小川洋子 とにかく散歩いたしましょう

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おすすめのエッセイ

ラジオネーム 大乃国のぶお

小川洋子 とにかく散歩いたしましょう

① この本のおすすめどころ

たくさんの人にススメ続けてます。

本を持ち寄る集まりで、SNSの本のグループへの投稿で。そして個別にも。

この作品は毎日新聞に連載されたコラムを書籍化され、一話ずつに題がついてます。

その一話ずつを個別に紹介したくなるのです。一話目 「【る】と【を】」は出産間近の同僚に、二話目 「ハンカチは持ったかい」は娘が結婚間近の同級生に、そして「イーヨーのつぼの中」は精神対話士の友人に立ち読みでもいいから読んでみ、と紹介したのでした。

でもこの投稿をキッカケになぜ薦めるんだろうとその理由を考えたら。

一つ一つの作品から感じられるのが、小川洋子さんの心配する心。

家族のこと、飼い犬のこと、他人が書いた小説の登場人物のこと、そして自分のこと、執筆のことなどなど。

誰もが持つ心配という何かを気にかけることを心配の二文字で片付けず、様々な言葉で膨らませます。

大きくするだけではなく、解決しないまでも先に光を見せる文章で締めくくる心地良さ。

ああ、読んてほしいねぇ、心配したことのある人皆さんに。

②この本との出会い

書店で小川洋子さんの作品を探してたとき、装丁の可愛らしさに気を取られて。
③ エッセイの魅力

どんなエッセイでも読むわけではありません。

作者が見聞きした小さな取るに足らない出来事を大きく膨らませるのが好き。

私が作者と同じように感じられないからこその羨ましさがあります。

この作品でも名前の挙がる岸本佐知子さんは特にその傾向が強い。
それと小説家の書くエッセイには、その人の作品のかけらが見つかります。

「あっ、これは小川作品(猫を抱いて象と泳ぐ)の冒頭シーンと重なる!」といった具合に。そんな楽しみがエッセイにはありますね。

♬小川洋子

  • 妖精が舞い下りる夜(角川書店 1993年)のち文庫
  • 2011年『アンネ・フランクをたずねて』に改題改訂して角川つばさ文庫
  • 深き心の底より(1999年 海竜社 / 2006年 PHP文庫)
  • 犬のしっぽを撫でながら(2006年 集英社)のち文庫

数の不思議に魅せられた著者の「数にまつわる」書き下ろしエッセイのほか野球の話、本の話、犬の話などを収録。

  • 物語の役割(2007年 ちくまプリマー新書)
  • 科学の扉をノックする(2008年 集英社)のち文庫
  • 心と響き合う読書案内(2009年 PHP新書)
  • カラーひよことコーヒー豆(2009年 小学館、2012年 文庫)

インドとドイツの区別がつかなかった子供のころ。「君、明治生まれ?」とボーイフレンドに揶揄された学生時代。そんな遠い日の思い出と、ささやかな日常の場面の中にある人生の真実―。三十一の宝石のような掌篇が詰まった、小川洋子さんのエッセイ集。文庫化に際し、書き下ろしエッセイを収録。

  • 祈りながら書く 「みち」シリーズ 2 (2010 金光教徒社)
  • 妄想気分(2011年 集英社
  • 博士の本棚(2007年 新潮社)のち文庫

図書室で夢中になった『秘密の花園』『小公子』、でも本が無い家だったので愛読書はなんと『家庭の医学』だった。13歳で出会った『アンネの日記』に触発されて作家を志す。オースター、ブローティガン、内田百けん、村上春樹……本への愛情がひしひしと伝わるエッセイ集。思わぬ出会いをたくさんもたらしてくれた『博士の愛した数式』誕生秘話や、愛犬の尻尾にふと白毛を見つけた感慨なども。

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