花咲小路一丁目の刑事 小路幸也

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「もし、秘密を守れるのならば、弟子にしてあげよう」

主人公は交番勤務から刑事になったばかりの赤坂淳
所属の警察署から近くに祖父母が営む食堂「和食処あかさか」に
中学生以来、帰ってきた。

祖父の辰三は無口で無愛想
祖母の梅は温和でおしゃべり上手
商店街の困りごとを聞いては、淳が非番のときに
「ちょっと頼まれてほしいことがあるんだけど」
と切り出す。
この小説はそんな淳ちゃん刑事が、祖母の梅さんの
頼まれごとを解決するハートフル・ストーリー。

梅さんからのご近所の相談事は
「猫のマロンちゃんが外でご飯を食べているらしい。どこで?」
「ラーメン屋の亡くなった先代から届く手紙」
「本屋さんの平積みにしている本の上に果物が一つずつ置かれる」
事件性は無いけれど、当事者は困っているケースばかり。

そこに「和食処あかさか」の裏に住む、ストリートミュージシャンの
ミケさんとの淡いラブストーリーも。


根っから人のよい淳ちゃん刑事は応援したくなります。
商店街の人たちもすこぶる素直な青年達や
ちょっと訳ありの老年もいい味を出しています。

殺人も誘拐も起こらない刑事が主人公の小説ですが
読み終えたあとは花咲小路商店街に行ってみたいと思いました。

 

 

 

 

【目次】
プロローグ
〈花咲小路〉の猫騒動
〈花咲小路〉の天国からの手紙騒動
〈花咲小路〉のテイラーメイド騒動
〈花咲小路〉の檸檬騒動
〈花咲小路〉の〈あかさか〉での騒動

ポプラ社
315頁

著者 小路幸也
北海道生まれ
広告制作会社を経て、執筆活動へ。
「空を見上げる古い歌を口ずさむ」で
第29回メフィスト賞を受賞して作家デビュー
著書
「東京バンドワゴン」シリーズ
「カレンダーボーイ」
「COW HOUSE」
「花咲小路四丁目の聖人」
など多数

小路幸也 ツイッター

最後まで読んで頂きありがとうございます。

当ブログの記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。

また読みに来ていただけると嬉しいです。

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