「8の殺人」 我孫子武丸

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兵庫県にお住まいのラジオネーム大乃国信夫さん

「8の殺人」 我孫子武丸

「この本の魅力は?」

ユーモアミステリーと評されているだけあって読みやすさは抜群。

登場人物もそれぞれの役割が明確になってますし。

それでいて、謎解きは丁寧に行われ、

古典と言われそうな作品を引き合いに出すあたりは、

昔ながらのミステリーファンもくすぐりそうです。

作家 ジョン・ディクスン・カーはここで知りました。

何と言っても一番の魅力は、使われたトリック。

私にとっては脳に刻印されるほどの衝撃。

アッと開いた口がしばらくふさがらないほど。

20年以上前ですけど、それ以降のどのトリックでも上書きされませんね。

あくまでも好みです。

8の形をした奇妙な屋敷で起きた密室殺人を含む連続殺人事件。

解明に乗り出した速水警部補、

その弟の推理マニアとお転婆な妹がなぜだったか解決に一役買う

(この辺、覚えてません)。

ユーモアと言われる彼の魅力の一つに小さな設定あり。

速水兄妹のお父さんは、結婚した時から子供は三人、

すべて男と決めつけ、名前もあらかじめ決めてました。

二人目まではともかく三人目は女の子。

女の子とはいえ、男の名前で頑と譲らぬ父。

落とし所は…、なかなか。センスです。

「この本との出会いを教えてください」

20年以上前、確か新聞広告で売り出し。

すでに本格ミステリーの雄と言われた島田荘司(しまだそうじ)さんが、

推薦したデビュー作家の一人。

京都大学推理小説研究会出身。

このサークル出身で、島田氏が推薦したのが

我孫子武丸、綾辻行人(あやつじゆきと)、歌野晶午(うたのしょうご)、

法月綸太郎(のりづきりんたろう)。

書店でも四人並べて売られてましたね。

まとめて買った記憶があります。

当時は四人のうち、綾辻、我孫子が格上の評価、

文章の軽さから我孫子は少し下に評価されがちだったかな?

発想の我孫子、構成力の綾辻、これはテキトーな感想。

「信夫さんにとって推理小説とは?」

難しいねー。

脳の覚醒かな。

ストーリーも楽しいけどやはり謎解き。

自分でいろいろ推理するのは普段の脳細胞。

でも、謎が解けたことないから、すべて私の頭より外の発想。

読後、毎回使ってなかった脳細胞に刻み込んでます。

だから、覚醒かな。今後はボケ防止になりそうですけど。

♡「8の殺人」は速水三兄妹シリーズとして、

8の殺人

0の殺人

メビウスの殺人

講談社ノベルスから出ています。

「京都大学推理小説研究会とは」

『蒼鴉城』

京都大学推理小説研究会が年に1回、発行している機関誌です。

毎年、11月の学園祭(通称NF)の期間中に販売しています。

会員が執筆した創作小説や評論などが掲載されています。

なお、読み方は「そうあのしろ」または「そうあじょう」です。

学園祭での販売に足を運ぶことができない人のため、通信販売を行っているそうです。

京大ミステリ研からの挑戦状。

ジグソーパズル付き推理小説『鏡の国の住人たち』

本作は推理小説と300ピースのジグソーパズルがセットになった変わり種です。

「ジグソーパズルの謎を解くと驚愕の真相が明らかになる」だなんて、

凝った仕掛けを実現しています。

パズル付きなので当然のことながら箱入りで、外箱を見ると、

「1、推理小説の問題編を読む」→

「2、謎の真相を解くため、推理しながらジグソーパズルを組む」→

「3、パズルの謎が解けたら、解決編を読んで事件が解決!」

なーんてことが書いてある。…

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