「おススメの時代小説」です
大阪府 四十路の働き蜂さん
「銀二貫」高田郁
この本の魅力は元武士の子息が町人(寒天問屋)として生きていく所です。
身分が変わるとこで計り知れない苦労はあるが、
今ある環境を受け入れ成長していく、主人公の逞しさを感じました。
寒天問屋として『もっと寒天を広めたい、多くの人に知って欲しい』と、
寒天を使った料理を試行錯誤し、突き詰めていく姿は、
物作りに真っ向から取り組む日本人、そのもの。
今注目されている『下町ロケット』の技術者達にも通ずる精神かもしれません。
また、タイトルとなっている『銀二貫』ですが、
生きたお金の使い方とは何なのか、考えさせられる小説でした。
大阪に住む私には、馴染みのある地名がたくさん出てくるのも魅力です。
<font color=”#00CC00″>この本との出会い</font>
本屋さんに行った時に『大阪の問屋と本屋が選んだ、
ほんまに読んで欲しい1冊』のポップが目に飛び込んできて、思わず手に取りました。
<font color=”#00CC00″>時代小説の面白さ</font>
大阪が舞台になっている小説を読むことが多いのですが、
地名など、今 自分が生活している街とリンクしていることがあり、
タイムスリップしたような楽しさがあります。
『数百年前、あの小説のこの人物が、ここで…』と想像するのが楽しい。
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