窪 美澄「ふがいない僕は空をみた」

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兵庫県 大乃国信夫

窪 美澄「ふがいない僕は空をみた」

この本の感想

つながりのある短編集ですが、第1章の「ミクマリ」が、
R-18文学賞を取られただけあってキョーレツ。
ここでやめた人も多いかな、と思います。
ここを乗り越えれば、通しのテーマ、母が見えてくる。
母になるかも、母になりたい、母とはこうあるべきなど様々な女性が登場。
でも、どんな母親像を目指そうと、女性は「母なのだ」が私の結論。
子供がいようといまいとね。
読後、女性の大きさに比べておのれの小ささにため息をつき、
地下鉄のホームで読了したのですが、
空の見えない天井を見上げたのでした。

この本との出会い

Facebookの読者グループに参加しており、広島在住の可愛い友人がいます。
本の書評はハラハラドキドキのあらすじ紹介というより、
読後の感想を自分なりの言葉で表す人。
窪美澄さん好きな彼女のこの作品の書評の最後に、
「私もやはり読後思わず空を見上げた」との感想を書かれたのが気になって、
速攻で購入したのです。
先の地下鉄の下りは彼女のパクリです、ごめんなさい。

お母さんとの想い出

おしめが取れない、なかなか歩かないなど、幼き頃から人より劣ったことばかり。
劣等感の塊の思春期もありましたが、いい年していまだにノホホンとしてるのは、
母が幼き頃の私のできないことを嘆かず、否定せず、おおらかに育てていただいたおかげ。
これが思い出と言えるかな。
もちろん大きくなってからは叱られ通しなこともあるし、
いまだ独身な私、母親に子供の老後を心配させる不甲斐なさ。
空を見上げるしかないのです

2009年「ミクマリ」で第8回R-18文学賞大賞を受賞し小説家デビュー。
2011年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)で第24回山本周五郎賞受賞、第8回本屋大賞第2位。
同作はタナダユキ監督により映画化され、第37回トロント国際映画祭に出品された。

新潮社が主催する公募新人文学賞である。
女による女のためのR-18文学賞ともいわれる[1]。2002年から
応募者は女性に限られており、また選考委員の作家や下読みにあたる編集者も女性のみとしている。当初は、性について描かれた小説を対象とし、
女性のためのエロティックな小説の発掘を目指していたが、
第11回より「女性が性について書くことは珍しいことではなくなり、
性をテーマにすえた新人賞としては一定の社会的役割を果たした」との理由で、
募集作品を「女性ならではの感性を生かした小説」と改めた
(官能をテーマとした作品も引き続き受け付ける)。
第14回からは、選考委員に友近が加わり、友近賞が新設される[2]。
最終候補作はウェブ上で公開され、選考委員の合議により選出する大賞と、
ウェブ上の投票により選出する読者賞を設ける。
受賞作は、『小説新潮』『yom yom』に掲載されている

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