「やかまし村シリーズ」 アストリッド・リンドグレーン

「子どもの頃に読んだ本たちに、強烈な魅力を感じます」

ホンスキーズBOOK おすすめの児童文学

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・この本の魅力

やかまし村の、たった6人の(後にオッレに妹が生まれて7人になる)子どもたちの生活がうっとりするほど素敵です。

窓越しに手紙をやりとりしたり、ほし草置き場で眠ったり、ソリの競争をしたり、子ヒツジを育てたり、遊び小屋を作ったり。

 真っ暗なほし草置き場で女の子たちがおびえながら眠る様子はとても気持ち良さそうです。

 

 ・この本との出会い

6歳の誕生日に、当時高校生だった若き叔母がプレゼントしてくれました。

初めての姪が可愛かったらしいです。

 

・児童文学の魅力

 子どもの頃に読んだ本たちに、強烈な魅力を感じます。

大人になってから初めて読んだ児童文学では、そこまでのワクワクはありません。

経験が乏しい子どもだからこそ、児童文学からどんどんイメージが拡がり、それが魅力になるのかなと思います。

受け手の感性が未発達な方がいいのかも。

魅力なんて考えたことがないので、とんちんかんなことを言ってるかもしれません。

 

 

作者のアストリッド・リンドグレーンはスウェーデンの作家

「子どものしつけに暴力は不要」

『長くつ下のピッピ』を生んだ作家リンドグレーンは,1978年にドイツ書店協会平和賞授賞式で力強く訴え、その提言は世論を動かし,スウェーデンでは,世界ではじめて子どもへの体罰を禁止する法律を定めるきっかけにもなりました。

子どもとかかわる全てのひとを希望へと導く名演説の「暴力はぜったいだめ」も本となっています

 

 子どもの気持ちをすくいとった児童文学作家で原稿や手紙は、すでに世界記憶遺産に。

 子どもに自分で道を切り開く力を求めながら、敷いたレールに乗せていないか?

大人が描く理想の子ども像を押しつけそうになったら、スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの物語をお勧めします。

 作家デビューは懸賞小説で、パートで働く37歳の主婦だったリンドグレーン。

その後生み出された数々の作品は90以上の言語に翻訳され、発行部数は1億5千万部にのぼります。

いたずらっ子のエーミル、プチ家出を決行するロッタちゃん……。

幼い主人公たちは理屈や思いをはっきり口にし、行動に移します。

頭でっかちな大人が立ちはだかる一方で、とことん味方する大人もそばにいます。

 「よい文学は子どもに世界での居場所を与え、子どもの心の中に世界を創造する」という本人の言葉通り、切手集めを趣味にするような目立たない子にも光が当てられました。

 

代表作となった「長くつ下のピッピ」は1945年、世に出ます。

船長の父は行方不明で、ピッピは9歳にして一人暮らし。

馬を持ち上げるほどの力持ちで、学校にも行かず、大人と対等に渡り合います。

 「こんなことができたら」という憧れを体現するピッピは、たちまち子どもたちの心をつかむ一方で、教育学の学者は新聞紙上で「まったく不自然な女の子は、読者の精神を引っかく不快な感覚以外のなにものでもない」と批判。

これに「すべての限界やしきたりを破るむこうみずな天才」と擁護する学者も現れて、教育論争に発展しました。

弾むような物語の背景には、「安心と自由が私の子ども時代を幸いなものにした」という自身の経験があります。

 お話が上手な父親と働き者の母親のもと、畑の手伝いをしながら、農場を遊び場に育つリンドグレーン。

「遊んで遊んで“遊び死に”しなかったのが不思議なくらい」

 

牧場に咲く野バラの香り、子牛の舌の感触。

五感が覚えていたことを作品に投影しています。

「私は私自身のなかにいる子どもを喜ばせるためだけに書いてきた」

そんな一冊を子ども時代に戻って読んでみませんか。

 

 

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