「八朔の雪 みをつくし料理帖」 高田 郁さん
時代小説です。
幼い頃に水害で両親と親友を亡くした澪。
生き倒れになりそうな所を大阪の有名料理屋「天満一兆庵」の女将、芳に助けられる。
その後、訳あって澪と芳は江戸へ。
「つる屋」という蕎麦屋で働く澪は、江戸で上方の料理を出すが、
なかなか客に受け入れられない。
幾多の困難に立ち向かいながらも作り上げる料理と、
人々の人情が織りなす、連作時代小説です。
号泣とはいきませんが、何回も読んでいて涙ぐんでしまいました…。
一冊目を読み始めてはまってしまい、
「花散らしの雨」
「想い雲」
「今朝の春」
と読み終えて、只今第五弾「小夜しぐれ」を読んでおります。
文庫本で読んでいるのですが、巻末には解説ではなく
話に出てくる料理のレシピが載っています。
それもまた楽しみです。
ちなみにこの本は、大阪天満宮の古本まつりで私の所にやってきた本達です