一瞬の風になれ 1 佐藤多佳子

LINEで送る
Pocket

「遠慮はしない。与えられたチャンスはつかむ。それも、また、チームってもんだから」

新二は兄に憧れ中学までずっとサッカーをしていた。
二歳年上の兄はサッカーの強豪校に進みレギュラーで活躍している。
父と母は兄の応援を優先。
シンジはサッカーでは今一つ目が出なかった。
引っ越していた幼馴染の連が久しぶりに帰ってきた。
連は中学で陸上部に入り二年生の時に全国大会で
100mの決勝に出るほど足が速い。
そんな連は途中で陸上部を辞めてしまう。


 

 

 

新二は連と同じ春野台高校に進みサッカー部ではなく陸上部に入部する。
顧問の三輪先生から「下半身に強烈なバネがあり、球技が苦手なタイプは
スピード競技で大成する」と聞き、自信を持つ新二。
インターハイ県予選では二年生でいつも冷静な守屋、占いに凝っている浦木
1年生は連と新二が400mリレーの選手に選ばれる。
総合順位15位で予選落ちするがこれまでで一番良いタイムを出した。

夏休みになり神奈川県の10校が集まる
合同合宿が始まった。
練習がキツイには勿論のこと出された食事は
残さず食べなければならなかった。
そして連は…偏食大王だった。

2日目の夜に事件は起こった。
連が合宿所から逃げ出したのだ。
気づいた同じ1年の根岸と新二はこっそり
連を探しに行く。
連は見つかるのか?
合宿所に戻るのか?


高校の陸上部を舞台にしたスポーツ青春小説です。
これまで陸上では大学の箱根駅伝の小説を
何冊か読みましたが、短距離走は初めて。
新二が段々と走ることにハマっていく様子や
春野台高校の陸上部の雰囲気や
顧問のみっちゃんこと三輪先生の指導も
熱血過ぎず好感が持てます。

第二巻が楽しみです。

 

 

 

【目次】

序章
第一章 トラック&フィールド
第二章 サマー・トラブル
第三章 恋がしたい

講談社
228頁

著者 佐藤多佳子
1962年東京都生まれ
1989年「サマータイム」で月刊MOA童話大賞を
受賞しデビュー
1998年、日本児童文学者協会賞
1999年、路傍の石文学賞を受賞
著書
「しゃべれどもしゃべれども」
「神様がくれた指」
「黄色い目の魚」など

佐藤多佳子ツイッター

最後まで読んで頂きありがとうございます。

当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。
また読みに来ていただけると嬉しいです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください