「ハーバードの人生を変える授業」 タル・ベン・シャハー 訳:成瀬まゆみ

「歩きなさい」「手放しなさい」「すべてをシンプルにしなさい」

著者のタル・ベン・シャハー氏は
ポジティブ心理学とリーダーシップ心理学の授業が、
大学の歴史上最も人気のある科目の1つとなっているハーバード大学の講師です。

この本は52の章立てで毎回ワークがあります。
このワークを実践すると「生産的知識」を育むことができます。

「生産的知識」とは
単なる知識ではなく、自分たちをとりまく世界をよく理解して、
状況にうまく対処するための知識」です。

この文章を見ると「えっ?、難しそう…」
と思うかもしれません。
が、本書は1つの章が4ページ。

ワークも
「毎日感謝することを5つ書きとめる」
「やりたかったことをやる」
「あきらめることを決める」
といった内容です。

この本の中で一番印象に残ったのは
「PRP法」
自分自身が人間であることを許すこと
状況を再構築すること
そしてより広い視野から見ること
の3段階を踏む方法です。

例えば…
「最近、腹がたったこと」を例にすると
まず、自分が人間であることを許し、起こった出来事と
そのときに感じた感情をあるがままに認めます。

次に状況の再構築です。
その出来事がもらたしたよいことは何かをじっくりと考えます。
楽しいことではなかったかもしれませんが、
それによって何かいいことはなかったのでしょうか。

最後の段階で、一歩引いて、その状況を広い視野で眺めてみます。
その経験をより大きなスケールで考えることができますか
1年後、その状況をどう考えているでしょうか。
小さなことで大騒ぎしていないでしょうか。

「怒り」や「不安」といった感情はそのままにしておくと
膨れ上がることが多々あります。
PRP法で認め、再構築し、一歩引いて見ることによって
その「怒り」や「不安」は昇華していきます。

 

52章なので1年かけて1つの章、1つのワークをやり続けることで
1年後には「人生が変わる」のではないか。
飽きっぽい私には1年かけては難しいなぁ。
「1年かけて検証する、ハーバードの人生を変える授業」
って読書会を毎週するのも面白いかも…(*^^*)