あさのあつこ 「弥勒の月」

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兵庫県 ラジオネーム ゆみこさん

あさのあつこ 「弥勒の月」

① この本のおすすめどころ

藩を出奔し侍の身分を捨て、江戸の小間物問屋の主人として真摯に生き直そうとする遠野屋清之介(とおのやせいのすけ)。

清之介の過去を怪しみまとわりつく、蛇のような同心・木暮信次郎。信次郎を嫌いながらもその事件の真相を嗅ぎ付ける能力に魅せられている老獪な岡っ引きの伊佐治。清之介にからみつく過去を縦軸に、江戸の町に起こる数々の血なまぐさい事件を横軸に描かれるヒリヒリした男たちの極上の物語です。

反発しあいながらやがて奇妙な友情のようなものが芽生える清之介と信次郎の丁々発止のやり取りが絶品!

江戸の町の四季や風情が丁寧に描かれ、清之介の誠実な生き様は胸を打ち、伊佐治と家族の温かいシーンはほろっと心に沁みます。

② この本との出会い

「バッテリー」で出会ったあさのあつこさんの時代小説と知って手に取りました。

それまで読んでいた「バッテリー」や「THE MANZAI」とはまた違う、ヒリヒリドロドロした世界がど真ん中でハマりました!

③ 時代小説の魅力

実は時代小説はあさのさんと宮部みゆきさん以外ほとんど読んだことがないんです。なので時代小説を語れるほどの言葉を持たないのですが…

現代とはまったく異なる社会や世界の物語でありながら、外国の話や異世界ファンタジーと違って、今に繋がっている地続きに感じられること。

あとは人々がシンプルに自分の力で生きていること。かな?

 

♪あさのあつこ

作家。1954年、岡山県生まれ。小学校講師ののち、作家に転身。’97年『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー⑵』で日本児童文学者協会賞受賞。児童文学、ミステリー、SF、時代小説など幅広いジャンルの作品で活躍。

 

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