花咲小路三丁目のナイト 小路幸也

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「何かいろいろと悩みがあるんなら、お花を飾ることによって気分も変わって、良い方向へ向かうかもしれませんよ?」

花咲小路商店街三丁目には商店街唯一の
深夜営業の店「喫茶ナイト」がある。
夕方の4時くらいからその日の夜が明けるまでが営業時間。
ナイトは「NIGHT」ではなく「KNIGHT」騎士のナイト。
創業者の孫、円藤仁太がオーナーで喫茶とビデオやDVDの貸し出し
をしている。


 

 

 

堂本望は大学卒業後、就職はしたが上手くいかず
母の弟である仁太のところに転がりこんだ。
仁太は何もきかず望を受けいれる。
そんな仁太は商店街では謎の男となっている。
まだ四十代なのに真っ白の長髪を後ろで束ねて、
店の中では年中着流しに雪駄といういで立ち。
いつも笑顔をたやさず、子どもや女の子には絶大な
人気を誇っている。
独特の渋い雰囲気が魅力的なおじさまである。

もともと望は小学生の頃には花咲小路商店街で育ったので
同級生の北斗や克己たちとは仲が良い
望が「ナイト」で働くようになり食事のメニューも出すように
同級生も店に来るようになった。

実は「ナイト」はただの喫茶店ではない。
悩みを抱えた大人たちが夜な夜な
話をしにやってくる大人の秘密基地の様な場所。
今日は同じ商店街の轟クリーニング店の大学生の息子
駿一がやってきた。
何か、話があるようだ。
仁太は望に言った。
「望、紅茶はティーバックのでいいぞ。〈相談事〉に来た
若いのから金は取れないからな」

こうして「ナイト」の夜は始まる。


花咲小路商店街シリーズの第4作目です。
今回のお店は夜しか営業しない喫茶「ナイト」
いろんな人が仁太さんに話を聞いてもらおうと
「ナイト」に来ます。
仁太さんは話を聞くだけでなく、良い方向に解決するように
奔走します。
それは商店街のいろいろな人を巻き込みながら。
ちょっと謎めいた仁太さんはラストにはその過去が
明るみに…。

目次が映画のタイトルになっているので
映画好きの人にもおススメの1冊です。

小路さんの話は安心して読めるので
次は途中になっている東京バンドワゴンシリーズを
極めたいと思います。

 

 

 

 

【目次】

prologue その名は〈KNIGHT〉
一  夜も昼も
二  ローマの休日
三  ニューヨーク・ニューヨーク
四  ゴースト ニューヨークの幻
五  私の彼氏
六  レオン
七  明るい表通りで
八  セント・エルモス・ファイヤー
九  世界は日の出を待っている
十  刑事ジョン・ブック/目撃
十一 ニューヨークの想い

ポプラ社
334頁

著者 小路幸也
北海道生まれ
広告制作会社を経て、執筆活動へ。
「空を見上げる古い歌を口ずさむ」で
第29回メフィスト賞を受賞して作家デビュー

著書
「東京バンドワゴン」シリーズ
「カレンダーボーイ」
「COW HOUSE」
「花咲小路四丁目の聖人」

など多数

小路幸也 ツイッター

最後まで読んで頂きありがとうございます。

当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。
また読みに来ていただけると嬉しいです。

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