「十二人の死にたい子どもたち」 冲方丁

LINEで送る
Pocket

「みんなで実行するのではなかったのか?」

 

ある自殺サイトで集まった12人の10代の子どもたち。

場所は使われなくなった病院。
あらかじめ知らされた暗唱番号で中にはいり、
金庫の中から順番に1~12の数字を手に取り
地下の「その部屋」に行く。
最初に「2」番のケンイチが部屋に入るとベッドが12台
丸く並べられて、ベッドの上には番号の書かれた紙が置いてあった。
ケンイチが2番のベッドに行くと隣の「1」番のベッドには
すでに少年が横たわっていた。
「みんなで実行するのではなかったのか?」
そして全員集まると1人増えて13人に!!
「1」番のベッドの少年は一体誰なのか?
誰が連れて来たのか?
サイトのセキュリティの問題?
参加者の誰かがこの日の事を少年に喋ったのか?
疑惑が広がる中、サイトの管理者サトシが
このまま実行に移すか裁決をとる事を提案する。
原則は全員一致。
気が変われば出ていってもOK
挙手で裁決を取った結果「11対1」
そこから議論が始まった。
全員一致の結論は…。

 

 

「天地明察」「光圀伝」など時代小説がベストセラーの冲方さんの現代長編ミステリーです。

話が進む中で12人の背景がわかってきます。
そして、其々の「死」に向かう気持ちが伝わってきます。
特に10代は敏感な時期。
自分は生きている価値があるのか…。
こんな毎日が続くなら…。
そして1人だと実行できなくても仲間がいれば…。

この本は特設サイトがあります

http://hon.bunshun.jp/sp/12nin

 

私も幼い頃(8~9才)自殺願望が強く、どうしたら楽に死ぬことができるのかを考えていました。

私は両親が離婚し母方に引き取られたのですが、その母も小学3年生の時に家出をしたため、祖母にそだてられました。

その祖母にも養女に出されかけたために「私はいらない子?」「見捨てられる」と無意識に刷り込まれました。
この事はつい最近まで…いえ、今も私の恐怖となっています。
本に出てくる子ども達は私より厳しい現実を生きています。
その現実の中では一人ぼっちなのです。
だから「死」を選んでしまうのかも…。
13番目の少年についてのミステリーや1人ひとりの背景や性格など時間を忘れて読んでしまいました。

 

インターネットラジオゆめのたね放送局

関西チャンネル 日曜朝8時~8時半

「ホンスキー倶楽部」

パーソナリティ ぐーりん

http://www.yumenotane.jp/ 

フェイスブック(ホンスキー倶楽部) 

https://www.facebook.com/honsukiikurabu.yumenotane/

 

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

LINEで送る
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください