志村ふくみ 「一色一生」

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東京都 ラジオネーム 本の街の住人

志村ふくみ 「一色一生」

① この本のオススメどころ
筆者の志村ふくみさんは、1990年に重要無形文化財(いわゆる人間国宝)に選定された方です。
冒頭に、道路拡張のために伐採されたハンの木の木屑が地面を真っ赤に染めていた話が出てきます。
それをヒントに、その樹皮を使って染めの作業をしていく訳ですが、「何百年、黙って貯めつづけてきたハンの木が私に呼びかけた気がした」
そして、「植物から染まる色は単なる色ではなく、色の背後にある植物の生命が色をとおして映しだされているのではないかと思うようになりました。こちら側にそれを受けとめて生かす素地がなければ、色は命を失うのです。」とつづきます。
これは覚悟の言葉ですよね。いくつかの細かい章にわかれながら、自分の生い立ちも語っています。
凄まじいまでの色・作品への執念は、時に恐ろしくも感じます。
人生のすべてをかけたひとにしかわからない景色を志村さんは作品にされているのだと勝手ながら思っています。もはや感動を通り越して、その世界に引き込まれて帰れなくなりそうです。

②この本との出会い
そもそも志村さんの名前は、中学生の頃だったでしょうか。国語の教科書に取り上げられていたので、その時知りました。その後、縁あって きもの屋で働くことになり、以前から関心のあった 染めや織りを少しばかりかじるうちに、以前から知ってはいたこの本を読んでみようと手にとりました。
③今年1番のGood News
う~ん、今年も残り少なくなってきましたが、まだ!12/31までの日にちがあるので期待していて下さい‼ いやいや、期待してます‼…って、何を⁉ ふふふっ。

♬志村ふくみ
日本の染織家、紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)、随筆家。
草木染めの糸を使用した紬織の作品で知られる。

紬織
紬(つむぎ)とは、紬糸で織られた絹織物。蚕の繭から糸を繰り出し、撚り(ヨリ)をかけて丈夫な糸に仕上げて織ったもので、例外的に木綿を素材とするものを称することがある。

志村さんはNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀  染織家 志村ふくみの仕事  いのちの色で、糸を染める」で出演されています。

 

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