乾石智子 「夜の写本師」 東京創元社

LINEで送る
Pocket

「おすすめのファンタジー本」

滋賀県 ラジオネーム ぱたぽん

乾石智子 夜の写本師 東京創元社

①この本のオススメどころ
ファンタジーの重要な道具立てである「魔法」の多彩さ。
本を使うギデスディン、紐を結ぶテイクオク、動物を操り動物に変化もできるウィダチス、人形を使うブードゥー教にも似たガンディール呪法、相手の力を奪うエクサリアナ。
主人公は宿敵の魔道師と戦う為に、魔道師とはまた違った「夜の写本師」という、書いた書物や紙片を開いたり目にしたりしただけで魔法が発動する、魔道師ならぬ魔道師という道を選びますが、またその写本師の工房の描写が非常におもしろい。
魔法の師弟関係は、ゲド戦記にしても他のファンタジーにしても、徒弟関係のようなものがありますが、この作者の作品の魔道師たちの師弟はその傾向が特に強いように思います。
また、タニス・リーを彷彿とさせるタペストリーのような繊細な文章で紡がれる物語は、時間や空間を行き来して時代背景や人物関係を把握するのが大変な部分もありますが、そこはページを行きつ戻りつしながら読む楽しみでもあります。

②この本との出会い
書店の店頭で。
トーンを抑えたケルト模様のような表紙も好感が持てたし(アニメや漫画っぽい表紙は、登場人物に対する思い入れを削ぐし、想像の余地が少なくなるので苦手)、ぱらぱらページをめくってみて、大好きなタニス・リーの再来かというほどの巧みで濃密な文章と、魔法やキャラクターの造形に惚れ込みました。

③ぱたぽんさんにとってファンタジーとは?
生涯の友達

♬タニス・リー

1947年9月19日2015年5月24日[1])はイギリス生まれのファンタジー作家。

ダーク・ファンタジーの女王」と呼ばれた。

著作数は100冊近いが翻訳されたものは少なく、その大半が絶版になっている。

2015年5月24日、死去。67歳[1]

主な作品  闇の公子(こうし)、 惑乱の公子(わくらんのこうし) ハヤカワ文庫

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください