吉田修一 「怒り」

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「映像になっても映像も原作もオススメの本」

東京都 ラジオネーム みみ

吉田修一 「怒り」

①八王子一家殺害事件の殺害現場に「怒」という血文字を残し犯人は逃亡する。犯人捜索中に東京、千葉、沖縄の各地で身元不詳の男が現れる。それぞれの男に関わる人々が徐々に心を許していき、深い信頼関係を築いていく中、難航していた殺人事件の犯人の似顔絵が公開され、疑惑が深まっていく・・・。
3人の中の誰が犯人なのか?「怒」の文字の意味は?と、気になるストーリーですが、それ以上に興味深いのが人間心理。人を信じる心の隙と不信に陥る心の脆さ。信じ抜く事は難しく、裏切りの怒りは計り知れない。と、読み応えのある作品でした。

② 映像の見どころ
原作の内容を知った上で観ると、序盤から胸がチクリ。身元不詳の男が現れる各地の物寂しい不安定な日常がゆっくりと流される。その中に犯人と思わせる人物たちも穏やかに溶け込んでる。「
「信」から「疑」になるまでは。
主要人物の役者たちの演技がすごく良かった。
後半のやり切れなさや溢れ出す感情の暴走が、、わたしの神経に突き刺さり、重さに押しつぶされそうになり、、思わず「疲れた」と口に出てしまうほど、原作以上に感情が揺れ動き、脱力感がありました。パワーがいる映画です。特に森山未來さんの演技に圧倒されました。そして、広瀬すずちゃんが名優さんの中でも負けない存在感でした。

③ 原作との出会い

以前、読書をしないお友達に面白そうな本を貸してと言われ、当時吉田修一さんの『悪人』が映画化されるので話題性で貸しました。彼女は下巻から読んでしまったそうです。読書慣れしていないから?(笑)それでもすごく面白かったと、それがきっかけで、本を少しずつ読むようになりました。。『悪人』の映画も一緒に観に行きました。その彼女が『怒り』が映画化されるので本を読んだからと貸してくれました。そしてまた『怒り』も観に行きました。

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