池井戸潤 「下町ロケット」

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「映像化されて映像も原作も良かった本」

 

秋田県 ラジオネーム なまはげおやじ

池井戸潤 「下町ロケット」

① その本のおすすめどころ
佃 航平は大学で七年、更に宇宙航空開発機構の研究員になってからも二年という年月をかけてロケットエンジンの研究をしていた。

佃が研究開発した新型エンジンを搭載した宇宙開発機構の実験衛生は、発射台を飛び立った後、宇宙に到達する前に予定経路からズレ制御不能となり、失敗に終わった。

その後、佃は父親の死に伴って、家業の精密機械製造業である佃製作所を継いで中小企業の経営者になった。

ロケットエンジンへの拘りを捨てきれず、経営者になってからも研究を続けて水素エンジンのバルブシステムの技術で特許を取得した。

…が、佃製作所の経営は順調ではなかった。

開発費に金を掛けすぎると、取引銀行から融資を渋られる。

主要取引先からは下請け仕事をストップされる。

佃製作所の稼ぎ頭でもある小型エンジンでは、特許侵害だと競争相手の大手から訴訟を起こされる。そんな苦難が次々と起こった。

一方、財前道生は、宇宙航空関係の国内最大のメーカーである帝国重工で宇宙航空開発担当部長の職についていた。その帝国重工は巨額の資金を投じて新型水素エンジンを開発していたが、その重要部品のバルブシステムの技術に既に特許が存在していた。

その特許を持っていたのが佃製作所だ。

帝国重工は、宇宙航空分野で政府から民間委託された大型ロケットの開発製造を一手に引き受け、今や押しも押されもせぬ宇宙航空関係の国内最大のメーカーである。社長の肝いりで「スターダスト計画」と名付けたプロジェクトを推進していた。

今回の新型エンジン開発はその目玉であり、大型ロケットの打ち上げで国際競争をリードするための絶対条件だった。

帝国重工が独自に水素エンジンのバルブシステムを新たに開発し直していては計画に間に合わない。
その特許技術を佃製作所から買って自社で水素エンジンのバルブを製造しようとする帝国重工。

その特許技術をもとに自社で製作したバルブを帝国重工に売り込もうとする佃製作所。この駆け引きがたまりません!

② 映像のみどころ

主人公 佃航平役に阿部寛
別れた妻役に真矢ミキ
娘役にNHKの朝ドラ「まれ」のヒロインだった土屋太鳳
佃製作所を訴訟から救った顧問弁護士、神谷修一に恵俊彰
帝国重工宇宙航空部部長、財前道生に吉川晃司

主役の阿部寛も勿論素晴らしかったですが、吉川晃司が、とても素晴らしい演技をしてくれます。たしか昔歌手だった頃は、水球で鍛えた身体を活かしてイケイケでしたが、今はとても渋い演技をするよい役者になり、今回のドラマでもとても重要な役をきっちり演じてくれています。

③ 原作の本との出会い
このドラマが放映されたのが2015年10月。原作を読んだのが2014年6月。

2013年7月から放映された「半沢直樹」が面白くて、それが池井戸潤さんの小説が原作になっていることを知り、それからこの作者に興味を持ち始めて、最初♫に読んだのがこの作品でした。「オレたちバブル入行組」ではなく(^_^;)

♫北海道でこの下町ロケットを地で行くのが、植松電機の植松勉さん

子供のころから紙飛行機が好きで宇宙にあこがれ大学で流体力学を学び、名古屋で航空機設計を手がける会社に入社する。

その後、父親が経営する植松電機に入社、18人の従業員の町工場で夢のロケットを作り始める。

「思うは招く。夢があればなんでもできる。」

『空想教室』

出版社: サンクチュアリ出版

 

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