バックステージ 芦沢央

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「あなたは、いつからわたしのことをそう思っていたの?」by雅子

図書館で面白そうな小説はないかなぁ。
できれば初読みの作家さんがいいなぁと探していて
表紙に惹かれて借りた本です。

 

新入社員の松尾は就業時間がとっくに過ぎている時間に
営業部のフロアに入ると、庸子先輩が這いつくばって
何かを探しているところに遭遇した。

営業部の澤口次長が取引先からキックバックをもらっているらしいのだ。
その証拠を探す庸子先輩に半ば強引に翌日有給休暇を取る様に言われ
キックバックの証拠を探すために澤口次長の息子に近づいた。
庸子と松尾は振込先と金額が記入されている通帳を手に入れたが
告発文が入ったカバンを女子高生が間違えて持って行ってしまう。
告発文は澤口に見つからずに取り戻せるか?
それは序幕でしかなかった…。

 

 

 

 

 

 

 

【感想】

第一幕から第四幕までは全く関係のない話ですが
どの幕も松尾と庸子がチラッと絡んでいて、
その場面も「あっこれは」とすぐに気が付きます。
親子の話だったり、演劇にかける青年の話だったり、
一見バラバラの様に思える話が実はつながっています。

自分の気持ちに正直になる。
そして思ったことを言葉にして相手に伝える。
全体を通してその二つを伝えたかったんじゃないか…。
そんな事を感じた本でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

【目次】

序幕
第一幕 息子の親友
第二幕 始まるまで、あと五分
第三幕 舞台裏の覚悟
第四幕 千賀雅子にはかなわない
終章

KADOKAWA
267ページ

著者 芦沢央

1984年東京都生まれ。
千葉大学文学部卒業。
出版社勤務を経て
2012年「罪の余白」で第3回野生時代フロンティア文学賞を受賞しデビュー
同作が2015年映画化。

著書
「悪いものが、来ませんように」
「今だけのあの子」
「いつかの人質」
「火のない所に煙は」など
芦沢央 ツイッター

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