マーガレット・ミッチェル 「風と共に去りぬ」

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福岡県 うぐいす亭おかき
マーガレット・ミッチェル 「風と共に去りぬ」

「風と共に去りぬ」の魅力
魅力はなんといってもスカーレットとレットバトラーです。
スカーレットは、わがまま放題で男の人をとっかえひっかえ
更に人の恋人も平気で奪うような悪女です。
倫理的には完璧にアウトですが、自分には絶対にしないし出来ないだろうことを
やってくれる痛快さがあります。
それでいて初恋の王子様ひとすじな乙女チックさも持っており可愛いのです。
この思いは報われないのですが…。
最初の夫が亡くなった時も黒い服が嫌だとダダをこねたり、パーティで踊りたがって、
とうとうレットと踊ってしまったり、世間のモラルを簡単に破ってくれます。
そんなスカーレットですが、南北戦争の後で食うに困った時は、
なりふり構わずクワを持ち農作業をしたり男性顔負けに商売をしたり
たくましく一家の大黒柱となる力強さを持つのです。美しくも生き生きとした女性です。
そんな可愛い悪女スカーレットの危機の度にさりげなく現れるのがレットバトラーです。
このレットバトラーは今で言うところの「ちょい悪オヤジ」です。
自信家でたくましく、策略家で金儲けにたけています。
皮肉屋で口も悪いがロマンチックな優しさを見せたり。
私はすっかりレットバトラーに恋してしまいました。
この二人について語り始めると止まらなくなりますねぇ。
とにかく、自分には出来ないことをヒョイっとやってくれるから、
アドレナリンを大放出させられるんです。
この作品を翻訳でなく英語のままで読みたいというのも一つの目標で英語が好きになりました。
その延長で大学も必然的に英文科を選びました。

「風と共に去りぬ」との出会い
テレビの洋画劇場で映画をみたのが最初です。
なんて天然色なゴージャスなんだーっと心に残ってまして、本屋さんで探したら、
表紙を飾るビビアンリーの美しさと強い瞳に射すくめられました。
即、購入して貪るように読みました。

中学時代の思いで
小学校高学年に「赤毛のアン」にはまり外国に憧れるようになってたのですが、
「トムソーヤ」そしてこの「風とともに去りぬ」にはまったために、
すっかり外国かぶれな中学生でした。
音楽も外タレのロックを聴いてるし、授業では英語が大好きでした。
普段は歩きで登校なのですが、夏休みや土日は自転車で部活動に行く為行動半径が広がりまして、部活動の後に自宅とは逆の方向まで自転車で出かけて冒険気分を味わって
小説に出てくる風景っぽいところを探して見つけるとお気に入りの場所だと
心の中で認定して何度も出かけるような今考えるとイタイ子でした。

原作/映画とも、ラストシーンでのヒロインのセリフがこの言葉です。
Tommorw is another day.

マーガレット・ミッチェルの原作は1936年度に小説部門でピューリツア賞を受賞。
映画化された作品は、世界の映画史上、永久に記憶される、上映時間3時間42分にわたる超大作。

マーガレット・ミッチェル曰く、物語の主題は「Survive」-生き残る-とのこと。

そしてラストシーンのこのセリフは、このようなつながりで出てきます。
(運命が全てを打ち崩し、風と共に全てを失い、地面に突っ伏して泣いた主人公は、
立ち上がり、去っていった恋人のことを思いながら)

タラ(故郷の町の名前)があるわ。
故郷よ。
故郷へ帰るの。
そして彼が戻ってくる方法を考えるわ。
「明日という日がある」

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