シャルロットの憂鬱 近藤史恵

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「ひとついつもの道を外れると、まったく違う景色に出会う。家の醸し出す空気は、人の顔のように雄弁だ」

池上真澄と浩輔の夫婦には子どもがいない。
2年間不妊治療をしたが今のところ授かっていない。
そんな時に叔父から勧められてやってきたのは
元警察犬ジャーマンシェパードのシャルロット。
元警察犬なので訓練もされていて、賢くて聞きわけがよくて
少し甘えん坊のシャルロットに真澄も浩輔もメロメロ。


 

 

 

 

 

 

シャルロットを通じて犬好きのお友達も増えた。
ある日、庭に植えてあるパクチーが踏まれていることに気づく。
靴の跡があるのでシャルロットではない。
勿論、真澄でも浩輔でもない。
一体誰の???
これまで家の中で飼っていたシャルロットを
夫婦が働きに行っている昼間だけ庭で過ごさせることにした。
同じ時期に近所の小城さんの鉢植えが盗まれることがあり
ますます心配になる真澄。
しばらくしてまた同じような靴跡が庭にあった。
ご近所に聞いてもシャルロットが吠えなかった。
一体誰が…???


池上家と犬のシャルロットのお話です。
シャルロットは甘えん坊なので他の犬が池上家に来ると
嫉妬したり、可愛い子猫には面倒見の良いお姉さんになったり
(名前の通り女の子です)と犬好きにはたまらない小説です。

犬を飼っていない私でさえ、
犬もいいなぁ…そうか警察犬なら一から躾もしなくていいのか…
いや、家が狭くて無理…などなど妄想が止まりませんでした。

社会人の長男長女がまだ保育園に行っていた頃
犬を飼いたいと言い出したことがありました。
保育園のすぐ近くのお米屋さんに「ムーくん」という
ゴールデンレトリバーが居たのです。
ムーくんが大好きで帰りには必ずムーくんに挨拶に行ってました。

二人に向かって「犬を飼ったら誰が散歩に連れて行くの?」
と聞くと二人は声をそろえて言いました。
「おかあさん !!」
「…飼いません」
普通「僕がいく」「私がいく」って言わないかい??
そりゃあ正直だけどさ。
あれから20年経ちましたが我が家に犬が来ることは
一度もありません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

【目次】

シャルロットの憂鬱
シャルロットの友達
シャルロットとボーイフレンド
シャルロットと猫の集会
シャルロットと猛犬
シャルロットのお留守番

光文社
253頁

著者 近藤史恵
1969年大阪生まれ
大阪芸術大学文芸学科卒
1993年「凍える島」で第4回鮎川哲也賞受賞

著者
「サクリファイス」
「モップの精は旅に出る」
「スティグマータ」など多数

近藤史恵ツイッター

最後まで読んで頂きありがとうございます。

当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。
また読みに来ていただけると嬉しいです。

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