聖夜の贈り物 百田尚樹

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「そんなメルヘンには付き合っていられないわ」

恵子は商店街を歩いていた。
クリスマスイブだというのに会社をリストラされたのだ。
社長から呼び出され会社の業績が悪いからと
クビを言い渡された。
ちょっと前に起業している弟が資金繰りが上手くいかないと知り
弟は恵子の申し出を断ったが、子どもが2人もいる
弟の家庭のことを考えるとなけなしの貯金200万円を口座に振り込んだ。

恵子は小さい頃から人に譲ってばかりだった。
恋人でさえ同僚に奪われ結局は譲ってしまった。
そんなことを思い出しながら歩いていると
年老いたホームレスが居るのに気づく。
恵子は悩んだ末ハンバーガーショップでハンバーガーと温かいミルクとを買って
500円玉と一緒に渡した。


 

 

 

 

喜んだホームレスは恵子に
「実は、俺サンタクロースなんだよ。お礼させてもらうよ」
と使い古しの鉛筆を渡した。
願いごとが叶う魔法の万年筆だという。
「三つだけだよ。願いは三つだけ」

恵子は一人レストランに入りホームレスからもらった
鉛筆で願い事を書いてみた。
恵子の願いは叶うのか…。
(第一話 魔法の万年筆)

 

クリスマス・イブに起こる5つの心温まる話です。
百田さんの小説と言えば読んだのは
「海賊とよばれた男」の上巻だけ…。
発言もいろいろにぎわしているので
この本を読んでギャップに驚きました。

こんなハートフルな話が書けるんだ…。
(百田さんごめんなさい)
なんとなく図書館で手に取った本ですが
読みやすくて少しセンチメンタルになりやすい
この季節にはピッタリの本でした。

クリスマスイブの想いでと言えば…。
子ども達がまだ小さい時にサンタクロースを信じて欲しいから
プレゼントのリサーチと当日までばれないようにするのに
苦労しました。

 

 

 

 

 

小学生にもなると「サンタクロースは実は親なんじゃないか」
と疑問を持ち始めます。
長男があるとき私に言いました。
「サンタクロースはお母さんなんやろ。友達が言うてた」
私はそれでもまだサンタさんを信じてほしかったので…
「えっ、 それはな。サンタさんは一人でみんなにプレゼントを一晩で
配らなあかんやろ。無理やんそんなん。
そやからお母さんはなサンタさんに頼まれて代わりにプレゼントを渡してるんやで」
と、真剣な表情をして言いました。

長男が大人になった時に、そのことが話題になり
「あんとき、俺信じたわ~」
と、お互いに大笑い。
もう、子ども達はクリスマスツリーに関心は無くなったけど
今年は出してみようかな。

 

 

 

 

 

 

 

【目次】

第1話 魔法の万年筆
第2話 猫
第3話 ケーキ
第4話 タクシー
第5話 サンタクロース

太田出版
200頁

著者 百田尚樹
昭和31年大阪生まれ
同志社大学中退
放送作家で「探偵ナイトスクープ」のチーフ構成作家
2006年「永遠の0」を発表

著書
「海賊とよばれた男」
「モンスター」
「カエルの楽園」など多数

 

百田尚樹ツイッター

百田尚樹チャンネル(ニコニコ動画)

最後まで読んで頂きありがとうございます。

当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。
また読みに来ていただけると嬉しいです。

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