「おすすめのファンタジー本」
兵庫県 ラジオネーム かのんパパ
貴志祐介 「新世界より」講談社
1 この本のおすすめどころ
貴志祐介さんの作品は20年前に出たデビュー作「13番目の人格(ペルソナ)」から追いかけて読んで来ましたが、「黒い家」「青い炎」「悪の経典」と、ちょっと上から目線ですが作品がどんどん進化してきているように思えます。
この日本SF大賞も受賞した「新世界より」は、大人のためのファンタジーです。
構想30年!貴志祐介の渾身の作品です。舞台は1000年後の日本。想像して下さい、千年後の世界を。そして、確かめて下さい。千年後の物語を。
書店員さんのレビューみたい~♬
2この本との出会い
貴志祐介さんとの出会いは、角川ホラー文庫から出た「13番目の人格(ペルソナ)」です。震災をテーマにしていたこともあり、震災体験をした者として、他人事ではない親近感を抱き、それからの作品も全部ではありませんが、ほぼ読んでいます。ですので、にわか貴志祐介ファンとして、「新世界より」を手にしました。
3 かのんパパさんにとってファンタジーとは?
現実世界ではない、何処か別の場所。だけど、きっと何処かで繋がっていると思える世界。
♬貴志祐介
日本SF作家クラブ会員
人間の欲望や狂気が呼び起こす恐怖を描いたホラー作品を発表する一方、『青の炎』では青春ミステリーを、『硝子のハンマー』にはじまる防犯探偵・榎本シリーズでは本格ミステリー。『新世界より』ではSFファンタジーを発表し、幅広いジャンルを手掛けている。
♬映画化
黒い家(1999年11月13日公開、配給:松竹、監督:森田芳光、主演:内野聖陽(うちのまさあき)、大竹しのぶ)
ISOLA 多重人格少女(2000年1月22日公開、配給:東宝、監督:水谷俊之、主演:木村佳乃、原作:十三番目の人格 ISOLA)
青の炎(2003年3月15日公開、配給:東宝、監督:蜷川幸雄、主演:二宮和也)
悪の教典[10] (2012年11月10日公開、配給:東宝、監督:三池崇史(みいけたかし)、主演:伊藤英明) – R15+指定