。
やっぱり好きな人と一緒に食事をするのが一番。

ケンジの姉から連絡が入り母親が入院してケンジの顔が見たいと言い出す。
久しぶりに母と会ったケンジは思いもがけない言葉をかけられる…。

【感想】
40代だったケンジと筧も50代になりました。
親の介護の問題やそれなりに責任のある仕事を任される、年齢に見合った問題が展開されていきます。
お互いを思いやる心が感じるので読んでいて二人がうらやましくなります。
ケンジのお店の後輩タブチ君の話や筧の買い物仲間の加代子さん一家との関わりや同じゲイのカップル、ジルベールと小日向さんとの交流と二人を取り巻く人たちの話も決して他人事ではありません。
そして、毎回作る食事のレシピ。
美味しそう~と思いながらも一度も作ったことはありません(笑)
今回はケンジの美容室の店員タブチ君の彼女が作るお菓子のレシピも載っていて、こっちは作ってみようかと思います。

ヒューマンドラマコミックなのでケンジと筧のイチャイチャした場面は一切ありません。
BLが苦手な人も読めるコミックです。

4月からドラマ化にもなり筧は西島秀俊、ケンジは内野聖陽が演じるとか。
そちらの方も気になるところです。

【レシピメニュー】
・そら豆の塩ゆで
・油淋鶏
・焼き餃子
・鮭の幽庵漬け
・中華風豚肉と野菜のきんぴら
・れんこん入りつくね
・茄子いためのしょうが醬油
・ジャムサンドクッキー
・ビーフシチュー
・シーザーサラダ
・常夜鍋
・明太ひじき

講談社
155ページ
2019年3月22日第1刷発行
本体価格 610円
電子書籍あり

著者 よしながふみ
1971年東京都生まれ。
漫画家。
デビュー作品は『月とサンダル』。
代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。
現在、白泉社「月刊メロディ」で『大奥』を連載中。
2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。

著書
『フラワー・オブ・ライフ』
『愛がなくても喰ってゆけます』
『愛すべき娘たち』『こどもの体温』など。

最後まで読んで頂きありがとうございます。
当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。
また読みに来ていただけると嬉しいです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください