あと少し、もう少し 瀬尾まいこ

「まだまだ走れる。もっと行ける。走りたいと身体中が言っている」by 渡部

この本は友人が瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」のレビューで紹介していた本です。
スポーツ小説は好き、特に駅伝は大好きなので
図書館で借りて読んでみました。

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小学校では学べない 一生役立つ読書術 齋藤孝

「本棚は、自分だけが入れる『心の森』!」

毎日読んでいる本。
読書と一言で言ってもいろいろな読書方法があります。
「読書法」というテーマで図書館で本を借りてみました。
今回は齋藤孝氏が書いた小学生向けの読書術です。

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今夜、笑いの数を数えましょう いとうせいこう

「ツッコミが面白いんじゃない、反応の方が面白いんだ」

「今夜、笑いの数を数えましょう」というのは、東京の下北沢にある本屋B&Bで行われたトークイベントです。

(本屋B&Bは ビールが飲める&毎日イベントを開催する新刊書店です)

      本屋B&B サイト

 

 

 

 

 

この本はいとうせいこう氏がホストとしてお笑いに携わる
放送作家や芸人、劇作家をゲストに迎え、
「笑い」の種類を探求・解明する連続対談を書籍化したものです。

・「ギャップで笑う」ではいかにギャップを生み出すか。
 妙にいい声だったら笑う…麒麟の川島
 ヤクザみたいに見た目が怖いヤツが校が高いと笑う…クロちゃん
・ノーマークは笑いを生む
・真剣になりすぎてうっかりなヤツ
・人間、熱が出てたら、なんかおかしくなってくる
・ごまかそうとしてる人間がごまかしきれない
・笑うと不謹慎な状況は笑える
読んでいて「そうそうそうそう」と思いました。

本当に笑いについて真剣に語っています。
欽ちゃんこと萩本欽一さんのすごさ。
無声映画がなぜ面白いのか…などなど。

対談しているゲストの方の笑いの原点にも興味が持てます。
「8時だョ ! 全員集合」や「ゲバゲバ90分」だったり
キートンやチャップリンといった無声映画だったり
吉田戦車のマンガであったり「夢で逢えたら」です。

私も小さいころからお笑いが大好きでした。
土曜のお昼は学校から急いで帰ってきて「吉本新喜劇」
当時は岡八郎さんや花紀京さんが活躍していました。

藤山寛美さんの「松竹新喜劇」も大好きで
「藤山寛美の3600秒」も欠かさず観ていました。
もちろん「8時だョ!全員集合」も「俺たちひょうきん族」も
「欽どこ」も!!
夜更かしして「枝雀寄席」も見てたなぁ。

只々、笑って観ているだけで
なぜ笑うのか?
「緊張と緩和」(桂枝雀師匠が言ってました)というのはわかっていましたが
ギャップであったり、ノーマークの人が放つ一言というのは
わかっていなくて、芸人さんは笑うこととはどういうことなのかを
理解しうえでネタを作っているんだ…。
とあらためて芸人さんの凄さを感じた本でした。

 

 

 

 

 


【目次】

前口上 いとうせいこう
第一夜 倉本美津留
第二夜 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
第三夜 バカリズム
第四夜 枡野浩一
第五夜 宮沢章夫
第六夜 きたろう
エピローグ 宮沢章夫
ゆるい切り口上 いとうせいこう

講談社
340ページ

著者 いとうせいこう
作家、クリエイター。
音楽、舞台、テレビなど様々な分野で活躍。
1988年、小説『ノーライフキング』で作家デビュー。
1999年、『ボタニカル・ライフ』で講談社エッセイ賞、
2013年、『想像ラジオ』が三島由紀夫賞、芥川龍之介賞の候補となり、野間文芸新人賞を受賞。

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プロフェッショナルな読者

いとしいたべもの 森下典子

「食いしん坊にはたまらない1冊」

今回はインターネットラジオの番組「ホンスキー倶楽部」で紹介した本です。
今月からブックコーディネーターのかーるさんがおススメする本を紹介するコーナーができました。

「かおる文庫のおすすめブックコーナー」

今回はその第二回で紹介された本です。

湯気のたつオムライス、
あつあつの鯛焼きなど、
食べた瞬間に甦る思い出。
著者の記憶に残る懐かしい食べ物
23品について綴ったエッセイ集。
樹木希林さん出演の映画「日々是好日」の原作者でもあります。

 

 

 

 

 

オススメポイント
著者の食べ物に対する愛が、文章からひしひしと伝わってきます。
食いしん坊にはたまらないです。

料理やお菓子など一つ一つ細やかな描写で、
出来上がった瞬間の味、温度、香りなど五感をフルに活用した思い出が甦ってきます。
著者の描くカラフルな挿し絵に書かれているちょっとした一言もユーモラスです。

何よりすごいのは、食べ物と人や場所のイメージを結びつけて、著者だけが見せることのできるただ1つの風景が見えてきます。

思い出の味とはその人のフィルターの向こうにありますが、同じ時代に生きていることで共有もできるのです。
個人的に「くさやとバンデラス」の組み合わせがツボに入りました。
メロンパンについて書いた「黄色い初恋」もあるあると膝をうちたい内容です。

 

 

 

 

 

 

 

 

【目次】

ことば
オムライス世代
くさやとバンデラス
わが人生のサッポロ一番みそラーメン
カステラに溺れて
ブルドックソース、ちょうだい !
端っこの恍惚
水羊羹のエロス
カレー進化論
父と舟和の芋ようかん
今年もやっぱり秋がきた…。
それは日曜の朝、やってきた
夜更けのどん兵衛
漆黒の伝統
黄色い初恋
茄子の機微
七歳の得意料理
鯛焼きのおこげ
カレーパンの余白
かなしきおこわ
幸せの配分
この世で一番うまいもの
あとがき

文春文庫
187ページ
2014年5月9日第1刷発行
本体価格720円
電子書籍あり

著者 森下典子
1956年、神奈川県横浜市生まれ
日本女子大学文学部国文科卒業
大学時代から「週刊朝日」連載の人気コラム
「デキゴトロジー」の取材記者として活躍。
著書
「典奴どすえ」
「典奴ペルシャ湾を往く」
「ひとり旅の途中」など

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プロフェッショナルな読者

「本の読み方」で学力は決まる 松崎泰、榊浩平 監修 川島隆太

「大人と子どもが本を通じて関わり合うことをやめてしまわないことが重要である」

世の中には、いろいろな読書術があります。
自分にとってはどんな読書術が合っているのか。
ライフワークとして「読書」「読書術」に関する本を読んでいこうと思います。
今回は「本の読み方」というフレーズに惹かれて読みました。

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歪んだ波紋 塩田武士

「正しいより面白い、人の役より自分の役に立つ、そんな情報が飛び交う世の中になっても不思議じゃない」by 相賀

作家の塩田武士さんを知ったのは、グリコ森永事件を小説にした「罪の声」です。
本屋大賞ノミネート作品だったのと、本好きグル―プで読んだ評価が高かったのもあり読んだのですが、「これが真実なのでは?」と思うほど引き込まれて読みました。
その塩田さんの最新作と知り、世に出て半年経ちますが図書館で偶然見つけて手に取りました。

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