「村上海賊の娘」 和田 竜

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東京都 府中市 ピロシキ亭のマスター

「村上海賊の娘」 和田 竜

「村上海賊の娘」の魅力

こんにちは 「村上海賊の娘」が取り上げられて嬉しいです。

早速ですが

この本が時代小説のオススメ本というのは盲点だったと思うんです。

読んだ人ならわかるでしょう。

いわゆるオサムライも合戦も出ては来ますが、

読んでいる読者は最初の数十ページを過ぎると意識は

完全に鷲掴みされ瀬戸内の激潮に放り込まれてしまうのです。

ドラマの脚本の様な主役達の台詞や演技を描写する

和田さんの練り上げられた筆力がその秘密です。

眼前に生き生きとライブ演劇の様にキャラがむくむくと立ち上がり、動き出す。

刀が弾かれ合う音とフルオケのサントラミュージックが脳内に響き渡り、

海風や血飛沫の臭いまでも感覚されてしまいます。

だから時代劇?とは露とも考えもしないまま

特上の大活劇の読書体験として記憶してしまうのです。

だから盲点なのです。

黒澤の七人の侍が時代劇を越えているように

村上海賊の娘は時代小説を越えてしまっています。

面白いですよマジで。

この本との出会い

図書館で入庫をてぐすねひいて待って速攻ネット予約しました。

それでも八十人待ちでしたね。

時代小説の魅力

基本的に勝敗や運命が決まっているという制約を、

逆にスポーツのルールのように上手く生かして

色んな切り口で同じ人物を料理してゆくというのは面白いですね。

バットマンやホームズが色々作られるように

信長や龍馬が作品によって次々と取り上げられる。

思いもしなかった切り口で料理されるとヤラレタ、と悔しがるのも時代小説の醍醐味です。

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