G.K.チェスタント 「ブラウン神父シリーズ」創元推理文庫

LINEで送る
Pocket

「高校時代にハマッた本」です。

京都府 ラジオネーム よっしー

G.K.チェスタント 「ブラウン神父シリーズ」創元推理文庫

① その著者のオススメどころ
今回オススメするのは、20世紀初英国の詩人で批評家で作家のG. K. チェスタトンが書いたミステリー

「ブラウン神父シリーズ」です。
まず探偵役がローマ・カトリック教会の神父さんというのがユニークです。

今でこそ、警察やプロの探偵以外にもあらゆる人が探偵として活躍する話は多いですが、

当時としては画期的なアイデアだったのではないかと思います。
背が低くまん丸な顔にちょこんと乗った眼鏡、黒い蝙蝠傘がトレードマークというマンガのような

風貌ですが、その推理力は侮れません。

職業柄、犯罪者の告解(コッカイ)から仕入れた犯罪の手口にも精通していて、もう無敵!
ちなみに、神父の友人で私立探偵のフランボウは、かつては神父の持つ宝石の十字架を狙ったことも

ある元・大怪盗で、いくつかの短編には犯人として姿を見せます。

犯罪者を改悛(カイシュン)させるのもお手の物ってところでしょうか。
そして、いろんなミステリーの中でも、事件の真相を解き明かすシーンの個人的お気に入り度は

一、二を競います。

物理的なトリックよりも心理的なそれが多い印象で、パラダイムシフトというか、

一つの物の見方が覆されたり新たな見方に気づかされることもしばしばです。

神父の語り口がいいんですよ。

そして名セリフも多いです。
そんな中から、僕の最も好きな神父のセリフを、最後にご紹介しておきます。

「人間というものは、善良な生活なら一定の水準を保つことができるかもしれぬが、

悪事の一定水準を保つなんてことは無理な相談なんだよ。

悪の道は、もっぱら、くだるいっぽうさ。

しんせつな男が酒飲みになると、とたんに残酷になる。

正直な男でも、人殺しをすれば、嘘つきになってしまう。」
(創元推理文庫 中村保男訳「ブラウン神父の童心」収録 「飛ぶ星」より)

② その著者との出会い
中学だったか高校だったかの図書室で、子供向けと言うほどではないけど、少し難度を落とした

抄訳版(ショウヤク)の短編集で読んだのがチェスタトン、ブラウン神父との出会いでした。
創元推理文庫から出ている5冊の短編集を一気買いして読み、神父のデビュー短編

「青い十字架」を読書感想文の本に選んだこともありました。

思い入れが強い割には、感想文は下手でしたけどね。

③ 高校時代の思い出
通っていたのは滋賀県の北西部(今でこそ市ですが当時は郡でした)の田舎にある高校で、

入試倍率1.0倍(名前さえ書けば入れるw)で入学して、

塾や予備校とは全く縁のない平和な学校生活を送っていました。
その中心の一つは部活。三つ経験しましたね。

一つ目は入学してすぐに入部した水泳部。温水プールでも屋内プールでもないのに、

一年の半分以上(4月〜10月)はプールという生活を2年強。

3年になると引退して、二つ目のESS(英会話クラブ)に入部。

理由は好きな女の子が入部していたことと、「外人ハント」と称される秋のイベントで

京都観光に行けるからという不純極まりない動機からでしたが。
三つ目は演劇部。女子部員しかいなくて「他校との合同定期公演のために男子が必要なの」と

友達に頼まれて、1回こっきりで応援参加。
公演では自分の出番が終わって会場受付をしていたら、他校の女子生徒に

「舞台よかったです。握手してください。」と言われたのが今となってはいい思い出やなぁ。
読書に関しては、学校の図書室もよく利用したし、創元推理文庫やハヤカワ文庫などで古典ミステリー

やSFに多く触れ、スティーヴン・キングの文庫化作品を買って夢中になって読んだのも、

このころでした。
うちの高校の図書室では2000ページ以上の作品を借りて読んで感想文を書くと、

「長編読破賞」っていう賞がもらえたんですが、3年も卒業近くの受験シーズンになってから

「レ・ミゼラブル(新潮文庫・全5巻)」を読んで、ようやく受賞したのも嬉しかった!

♬ 海外ドラマ  「ブラウン神父シリーズ」AXNミステリー
神父ならではの観察眼で容疑者の心理を見抜き、奇抜なトリックを暴く!
G・K・チェスタトン原作の傑作古典ミステリーに現代的アレンジを加えて映像化
ブラウン神父は、どこから見ても純朴で冴えない昼行灯のようにぼんやりした存在だが、

事件が起こるやいなや、長年、懺悔を聞いてきたことによって培われた人間の邪心や

本質に対する深い理解と洞察力を駆使し、

事件の謎を探り当てる。それだけでなく人間の心の闇を解き明かし、

被害者そして容疑者の魂をも救おうとする。
そして、ブラウン神父の言葉は、視聴者/読者の魂をも救う!

主演は「ハリー・ポッター」の親友ロンのお父さん役でおなじみの

マーク・ウィリアムズが愛嬌たっぷりに演じる。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください