「やらない決意」井口晃
著者 井口晃
リッツコンサルティングPTE.LTD. 代表取締役。東京生まれ、ロサンゼルス在住。
中学・高校時代にいじめられ、5回もの転校をくり返す。「自分は生きている価値がないんじゃないか」と人生に絶望、家族・友人などの人間関係から逃げるために20歳でニューヨークに留学する。人生を変えるために自己啓発・心理学・ハイパフォーマンス学を学ぶものの、うつや自殺未遂を経験して逃げるように帰国。
その後、なんとか自力で英語セミナーを始めたことをきっかけに起業する。「やらないこと」を明確にしてエネルギーを一点集中することの大切さに気づき、それを実践することで、ビジネスや投稿で次々に成功を収める。
セミナー講師やコーチとして活躍の幅を拡げた後、近年では、日本だけでなく、アメリカ、台湾、シンガポール、南アフリカなど世界各地で、数千人規模のセミナーに登壇する「グローバルトップスピーカー」として、国内外で大きな注目を集めるようになる。
毎年、世界中で1万人以上の人を指導するかたわら、メルマガやフェイスブックなどを通じて15万人以上の人に、メッゼージを届けている。
著者は「人生の9割は逃げていい。」(すばる舎)、「メンターが見つかれば人生9割決まる!」(かんき出版)など、累計20万部を超える。
(公式サイト プロフィールより)
さて今回、私がこの本に尋ねた質問は…
① 「やらない決意」をする時の心構えを教えてください
♬自分にとって大事な仕事から着手し、そうでもない仕事は後回しにする
午前中は1日のうちで意思エネルギーが最も多い時間帯。
仕事は「大事なものから順に行う」
♬意思エネルギーを「一点集中」させる
成功者も普通の人も意思エネルギーの総量は同じ。
だからこそ、やりたい事にエネルギーを一点集中することで自分の夢を叶えることができる。
決断することそのものにエネルギーが必要なので、決断の回数を減らすことでエネルギーを保つ。
♬最初に決めたこと「以上」の事はやらない
思いつきで仕事に着手し、それが終わると「次に何しようか?」と考える。
1日に何度もスケジュールについて考え決断するので膨大な意思エネルギーを浪費している。
仕事にとりかかる前に1日のスケジュールを立てて、そこに書いた以上の事は「やらない」
1日に取り組むプロジェクトはどんなに多くても3件までにする。
② 「やらない」と決める基準は ?
♬ まずは「やりたい事」を一つ決め、それ以外はやらない
エネルギーを分散させないためにやりたい事は「一つ」に決める。
ルーティン化できるものはルーティンにしてしまい決断する回数を減らす。
「やらない事」の項目として「お金」「時間」「人間関係」「常識」で考える。
感想
今まで自分がやってきた事が全否定されます(笑)
成功したいために「紙に書いて貼る」そのエネルギーが無駄と一蹴です。
ただ、意思エネルギーの総量は決まっていて、どこにエネルギーを注ぐのか…その視点は大切だと思いました。
毎日やっている事は内容を決断するエネルギーを減らすために「ルーティン化」と言うのはあり!!
やらない=捨てる、さて何を捨てようか…あっ、これもエネルギーの無駄なのか!?
目次
はじめに
第1章 人生は「何をやらないか」で決まる
「意思エルネギー」を使い、中流の一般庶民がエリートに勝つには?
第2章 時間に振りまわされないために、やらないこと
怠け者でも働き者に断然勝てる!
第3章 人間関係で悩まないために、やらないこと
イケてない自分がイケメンに勝つには?
第4章 お金に支配されないために、やらないこと
貧乏人が金持ちに勝つには?
第5章 常識に束縛されないために、やらないこと
世間の常識を覆し、大逆転するには?